[CML 026538] 仁徳天皇陵への電飾は開発至上主義

hayariki.net info at hayariki.net
2013年 9月 14日 (土) 11:51:18 JST


大阪維新の会の松井一郎幹事長(大阪府知事)は2013年9月5日、堺市中区でのタウンミーティングで、世界文化遺産登録へのアピール策として、百舌鳥(もず)・古市古墳群の大仙陵古墳(伝仁徳天皇陵)をイルミネーションで飾ることを提言した。歴史を冒涜し、景観を人工的に破壊することを是とする神経が信じられない。開発によって賑わいを生み、それを経済の発展と捉える薄っぺらな開発至上主義である。

 松井幹事長は大阪都構想でも「司令塔を一つにしてスピーディーに変えていくのは、街の再開発で一番大事」という本音を語っている。大阪都構想の狙いは「トップダウンで再開発を強行する」ことである(林田力『東急不動産だまし売り裁判15堺市長選挙』「堺市長選での大阪都構想の是非」)。維新の会は新自由主義よりも、開発利権政党の性格が濃厚である。新自由主義ならば政府や自治体が税金を使って開発を推進することに反対する。

 左翼には維新の会を「極右」や「反動」とラベリングしたがる傾向がある。しかし、その種のラベリングは維新への対抗軸として必ずしも有効ではない。松井幹事長発言は右翼こそ腹を立てるものである。皇居をイルミネーションで飾ることを求めることと同じである。

この点を踏まえれば維新への対抗軸として、保守リベラルも含むリベラル派の結集という人民戦線的な発想には、左翼教条主義の発想の限界がある。開発至上主義から「住環境を守る」「街を守る」という視点は保守の精神に響くものである。
http://hayariki.net/poli/sakai.html
-- 
林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://www.hayariki.net/
http://hayariki.zero-yen.com/


CML メーリングリストの案内