[CML 030625] アフガンは今

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2014年 4月 3日 (木) 17:51:26 JST


 坂井貴司です。
 
 インドを植民地にしたイギリスと、中央アジアを支配する帝政ロシアの間に挟
まれ、かろうじて独立国家の道を歩んできたアフガニスタン。

 1970年代以降は王政から共和制へ、社会主義体制へとめまぐるしく体制が
変化しました。それは内戦になり、ソビエトの軍事介入を招きました。安定化を
口実にアフガンに侵攻したソビエトに対して、ベトナム戦争同様のアフガン民衆
の抵抗が起こりました。これをアメリカが軍事援助しました。アフガン民衆の抵
抗によってソビエトは疲弊し、撤退に追い込まれました。
 
 残った社会主義政権を打倒したイスラーム武装勢力は、泥沼の内戦を繰り広げ
ました。これを、インド、イラン、パキスタン、サウジアラビアが軍事援助した
ことで内戦は混迷を極めました。この状況を打破したのがパキスタンの支援を受
けた新興勢力タリバーンでした。タリバーンは内戦に疲れ切った民衆の支援を受
け、アフガンの大部分を支配しました。これでアフガンは安定に向かうものと思
われました。
 
 しかし、極端に厳しいイスラーム原理主義政策を行ったことで反発を招きまし
た。さらにアフガンに流れ込んだオサマ・ビン・ラーディン率いるアルカイーダ
が、2003年9月11日にアメリカで同時多発テロを行ったことで、アメリカ
と敵対しました。そしてアメリカと全面戦争に突入し、タリバーン政権は崩壊し
ました。

 アメリカの後押しで大統領になったカルザイのもとで、アフガンはようやく安
定するものと期待されました。しかし、カルザイの政治基盤は「首都カブール
(カーブル)の市長」と揶揄されるほど脆弱なものでした。アメリカ軍を中心と
する国際部隊が支えました。アフガンの政治の実態は、日本の戦国時代同様の地
方ボスが分割支配するものでした。タリバーンは武装勢力として健在でした。

 オサマ・ビン・ラーディンがアメリカ軍によって殺されました。
 これによってアメリカ軍を始めとする国際部隊は今年、撤退します。
 4月5日に大統領選挙が行われます。
 アフガンの今を報告します。

 NHK総合
 クローズアップ現代
 「“国家再建”はどこへ 〜混迷のアフガニスタン大統領選〜」
 http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei/

 放送日:4月7日
 放送時間:19時30分〜19時56分
 再放送:0時10分〜0時36分  
 
坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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