[CML 033020] 【毎日新聞】 ガザ攻撃:中止訴え200人行進 占領・封鎖の問題も−−京大・岡教授 /京都
uchitomi makoto
muchitomi at hotmail.com
2014年 8月 6日 (水) 12:47:48 JST
ガザ攻撃:中止訴え200人行進 占領・封鎖の問題も−−京大・岡教授 /京都
毎日新聞 2014年08月05日 地方版
http://mainichi.jp/area/kyoto/news/20140805ddlk26040559000c.html
イスラエルのパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃・虐殺に反対する緊急集会とデモが2日、京都市であった。ミサイルなどで子供や女性らが殺され、住宅街が破壊されている状況を京都大大学院の岡真理教授が報告。今回だけでなく、イスラエルが国際法や国連決議を無視して続ける占領・封鎖という抑圧的暴力の問題を再認識した。
NGO主催の緊急集会に約100人が参加。岡教授はa人口180万人のガザ地区の死者が1400人に達した時点で、日本の人口換算で9万3000人になる深刻さを伝え、イスラエルによる「ジェノサイド(集団殺害犯罪)」と批判した。
前提として、1967年から軍事占領を続け、2006年ごろから完全封鎖で住民の基本的人権を奪ってきた問題を指摘。子供の栄養不良が5割に及ぶなど、封鎖は人々の生命を損なう「緩慢なジェノサイドだ」と形容し「許しているのは国際社会であり、私たちでもある」と訴えた。
日本政府についても、先月23日の国連人権理事会のイスラエル非難決議案で棄権するなど「共犯者とも言える」と指摘。昨年にはイスラエルも購入を予定する最新鋭戦闘機F35の日本製部品の輸出を当時の武器輸出3原則の例外とし、今年4月には武器輸出を緩和する新3原則を策定、5月にイスラエルと軍事協力強化を合意したことを踏まえ、「日本も開発に協力した兵器が使われるかもしれない」と懸念した。
集会後には参加者らも加わり、中京区の河原町通を計約200人の市民がデモ行進した。ガザ地区出身で同志社大大学院グローバル・スタディーズ研究科博士課程に在籍するイヤース・サリームさん(53)は「今日のデモは日本の良心。ガザにいる友人や家族に伝えると喜んでくれた」と話し、「まず真実を理解してほしい。パレスチナは正義、人権、尊厳のために闘っている。自由を求めるシンプルな問題なのだと分かってほしい」と訴えた。【太田裕之】
CML メーリングリストの案内