[CML 033486] 希望のまち東京in東部第14回市民カフェ

林田力 info at hayariki.net
2014年 8月 28日 (木) 21:45:47 JST


希望のまち東京in東部は2014年8月7日、第14回市民カフェを東京都江東区東陽の希望のまち東京in東部事務所で開催した。希望のまち東京in東部の江東区長宛陳情「若者の自立支援政策を目的とした区内の空き家の実態調査とそれに基づく施策策定の陳情」に対する回答を報告した。また、様々な話題が議論された。

 東京都の最低賃金は869円である。求人情報誌には最低賃金ギリギリの求人が出ている。いつも求人情報誌に掲載されている。

 放射能を測定した。ほとんど0.1マイクロシーベルト程度で、高くなかった。人が寄り付かない場所で落ち葉が蓄積されているようなところは高かった。被災地の瓦礫処理は何だったのか。東京では焼却場で測定し、影響がないことを確認している。もともと放射能の高くない瓦礫を受け入れるという話であり、当然と言えば当然である。

 大阪や北九州市など遠方で処理する意義はあったか。すぐに瓦礫をどかすためには広域にならざるを得ない。手を挙げた自治体だけが行っているために色々な議論が生まれる。北九州市は暴力的な瓦礫受け入れ阻止行動で話題になったが、スマートシティでは先進的な取り組みしている。大阪の橋下徹さんも脱原発運動からはバッシングされても、脱原発の思いがある人物であることは確かであり、被災地のためにできることをやりたいという思いがあるのだろう。

 被災地瓦礫の広域処理によって福島と他の地域の比較がしにくくなることを狙っているとの説がある。焼却場周辺の測定結果がある以上、それは難しいのではないか。ただ、焼却場にはダイオキシンなど放射能以前に問題がある。地域に密着した住民運動では生活ゴミの焼却でも健康を害するとの反対運動がある。被災地瓦礫だからということではなく、焼却場が地域のゴミだけでなく、被災地瓦礫も焼却するためにフル稼働した結果、焼却場周辺で健康を害する人が増えたということはあるかもしれない。

 葛飾区では市民活動支援センターの民間委託を止める、それによって市民活動支援が後退するのではないかとの懸念が出ている。通常とは攻守ところを変えた問題である。地域コミュニティー施設となり、名称が市民活動の支援になっていない。葛飾区は現在の事業者に落ち度はないが、独自事業の瀬いかがなかったと説明する。葛飾区の説明会は最初の頃は資料一枚出さなかった。9月議会で審議される。利用者側にも協議会を作る動きがある。

 北千住のシール投票は江東区亀戸と比べると参加者は少なかったが、シールは同じくらいの数が集まった。オープンキャンパスのお陰である。江東区は越中島の東京海洋大学や豊洲の芝浦工業大学がある。東部から集まる上では不便であるが、新住民が多い地域である。新住民の政治動向は、行政改革や税金の無駄遣い阻止など第三極と親和性が高い。一方で左翼アレルギーのようなものも少なく、ニュートラルに支持するものは支持するのではないか。

 介護政策は希望のまち東京in東部の三本柱の一つである。伝統的には老人福祉と言えば「特養ホームを増やせ」となる。しかし、江東区も特養ホームを作っている。舛添要一都知事も選挙で「特別養護老人ホーム、ケア付き住宅等の高齢者向け住居の増設」を公約として掲げた。「特養ホームを増やす」では差別化にならないのではないか。宇都宮健児候補は都知事選で「24時間型巡回型在宅ケア」を強調する傾向があったが、特養ホーム一本槍に対する差別化になる。

また、施設介護が本当に望まれる解決策であるか。高齢者は施設を望んでいるのか。待機者が増えているとの説明はよく聞くが、自宅で過ごしたいという人もいる。「自宅で暮らしたい」は自分が健康だから言えることで、要介護状態になったら別の考えになるかもしれない。当事者の意見を聞きたい。

 国は安上がりにするために在宅介護を進めている。それは介護離職など社会的損失を生じている。国の進め方に反対することは正しいが、それとは別に高齢者や家族にとって何が望ましいか考える必要がある。

 特養ホームに入れることは重症になった最後の手段という意識がある。介護すると普通の仕事ができない。在宅介護は家族に協力者がいないと無理である。老老介護の方が実は成り立つ。近所は高齢化している。

 要介護者が家で倒れたなど緊急時に連絡が来るようなシステムが欲しい。民間サービスでは実現している。自治体が補助できないか。介護保険の標準外メニューを区で提供する。

 至れり尽くせりの介護は逆に体の機能を退化させる。ある程度は自分でやらせた方がいい。リハビリは簡単ではない。現状維持で精一杯である。リハビリしなければ急速に衰えていく。
http://www.hayariki.net/tobu/cafe14.html
 在宅介護を中心にするならば、ホームヘルパーなど色々なサービスを利用できるかである。急な依頼にはホームヘルパーの人のやりくりができない。予めシフトを組んでいる。緊急の依頼に応じられるようにするならば遊軍的な存在を確保しなければならない。それは民間事業者の経営上厳しい。

 地方政治の関心が低い。区議会便りを読んでいる人はどれだけいるか。地方政治で何をやるかも分かっていない。葛飾区議会では公明党議員が空き家を貸す側と借りる側のマッチング支援を提言した。葛飾区は『キャプテン翼』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のキャラクターの銅像が多い。漫画で街おこしをしようとしている。 

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林田力(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者)
http://hayarikit.dousetsu.com/



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