[CML 026688] ブラック企業の実態と闘い方教えます

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2013年 9月 22日 (日) 12:51:43 JST


憲法9条を守る講演会2013「就活生(親)必見!ブラック企業の実態と闘い方教えます」が2013年9月21日(土)13時30分から金町地区センター・5Fホール(東京都葛飾区東金町1丁目)で開催された。主催は九条の会かなまちで、講師は今野晴貴(こんの はるき)NPO法人POSSE代表である。 

「ブラック企業の実態と闘い方教えます」は九条の会かなまち7周年を記念した集会である。ブラック企業をテーマとした理由は、九条の会メンバーが『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』を読んだことである。主催者発表によると参加者は140名である。 

ポスターは以下のように記述する。「ブラック企業は、憲法・平和が大嫌い。ここまで来た、日本の働く現場。もはや無法地帯。もっと規制緩和〜憲法「改正」へ進むと日本中の企業がブラック化する。みなさん(配偶者・子・孫)の命・健康・未来にかかわる話です。ぜひご参加ください」 

ブラック企業やブラック士業という現代的な問題に取り組む人にとって、日本国憲法は必ずしも身近なものではない。今野氏の著書『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか』も労使関係をテーマとした新書と銘打ちながらも、憲法についての言及はない(林田力『ブラック企業・ブラック士業』「『日本の「労働」はなぜ違法がまかり通るのか』」)。 

一方で護憲運動は形式的な条文の改正阻止に注力し、ブラック企業のような現代的問題への関心が低い傾向がある。そのために護憲団体がブラック企業についての勉強会を開催することの意義は大きい。 

今野氏は1983年、宮城県生まれ、NPO法人POSSE代表である。POSSEは1500件を超える若者の労働相談に応じる中で、職場の劣化の事例を蓄積し、社会に積極的に発信している。2013年2月23日には「著者と語るシリーズ(8) 今野晴貴『ブラック企業−日本を食いつぶす妖怪−』」(法政大学市ヶ谷キャンパス ボアソナードタワー25階会議室)の講師になった。 

今野氏の著書『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書 2012年)は、相談事例を基にしたブラック企業の実態、そのパターンと見分け方、ブラック企業からの身の守り方を紹介する。さらにブラック企業の存在が社会にコストを押し付けるものであること、日本型雇用と無縁の例外的存在ではないこと、従来のキャリア教育を超えた社会的な対策が必要であることなど、広い射程でブラック企業問題を論じている。 

勉強会には今野氏のサイン会も行われた。私も『生活保護 知られざる恐怖の現場』をサインしてもらった。「Twitterを拝見しています」と言われた。ブラック企業と生活保護は共に貧困と格差の問題である。東急ハンズ過労死問題で過労死批判者を生活保護受給者と決めつけてバッシングするなど、ブラック企業擁護の社畜根性と生活保護バッシングはつながっている。
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://www.hayariki.net/black/14.htm



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