[CML 030808] Re: 「毒婦たち」への疑問

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2014年 4月 14日 (月) 00:42:34 JST


「外傷的事態は、「しばしば語りえないものをあえて語る」ために、ストーリーは、一般に、現像中の写真のように、もやもやしたもの
が少しずつ形をとってくることが多い。ここで、治療者があせってはよくない。好奇心が先に立つようではすべては失われる。治療者
内面の正義感はしばしば禁じ得ないが、治療の場の基底音としては、むしろ、慎ましい「人性(あるは運命)への静かな悲しみ」のほ
うがふさわしい!だろう。外傷はすべての人に起こりうることであり、「私でなくなぜあなたが」(神谷美恵子)とともに「傷つきうる柔ら
かい精神」(野田正彰『戦争と罪責』)への畏敬がなくてはなるまい。(略)私は木嶋佳苗被告は、性的虐待によって引き起こされた解
離性パーソナリティ障害(俗にいう多重人格)ではないか、と強く疑っています。「毒婦たち 」(上野・北原・信田)は、好著だと思います
が、執筆者たちが被告を、「目的」ではなく、自分の政治的主張のための「手段」として位置づけている側面がなくはないと思います。
正直言って、毒婦たち」には、被告に対する「静かな悲しみ」が不足している印象があります。」(熊田一雄の日記 2014-04-13)

上記、熊田さんのご感想はヒューマニストとしてまっとうなご感想だと思います。私たちはフェミニストである以前に(男・女である以前
に)ヒューマニスト(人間)であるはずですから。引用も勉強になりました。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
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From: 熊田一雄
Sent: Sunday, April 13, 2014 6:57 PM
To: ジェンダースタディーズML
Subject: [CML 030805] 「毒婦たち」への疑問

熊田です。

「毒婦たち」への疑問
http://d.hatena.ne.jp/kkumata/20140413/p1

熊田一雄 



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