[CML 031064] ウクライナ、クリミア情勢の見方(25)――小倉利丸さん(富山大学教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)の「ウクライナのLeft Oppositionの活動家によるマイダン運動に関する報告」前書きと訳出

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 4月 29日 (火) 19:03:32 JST


小倉利丸さん(富山大学教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)は、今回は、ウクライナ問題に関して、同国のLeft Opposition
という「ウクライナの左翼の少数派」(イギリス『LeftEast』編集委員会)のメンバーのひとりのZakhar Popovych氏がロンドンの英国下
院で行ったスピーチの訳出をされています。前回に引き続いてさらに小倉利丸さんの訳出を最新のウクライナ情報のひとつとして
ご紹介させていただこうと思うのですが、今回の小倉さんのZakhar Popovych氏の論の訳出紹介については私には少なくない疑念
があります。

その第1はZakhar Popovych氏はなにゆえに英国下院という場所でこの論のスピーチを行ったのかという疑念です。また、英国下
院はなにゆえに「ウクライナの左翼の少数派」のそのまたひとりにすぎないZakhar 
Popovych氏という人物をわざわざ英国下院にま
で呼んでスピーチさせたのかという疑念です。英国下院の議会がZakhar Popovych氏という外国人を招致してスピーチの機会を与
えたとは私には思えません。イギリスの法律に詳しいわけではないのでよくわかりませんが、私の政治常識から考えても、議会が
一般の外国人を招致してスピーチさせるという慣習はおそらくイギリスにおいてもないのではないかと思います。では、この「スピ
ーチは、ロンドンの英国下院で行なわれた」とはどういうことか? 私の想像では、日本でいうところの「院内集会」のようなものが
下院の一室で行われた。Zakhar Popovych氏はその「院内集会」(具体的には某政党の某議員)に招かれてスピーチをしたという
ことではなかったかと思います。そういうことなら理解できます。しかし、そうであるならばその旨注しておく必要があるように思い
ます。「スピーチは、ロンドンの英国下院で行なわれた」という説明ではZakhar 
Popovych氏はいかにも英国下院に招かれて演説
したというように一般には受け止められるでしょう。詐欺商法の説明のようなものに私はまず第1に疑念を持ちます(ほんとうに英
国下院でスピーチされたものであるならば私は自身の不明を詫びなければなりません)。 


第2にZakhar Popovych氏のスピーチの内容に疑念があります。Zakhar Popovych氏はスピーチの「スヴォボダが関与している新政
府を支持しない」の項では「重要な第二の点は、ロシアがクリミアから軍隊を撤退させるように圧力をかけることです。これは、正
統性のある国民投票と独立の承認においての前提条件です。(略)私たちはヨーロッパの左翼にクリミアへのロシアの侵略を支
持しないように訴えます」と述べています。こうしたスピーチを少数派(さらにその中のひとり)とはいえ果たして「ウクライナの左翼」
がするものか? 私には疑念があります。疑念はまだありますが、推測の域を超えるものではありませんのでこれ以上の疑念の
提起は控えておきます。

小倉利丸さんの「ウクライナのLeft Oppositionの活動家によるマイダン運動に関する報告」の訳出を以上の私の疑念を前提にして
ご紹介させていただきます(以下、強調は基本的に引用者)。

以下、省略。下記をご参照ください。

■ウクライナ、クリミア情勢の見方(25)――小倉利丸さん(富山大学教授。ピープルズ・プラン研究所共同代表)の「ウクライナの
Left Oppositionの活動家によるマイダン運動に関する報告」前書きと訳出(弊ブログ 
 2014.04.29)
http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-864.html


東本高志@大分
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