[CML 026470] Re: Avaaz署名 - シリア紛争解決に向けて

泥憲和 n.doro at himesou.jp
2013年 9月 11日 (水) 18:08:50 JST


前田さん

 こんにちは。
 疑問提示、有り難うございます。 


>第1に、仮に「シリア問題」に限定してみたとしても、「シリアによる化学攻撃」
には多大の疑問が提示されています。 


 反政府側の仕業であるという情報もあり、ここは精査が必要ですが、問題の大規模攻撃については、政府側の犯行とみなす充分な理由があります。

 化学兵器を搭載したと思われる特殊な形状のロケット弾を発射する映像がyoutubeに上がっています。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=y6CZtF6pGvQ
元サイト
http://rogueadventurer.com/2013/08/29/alleged-cw-munitions-in-syria-fired-from-iranian-falaq-2-type-launchers/

 映像はシリア反政府勢力が遠距離から望遠レンズで撮影したという触れ込みです。
 兵士が着用している赤ベレー帽はシリア共和国防衛隊の制服ですが、反政府側が偽装することもできるので、ロケット弾を発射したのが政府軍なのか反政府軍なのか、服装だけで判断するのは困難です。
 しかし反政府勢力がこれほどの重火器を装備できるのかと考えると、それは極めてありにくいだろうと思います。
 発射装置はイラン製ファラック2だと指摘されています。
 そういった兵器を入手できるのは政府軍だけではないでしょうか。

 どちらが使用したにせよ、限定的空爆で事態を改善できる見込みはないと思うので、空爆には反対です。
 
>さらに、地中海にいる米海軍スタウトがノーフォーク基地から出動したのは「化学攻撃」よりも8日前という情報も流れています。

 8月の化学攻撃よりもはるか以前に、米国は武力攻撃の準備を公言していました。
 ですので不思議な動きではありません。
 経過を振り返りましょう。

 昨年12月、シリア政府が地方都市ハムザで化学兵器を使用したのではないかと疑われ、
オバマ大統領が武力行使に触れたので、衝撃が走りました。
 今年3月、カーン・アル・アサルで再び化学兵器が使用されました。
 これに対して米国が軍事介入を強く示唆したので、
ロシアが「化学兵器使用はデマ」だと言って米国を牽制しました。
 今年4月 米国防総省が、
シリアへの軍事介入に向けた態勢整備を強化していることをCNNにリークしました。
 この頃にはすでに海軍の艦艇配備計画は完成していたと思われます。
 こうした経緯があるのだから、大規模化学攻撃の8日前に艦隊が動いていたのはあまりに当然です。

 大きな動きとしては、米国の中東政策があるでしょうが、一つ一つの事象の全部が米国の内部要因と考えるのは誤りだと思います。
 イランの中東戦略、ロシアの中東戦略、周辺国の対隣国戦略、
アルカイダの戦略や中小イスラムグループの戦略など、
米国にコントロールできない複合要素が、
複雑に絡み合って動いているのだと思いますが。
----- Original Message ----- 
From: <maeda at zokei.ac.jp>
To: "市民のML" 
<cml at list.jca.apc.org>
Sent: Wednesday, September 11, 
2013 4:38 PM
Subject: [CML 026467] Re: 
Avaaz署名 - シリア紛争解決に向けて


> 前田 朗です。
> 9月11日
>
> 泥さん
>
> ご苦労様です。
>
> 基本的な点で、泥さんのご認識が理解できないので、若干コメントです。
>
>
>> シリアに対する米国の武力攻撃は、化学攻撃に対する懲罰です。
>
>
> なぜこのような断定がなされているのかがわかりません。
>
> 第1に、仮に「シリア問題」に限定してみたとしても、「シリアによる化学攻撃」
> には多大の疑問が提示されています。
>
> さらに、地中海にいる米海軍スタウトがノーフォーク基地から出動したのは「化
> 学攻撃」よりも8日前という情報も流れています。
>
> ここから「陰謀論」を展開する人もいます。「陰謀論」を採用しなくても、少な
> くとも泥さんの認識には疑問があると言えます。
>
> 第2に、「シリア問題」に限定するのではなく、事態は「アメリカの世界戦略
> (中東戦略)」によって左右されていることが明白です。
>
> アフガニスタン、イラク、アルジェリア等と続いてきた動乱をどのように見るか
> が問われています。もちろん、人によりさまざまな見方がありますが、泥さんは
> この点に言及することなく「シリア問題」に特化しています。
>
> アメリカの軍事行動が「対外要因によって規定される」という前提は常識に反し
> ます。90年代からのアメリカの軍事行動は、基本的にアメリカの「内部要因に
> よって駆動されてきた」とみるのが正当でしょう。
>
> シリアの「化学攻撃」は事実であろうとなかろうとどうでもいいことで、軍事行
> 動先にありきの論法をすでにケリーたちは明らかにしていると言えます。
>
> 以上の点で、泥さんの認識には多大の疑問を感じます。
>
> 以下の諸点も大いに疑問ですが、省略。
>
>
>
>>  アサド政権を打倒する目的はありません。
>>  内戦の行方を左右するほどの打撃をシリア軍に与えるものでもありません。
>>  だから武力攻撃があろうがなかろうが、アサド政権の残虐な戦争は続きます。
>>  一部のイスラムジハードゲリラの虐殺や、混乱に乗じたギャングの跳梁もま
> た。
>>  そしてシリア国民は殺され奪われ続けます。
>>
>>  肝心なのは内戦を終息させることです。
>>  百万人にも及ぶ難民が安全に故郷に帰ることができればもっといい。
>>  国内に和解がもたらされれば言うこと無しです。
>>  しかしシリア国民のために私たちが出来ることは限られています。
>>  この署名は、私たちに出来る数少ない平和のための手段だと思います。
>>  まだおすみでない方は是非ご協力を。
>>  現在、88万人近くになっています。
>>
>>
>> http://www.avaaz.org/jp/solution_for_syria_loc/?bxzodab
>>
>> ----- Original 
>> Message ----- 
>> From: "OHTA, Mitsumasa"
>> <otasa at nifty.com>
>> To: "OHTA, Mitsumasa"
>> <otasa at nifty.com>
>> Sent: Wednesday, September 
>> 11,
>> 2013 10:27 AM
>> Subject: [CML 026460] Avaaz署名
>>  - シリア紛争解決に向けて
>>
>>
>> > Avaaz署名 - シリア紛争解決に向けて、「米軍による軍事攻撃」か「何もし
> ない」かの二者択一ではない! http://goo.gl/NwLDuk   昨年
>> > NYTも紹介した両軍の蛮行 http://goo.gl/pWXlZU
>> >  http://goo.gl/xqz6Ft
>> >
>> > 太田光征
>> >
>> >
>>
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