[CML 032972] 土地強盗シオニストの屁理屈――神は存在しないが、神はこの土地を我々に約束した
檜原転石
hinokihara at mis.janis.or.jp
2014年 8月 4日 (月) 08:48:18 JST
檜原転石です。
悪名高い石原産業の石原廣一郎は――「イギリスの植民地下での事業はうま味がな
い。俺はマレーシアからは引き上げる。今度戻ってくるときには、日 本軍を連
れて戻ってくる。」と言っているとか。
かように土地強盗は儲かるということで、入植地でのイスラエルの会社・ソー
ダ・ストリームが大もうけするのは必然です。
「聖書が土地台帳、神が不動産屋」(エイアル・シヴァン)のシオニストの土地
泥棒は、
「神は存在しないが、神はこの土地を我々に約束した」とか訳分からんこといって、
まあ宗教を適当に使って犯罪――土地強盗に利用します。
その土地にはずーっとパレスチナ人が住んでいるために、
必然的に土地強盗になり、パレスチナ住民を追い出す民族浄化作戦となります。
よって井戸への毒物混入、動物死骸の投げ入れも
放火なども入植者には必須の戦術にもなります。
■『イスラエルとは何か』(ヤコブ・M・ラブキン 菅野賢治・訳 平凡社新書
2012年)
頁201――
ワルシャワ・ゲットー蜂起の際に闘士であった父親を殺害されたあるユダヤ人の
娘は、のちに以下のような胸の痛む問いを投げかけています。
たとえパスティナ人たちが、〔かつてナチス時代にユダヤ人がそうされたよう
に〕 一列に並ばされて一斉に射殺されているわけではなく、一日に一人ずつイ
スラエル軍に殺されているだけであるからといって、私たちユダヤ人は、道義性
や正義 について思い煩う必要がないということになるでしょうか。ナチズムな
るものがユダヤ人にとって悪を裁定する際の唯一の基準になったからといって、
いかなる行為も、それが完全なまでにナチズムの複製でない限りにおいて道義的
に許容される、という意味になるのでしょうか。ホロコーストは、ユダ ヤ人の
道徳的感性にその程度のものしかもたらさなかったのでしょうか(イレナ・クレ
プフィシュ『不眠症患者の夢』、1990年)。
■[第16回]ユダヤ教徒がシオニズムに反発する理由
ヤコブ・ラブキン Yakov Rabkin モントリオール大教授(歴史学)
http://globe.asahi.com/meetsjapan/091019/01_01.html
日本人は、お寺に参拝しなくても「日本人」という民族的アイデンティティーを
持つことができる。だが、世俗化した東欧系ユダヤ人(アシュケナ ジム)は、
シオニズムによって、民族的アイデンティティーを持ち、欧州の反ユダヤ主義
(anti−Semitism)に対抗して少数者として の権利を主張できるようになった
のだ。イスラエルのある学者はこう述べた。「我々がこの土地を求める理由は単
純だ。神は存在しない。だが、神 はこの土地を我々に約束したのだ」と。この
発言はシオニズムが非宗教的な政治的主張であることをよく示している。
20世紀のドイツ系ユダヤ人の政治思想家ハンナ・アーレント(1906〜75)は、自
身もシオニストだったが、シオニスト国家の樹立には否 定的だった。彼女はイ
スラエルが建国された1948年の段階で、シオニスト国家を作れば、絶え間ない紛
争が続くと見ていた。60年後、事態は まさにその通りになっている。昨年暮れ
から今年初めにガザで起きたイスラエルの軍事行動は、彼女の見通した事態が現
実化したものなのだ。
日本人に理解してほしいのは、中東紛争はイスラム教徒とユダヤ教徒との宗教紛
争ではない、ということだ。実際には、両者は何世紀にもわたっ て共生、共存
してきた。一握りのシオニストが武力を行使して、そこにいた居住者(パレスチ
ナ人)を彼らの意思に反して、家から追い出した。武 力で国家を樹立したため
に起きた、極めて単純な人権問題なのだ。パレスチナ自治政府やハマスのせいで
紛争が続いているのではない。
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