現代の若年層を取り巻く状況が「若者も含めた」という一般的な施策で救済されるほど生易しいものかという疑問である。たとえば労働問題においてもブラック企業という若者言葉で認識しなければ捉えられない状況が起きている。従来型の労働運動はブラック企業の問題意識が抜け落ちており、運動側がブラック企業という問題意識を持つことによって初めて若年層に意味のある存在になった。もし労働運動がブラック企業という言葉を使わず、左翼教条主義的なアジテートを繰り返すだけでは若年層にそっぽを向かれたままだろう。 -- 林田力(『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』著者) http://www.hayariki.net/ http://hayariki.zero-yen.com/