[CML 033488] ガザ問題
Yabuta Tohru
ynntx at ybb.ne.jp
2014年 8月 28日 (木) 23:14:07 JST
藪田です。
先日、高橋和夫放送大学教授:中東問題の専門家の講演を聞きに行きました。
この先生は、割と具体的事例を出して、わかりやすく解説してくれるところがいいです。講演の中で、新しく知った知見があります。
一つは、ガザ報道でBBCが、イスラエル寄りだとして抗議デモが、起きているそうです。BBCは、戦争報道では、きわめて公正に報道していたことで歴史的にも評価されていましたが、報道のコメントの取材源がイスラエルばかりだとして、抗議行動が起こっています。
このことは知りませんでしたが、SNS経由でこの運動が広がったそうです。
もう一つは、米国内で、Jstreetというロビー団体の動き。イスラエル系ロビーは、全部極右ばかりですが、パレスチナ・イスラエル平和共存をめざす新たな動きです。
ワシントンには、AstreetやBstreetという通りあるそうですが、Jstreetというのはなかったそうです。もちろん、JはJEWS(ユダヤ人)を意味しているわけです。
28日に、BS世界のドキュメンタリーで「Jストリート
~米ユダヤ人社会の新たな道~」で放送されるそうです。NHK視聴でない方も、しばらくすると、youtubeにアップされることもあります。
この、2点が新たな知見です。
Jストリートは、本日放送なのでぎぎりですいません。
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BBCのガザ報道に対する批判デモ
https://www.youtube.com/watch?v=qJXDXWNXoiM
wikipedia Jstreet
http://ja.wikipedia.org/wiki/J_Street
NHKBS 世界のドキュメンタリー
Jストリート ~米ユダヤ人社会の新たな道~
2014年8月28日 木曜深夜[金曜午前 0時00分~0時50分]
アメリカのロビー団体・Jストリートは、イスラエルの未来はパレスチナとの2国家共存にあり、その実現には米政府の積極的関与が欠かせないと訴える親イスラエル派ロビー団体。しかし、ユダヤ系の有力ロビー団体AIPACには反イスラエル組織と見なされている。保守的なユダヤ系の指導者や有力者にとって、Jストリートの主張はイスラエル批判としか映らない。一方で、イスラエルによるパレスチナ自治区の占領は非民主的だと考え、2国家共存に賛成するユダヤ系アメリカ人が多数存在することも事実。代表のジェレミー・ベン・アミは、イスラエル政府の方針を全面的に容認することこそが「親イスラエル」であるという既成概念を変えようと日々奮闘。地道な活動で賛同者を増やしてきた。
2011年、国連安保理に提出されたイスラエルの入植活動を非難する決議案を、AIPACなどが激しく非難したのに対し、Jストリートはオバマ政権に決議案を支持するよう要請。これをきっかけに各方面からJストリートへの批判が集中する。
信念を貫くことと、世論を変え外交政策に影響を与えるというロビー活動の目標の間で揺れ動きながらも、一歩ずつ前進しようとするJストリートに密着する。
原題:J Street: The Art of the Possible
制作:Winikur Productions (アメリカ 2014年)
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