[CML 030888] Re: 岡田充「政党政治を拒否した台湾学生 立法院占拠からみえる新地平」

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 4月 18日 (金) 17:46:30 JST


立法院を占拠した学生たちの「政党政治」拒否の姿勢は、「各所に『政党を論じるのは止めよう』と印刷された小さなステッカーが
貼られている」という記事中の記述からもわかりますが、そうした学生たちの「政党政治」拒否の姿勢を「立法院占拠は、街頭行
動という直接民主に訴えた点で『アラブの春』をはじめ、タイ反政府運動、ウクライナ政変と通底するものがある」、あるいは「新地
平」などと単色系のフレームの色合いで「評価」してしまうことは正しいことか?

岡田充さんの記事を読んで、私が疑問に思ったのはそういうことです。

というのも、私は、浅井基文さん(元外交官、政治学者)の以下のような見方があることを知っていますし、そして、その見方は、
大筋で「当たっているだろう」とも思うからです。

      「ウクライナでは2004年にオレンジ革命が起こり、2003年のグルジアにおけるバラ革命、2005年のキルギスにおけるチ
      ューリップ革命とともに『カラー革命』と称され、2010年のチュニジアを起点とする、『アラブの春』と総称される中近東北
      アフリカ諸国における民主化運動とともに、日本を含めた西側(特にメディア)においては手放しに歓迎する受け止めが
      支配してきました。しかし、中国においてはむしろ慎重な受けとめ方が主流です。その原因として日本をはじめとする西
      側メディアが指摘するのは、共産党の一党独裁体制をとる中国としては、チベット、新疆などでの少数民族の分離独立
      運動に波及することを恐れているからだというものがほとんどです。そういう要素は確かにあると私も思います。 しかし
      客観的に見た場合、カラー革命は軒並み失敗していますし、アラブの春ともてはやされた民主化運動も、チュニジアを
      除けば、おおむね大きな困難に遭遇し、むしろ深刻な混乱、内部分裂に陥っています。(「民主(カラー)革命の評価 -
      ウクライナ問題における論点②-」浅井基文 2014.03.31)
      http://www.ne.jp/asahi/nd4m-asi/jiwen/thoughts/2014/592.html

      「私は人間の尊厳・人権・デモクラシーという普遍的価値の実現を目指すのが人類史の歩みだという確信を持っていま
      すし、日本においてはこの普遍的価値を実現することが現実の最大の政治課題(そのためには安倍政治・自民党政治
      に引導を渡すことが不可欠)だと認識しています。しかし、デモクラシーを実現している欧米諸国の歴史を見れば一目瞭
      然であるように、人権・デモクラシー(政治的市民的自由)を実現するためには、生存権の確立(経済的社会的文化的自
      由の実現)が欠かせないとも確信しています。『デモクラシーは多様な顔を持つ』というのが私の確信であり、欧米式デモ
      クラシーのみがデモクラシーだとする思い込みは厳に慎むべきだろうと考えるのです。」(同上)

ウィンストン・チャーチルの以下の言葉をもう一度反芻してみる必要はないか。そうも思います。

      「実際のところ、民主政治は最悪の政治形態と言うことが出来る。これまでに試みられてきた、他のあらゆる政治形態を
      除けば、だが。」
      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%81%E3%83%AB



東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/

From: maeda at zokei.ac.jp
Sent: Friday, April 18, 2014 9:03 AM
To: pmn ; 市民のML ; P-8 ; 無防備地域運動 ; all-rentai ; vaww-rac ; erd-net
; wam_ml
Subject: [CML 030880] 岡田充「政党政治を拒否した台湾学生 立法院占拠からみえる新地平」
前田 朗です。
4月18日

『領土ナショナリズムの魔力』の著者・岡田充さんによる、台湾情勢のルポです。

岡田充「政党政治を拒否した台湾学生 立法院占拠からみえる新地平」海峡両
岸論45号
http://www.21ccs.jp/ryougan_okada/ryougan_47.html



CML メーリングリストの案内