[CML 026712] Re: リベラル派の凋落と脱原発

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2013年 9月 23日 (月) 16:57:04 JST


前田 朗です。
9月23日

森永さん
林田さん

異論ではありませんが、もう少し丁寧に見る必要もありそうです。

たしかに、日本共産党は「平和主義」ではないでしょう。もともと憲法9条に反
対した唯一の政党ですし、今も「自衛隊活用論」です。「戦争する政党」の代表
格です。でも、9条の会を始め、現在の政治の中で果たしている役割は、やはり
平和の立場ですよね。

また、インターナショナルなプロレタリア運動だったはずなのに、なぜ日本共産
党があれほどナショナリスティックな「国民政党」なのか、という疑念がよく表
明されてきたのも事実ですが、ナショナリズムではないですし、まして偏狭なナ
ショナリズムには明確に反対しています。日本共産党なりのインターナショナリ
ズムを見落とすと間違えることになるのでは。

----- Original Message -----
> レスありがとうございます。重要な指摘と思います。
> 
> > 戦前の第一次日本共産党(国際共産党日本支部日本共産党)は、1935年に最後
の中央委員袴田里見が検挙されたことによって組織として壊滅し、有効な反戦闘
争は行えなかったと認識しています。その後にいくつかあった党再建運動を含め
てです。
> 
> この点ついては共産党側も獄中でも転向せずに反戦を貫いたという点を強調し
ており、認識のギャップはそれほどないのではないのではないかと思います。
> 私は、この事実自体は率直に誇るべき歴史であると思います。
> 
> ただ思うことは、福島原発事故直後に反原発運動家が注目され、集会などで話
すことがありましたが、多くの人が「原発事故が起きてしまったことに責任を感
じている」という趣旨のことを言っていました。
> 「自分達は正しい主張をし続けていた」というようなスタンスではありません
でした。
> 
> このために「有効な反戦闘争は行えなかった」との反省はあってもよいのでは
ないかとは思います。
> それも含めて一点共同やブラック企業批判ならば教訓にしているということに
なります。
> 
> > 2001年には、日本共産党議員は、海上保安庁法改悪案に賛成投票しました。
社民党議員は反対投票しました。
> 
> 私は「社民党が共産党と差別化する要素として徹底した平和主義がある」と書
きましたように社民党が政策面で共産党以上に平和主義を貫こうとしていると認
識しております。
> 
> 共産党の特徴は良くも悪くも「日本」共産党であり、ナショナリスティックな
ところがある点です。コスモポリタンな立場からはギャップがあります。
> それがご指摘の海上保安庁への姿勢にもなっていると考えます。
> 
> 「リベラル派の凋落と脱原発」の趣旨は非共産市民派の政治勢力が相対的に穏
健な「中間派」「リベラル派」と自己を規定するならば凋落して当然であり、新
しい軸でラディカルさを持たなければならないというものです。
> その意味で社民党が平和主義で尖った政党であることを目指すことは結構なこ
とと思います。というよりも社民党の特質を考えると、福島事故以前は、それし
かなかったと思います。
> ただ、平和主義には共産党には共産党のもっともな主張があり、そこでは溝や
不毛な対立が生じます。
> また、平和をホットイシューにすることに市民的需要が大きいか(政治勢力が
民意に沿うということは、ある程度は必要と思います)という点に疑問がありま
す。
> そのために市民派の政治勢力の方向性としては、思想的には「コンクリートか
ら人へ」(コンクリートそのものにマイナス評価する)や「経済成長神話こそが
破滅への道」(景気回復そのものを求めない)というところでラディカルさを追
求する方に関心があります。
> 
> 林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
> http://www.hayariki.net/
> http://hayariki.zero-yen.com/
> 
> (2013/09/22 18:16), partickthistle at goo.jp wrote:
> > 少し言わせて下さい。
> > 
> > 2013/09/22 (Sun) 13:00, "hayariki.net" <info at hayariki.net> wrote:
> >> 社民党が共産党と差別化する要素として徹底した平和主義がある。しかし、
徹底した平和主義を共産党への対抗軸とすると、「社民党の前身は十五年戦争中
に何をしていたのか。大政翼賛会に率先して合流し、侵略戦争に協力したのでは
ないか」と返されてしまう(林田力「共産党と社民党の大きな溝」 PJニュース
2010年3月22日)。
> > 
> > 戦前の第一次日本共産党(国際共産党日本支部日本共産党)は、1935年に最後
の中央委員袴田里見が検挙されたことによって組織として壊滅し、有効な反戦闘
争は行えなかったと認識しています。その後にいくつかあった党再建運動を含め
てです。
> > また、第一次日本共産党だけではなく、戦後の社会党左派の源流となる労農
派も反戦運動を戦いました。第1次人民戦線事件・第2次人民戦線事件にみられる
通りです。
> > また、戦前の「赤旗」を読めばわかりますが、戦前の第一次日本共産党は、
「反戦」でしたが、いかなる意味でも「平和主義」ではありませんでした。
> > さらに、今日では日本共産党は完全に転向し、安保も自衛隊も海保も認める
「不破政権論」の立場に立っています。
> > さらに、2001年には、日本共産党議員は、海上保安庁法改悪案に賛成投票し
ました。社民党議員は反対投票しました。これを見ても、日本共産党が「平和主
義」でも「反戦」でもないことがわかります。
> > 
> > 森永和彦
> > 
> 




CML メーリングリストの案内