[CML 033238] 川崎市教委は実教出版の高校日本史Aの採択を拒否

Teruaki Yatabe teyata at u01.gate01.com
2014年 8月 18日 (月) 21:28:27 JST


川崎市教委は実教出版の高校日本史Aの採択を拒否

教科書採択制度を完全に無視した暴挙! とうとう川崎市教委も文科省、県教委そして組長(福田市長、市議会)の圧力に屈し、「実教出版潰し」
の策動に加わりました。 「新教育委員会制度」を先取りした川崎市教委事務局の動きを注視しましょう。

「川崎市教委は8月17日におこなわれた27年度使用教科書採択会で実教出版の高校日本史Aの採択を拒否」

市教育委員会は8月17日、高等学校教科書採択において市立橘高校(全日制)と高津高校(定時制)があげた選定候補の実教出版の高校日本史Aの
採択を拒否両校に対して再選定を求めることを決定しました。

仕組まれた不採択劇:教科用図書選定審議会の付帯意見を理由に審議に入り、主役は「大根役者」である中本委員が事務方が作り上げたであろう
シナリオでみごとな演技、間髪置かずに文科省の代理人吉崎委員、そして今年福田市長が送り込んだ濱谷委員が実教出版教科書を
川崎の「子ども?」達にふさわしくない教科書と断罪。

特に笑えるのは今までの審議の過程で「地域(川崎)に則した」と最も重視してきたはずなのに、工業都市として発展してきた川崎をつくりあげ、
そして川崎の「在日朝鮮人」の歴史を理解する上でもっとも身近なテーマである「多摩川の砂利採掘」を実教出版が取り上げられていることを
「子ども?」達には馴染みがないと断罪していることです。

★★以下は私同様傍聴された方からのアピールです★★

川崎市教委が「高校日本史教科書採択で2校が希望した実教出版を認めず、再考を求める」暴挙!!

横浜市立・県立高校に続く不当な排除です。大至急この情報を拡散し、抗議行動を開始しましょう。
                          
8月17日午前10時から開催した川崎市教育委員会臨時会で10校の川崎市立高校教科書の採択審議で、市教委は2校が希望した実教出版日本史Aの
教科書を認めず、2校に再考を求めることとし、他の日本史教科書を希望した高校については、希望通り採択を決定しました。

川崎市教委が、各高校の採択希望教科書を認めなかったのは初めてのことです。高校日本史教科書については、2012年から東京都や神奈川県、
横浜市の教育委員会で、実教出版の日本史教科書を排除するための不当な手続きが行われ、今年度も混乱が起きています。

川崎の場合も、採択のための教科用図書選定審議会答申で異例の抽象的な付帯(補足)意見がつきました。そのことにより、教育委員会の審議では、
再考を求めるにあたって教科内容の一部分を取り上げ、十分な資料と時間を取ることもなく、内容審議不十分で差し戻しが決められてしまいました。

文科省の検定に合格し、使用にあたって適正と判断された教科書について、教育委員会がその内容が不適切であるとするのは、二重検定を行うことであり、
権限を逸脱する行為といわざるをえません。なにより教科の専門性や生徒の実態を最もよく知る現場の先生方が最適と判断した教科書を、生徒が使えないのは、
教育条件の悪化というほかありません。

この日の傍聴には、10時から多くの参加がありました。しかし、小学校の採択がきまった午後の段階で、多くの傍聴者が退席しました。
高校教科書の採択の論議は、その後に行われました。



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