[CML 032989] <テント日誌8月3日(日)―2日(土) 経産省前テントひろば1058日目、商業用原発停止319日目>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2014年 8月 5日 (火) 08:14:34 JST


(転送します)

テント日誌 8月3日(日)
経産省前テントひろば1058日 商業用原発停止319日

暑い日差しにめけず座り込み昨日の七夕祭りには80人の人が集まり、提供した食べ物も好評だったと聞いた。それに比べ今朝のテントは打って変わって静か。 今日も六本木の早朝太極拳に参加したというTさんが寄ってくれていた。正清さんが現れて安心して泊まりの人が帰った後、バイクでポリタンクに満杯の水を運んでくれた方がいる。水汲みに行くのも大変でしょう。水道水ですが、手洗いなどに使ってくださいとのこと、優しい心遣いに感謝です。 昼過ぎ新宿のデモに行くというTさん達がトラメガを取りに来た。お昼寝していた乱さんもボードに反戦川柳を書いて新宿へ向かう。残ったのは正清さん、A子さん、Tさんと数名だけ、暑さのせいか雀さんたちもやって来ない。 官邸の方向にもくもくと成長する入道雲を眺めながらおしゃべりを楽しんで座り込む。猛烈に暑いが、テント裏の木の枝が3年近く経てこんもり繁り日陰を作ってくれるので助かる。 沢山のお菓子を抱えてやってきた女性や名前も告げずにカンパを下さった通りがかりのご夫婦、観光バスの中から思いっきり手を振ってくれる人などに励まされ、テントに座っている事ぁ
N意義を感じた。 毎日来てくださるM子さん、第2テントのHさんが見えたので4時半ごろテントを後にした。
(I・K)  

4日間連続の九州電力抗議行動

 3日午後に「ガザの人々を殺すな!8.3新宿デモ」に参加した。真夏の猛暑の中、600人で新宿駅周辺を練り歩いたら、沿道の人々も理解を示してくれた。
特に、実行委が用意してくれた長い白紙帯(ガザの犠牲者の名前をリストアップした紙の貼合わせ)を8人程で持ち歩いたら、信号待ちの人も共感を示していた。 
 その後、テントに戻ってみると、「九州電力への抗議行動に行ってきます」の書置き。8時頃に現れたSさんほか3名がテントに戻って、次の話。
〜本日有楽町九電東京支社に声を届けてきた、明日も月曜行動をする、明後日はK.Tさんがやる、そして水曜は再稼働阻止全国ネットワークがやるので、
九電(東京支社)に対して4日連続の抗議行動になる。
川内原発の再稼働にNOを強く訴えよう〜

次の連続行動のどこかにご参加を。
○月曜定例会(8月4日(月))
★夕の部:九州電力東京支社抗議 17時半〜19時頃までhttp://goo.gl/YngAF7  
★夜の部:関西電力&中部電力各東京支社抗議 19時半〜21時 
主催:#月曜定例会 (中継)http://goo.gl/9DVyp
○『川内原発再稼働許すまじ!九州電力東京支社抗議行動』
8月5日(火)17時半〜19時
九州電力東京支社前(千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビルヂング北館7F)。
川内原発再稼働断固許すまじ!原子力亡者の巣窟「九州電力」に抗議の声を!
※火炎瓶テツと仲間たち
○川内原発再稼働をやめろ!九州電力東京支社抗議行動
一年を超える国内原発稼働ゼロをつぶすな
8月6日(水)17時〜18時
九州電力(株)東京支社(JR有楽町駅日比谷口下車)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
(続いて、18時半から東電前抗議行動)
(K.M)


テント日誌 8月2日(土)
経産省前テントひろば1057日 商業用原発停止318日

少し季節外れの感のする七夕祭だったが…

 あまり催し物がおこなわれなくなってきているテントである。テントも1000日を超えて気分的な疲れが浸透しているのか、テントでの催し物も少なくなってきている。この暑さのなか、そんなことに身体は動かないということかもしれない。世の中は夏祭りの季節も経て、お盆も近いのだけれど。こんな中で開かれた七夕祭りだった。旧暦ということでこの日になったのであって、季節外れにしたわけではない。

これには、歌(音楽)あり、詩の朗読あり、語り(講談)もあって愉しかったが、それ以上に冷えたソーメンやスイカ・マンゴー・ナシ等が美味しかった。野外でとか、多くの人とかいつもと趣が変わると食べ物は美味しくなる。僕も割と料理をすることが多いが、やはり手慣れたやり方になってしまいがちである。趣を変えるというのはなかなかやりにくいことだ。

日本の祭りではむかしから神と共食することが大事なこととしてあるが、日常とは違う飲み食いを人は楽しみにしてきたのだと思う。みんなで飲んだり食べたりする楽しさが根にあったのだが、それは生活とまた深く結びついていた。現在では外食産業も発達し、外で食べる機会は増えているが、かつての祭りに因んだ共食の良さや楽しさを伝統として受け継いでいいのではないのか。

かつての祭りは日常(生活)から発した精神を発現(原初のエネルギー)があった。現在の祭りは形(形態)はともかく、原初のエネルギーは失われつつある。それを決定的にしたのは経済の高度成長による農本的社会、あるいは村落共同体の解体であった。これは農村や村落にだけ関係したことではなく、都市における農村的なもの、あるいは地方的なものの解体や変質としてもあった。
高度成長と都市化の進展が農村的なものも解体を進展させたことは疑いない。もちろん、だからと言って、それはまた簡単に復活や再性されるとは思えない。僕らが原初のエネルギーの失われて行く祭りを歎き、かつての祭りに郷愁を抱いたにしても簡単に復活することも再性することもないのは明らかだろう。

これは文明の転換と呼ばれる現在と深く関係することだが、転換を構想し、イメージすることが困難な所業であることと関係している。転換とは過去の復活でも再性でもない。それを前提にして過去の重要さの大事さも見えてくる。未来は過去の発見や再性を不可欠とするが、それは単純な復活でも再性でもないものとして出てくる。ここが難しいし、大切なところだ。

僕らは現在の文明の転換を直観しており、これを不可避であると認識している。この転換の過程的な道(構想やイメージ)は簡単には描けないが、僕らは考え続けることでこれを発見し、創出して行く以外に道はないと思っている。この過程的な道を実際に歩み、構想化しえるとしたら二つの方法をとるしかない。一つは前向き(政治経済的)な方法で考えて進む道だ。もう一つは後ろ向きになって前に進む文学的。文化的な方法である。脱原発―反原発の社会を構想し、イメージを構築するためには政治経済的な分析が重要だが、それと同時に文学的、文化的な社会の探索が不可欠だ。
これは多く後ろ向きに過去の社会の探索になるが、そのことで未来が見えてくることがある。自然な原初の社会への視線が向くことで未来が見えてくるのだ。脱原発後の社会の構想やイメージは政治経済的にだけでなく、同時に文学的、文化的な視線から出てくるものが必要なのだ。二つの方法で未来の道を創出するしかない。

祭りは文学的、文化的に社会をみる契機というか、媒介である。僕は祭りが好きなのだが、そういうものとして考えている。脱原発や反原発のためには文学的、あるいは文化的なものが不可欠であるという場合にそれは様々の形で存在する。このテント日誌でも提起された共同体の問題も僕はそういう文脈で考えている。大きな視座では共同体的なものだが、祭りもそうしたものの一つである。

最後に、七夕祭りを準備していただいた皆さんに感謝をしたい。久しぶりに愉しかったのは参加者全部が感じたことと思う。(三上治)


テントからのお知らせ

8月6日広島の日に東京では九電と東電に抗議する。在京の方は是非予定を。
【行動1】川内原発再稼働をやめろ! 九州電力東京支社抗議行動
日時:8月6日(水)17時〜18時
場所:九州電力(株) 東京支社 電話 03-3281-4931  〒100-0006 東京都千代田区有楽町1丁目7?1 有楽町電気ビルヂング北館7F  
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
【行動2】第11回東電本店合同抗議 東電解体!汚染水止めろ!柏崎刈羽原発再稼働するな!
原発再稼働は日本を滅ぼす
8月6日 (水) 18時半 〜20時
場所:東電本店前(JR・地下鉄新橋駅徒歩5分) 
よびかけ:経産省前テントひろば・たんぽぽ舎
賛同団体:東電株主代表訴訟ほか約101団体(7/24現在)

8月8日(金) 東京地検前・検察審査会行動
     12時 東京地検前集合(当初の地裁前集合から変更)
     13時 東電前行動(スピーチ・水まき等) 東電前『汚染水』打ち水抗議行動
     13時45分 終了

 


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