[CML 026430] 40,000名突破:オンライン署名「WHOとイラク保健省に訴えるー 先天性障害データを至急公表してください」

Kazashi nkazashi at gmail.com
2013年 9月 9日 (月) 22:34:52 JST


[転送・転載歓迎。重複受信される方、ご容赦ください]
  皆様
イラクでWHOが実施した「
先天性障害発症率調査」のデータを至急公表するよう求めて、ファルージャのサミラ・アラーニ医師が始めたオンライン署名(7月末開始)には、世界各地から、すでに40,000名を越える人々の署名が寄せられています。(下記の署名サイトをご覧になってみてください)
WHOによる今回の調査結果は、劣化ウラン弾問題、イラク問題の今後にとって、とても大きな意味を持って来ます。まだの方は、ぜひお願いいたします!下記サイトにアクセスして、お名前などを打ち込んでクリックするだけです。宜しくお願いいたします!
http://chn.ge/1daaOlM (日本語サイト)

嘉指信雄、ICBUWヒロシマ・オフィス
                        岩波ブックレット『劣化ウラン弾
                                             軍事利用される放射性廃棄物』
(嘉指信雄、振津かつみ、佐藤真紀、
                                         小出裕章、豊田直巳/2013年8月2日)
http://www.icbuw-hiroshima.org/
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ファルージャのアラーニ医師からの緊急アピール

私は、ファルージャ総合病院の小児科医サミラ・アラーニ博士と言います。米軍が私たちの都市を攻撃してから、私の同僚たちと私は、先天性障害をもって生まれてくる赤ちゃんの数の恐ろしい増加を記録してきました——二分脊椎、心臓異常、そして名前さえ分からない障害です。そのような赤ちゃんの多くは、生き残れません。生き残った赤ちゃんのために、私たちは、限られた資源で出来る限りのケアをしています。
私は1997年からファルージャで小児科医として働いてきましたが、2006年、何か悪い事態が起こっていることに気づき始め、これらのケースの記録を取り始めました。そして1000の生児出生あたり、144人の赤ん坊が奇形をもって産まれていることを見出しました。私たちは、こうしたことは、[ファルージャへの猛攻から]ほぼ10年経った今でも、私たちの町での戦闘によって起こされた汚染と関係づけられるべきだと信じています。ファルージャだけのことではありません。[ファルージャも属する]アンバール県全域の病院、およびイラクの他の多くの地域が[奇形児の数の]増大を記録しています。私は毎日、この不安が妊婦とその家族に与えている重圧を目の当たりにしています。子供が生まれたときに私が最初に聞かれることは、「男の子ですか、女の子ですか?」ではなく、「私の子どもは、健康ですか?」なのです。
イラク保健省と世界保健機構(WHO)が調査を実施しようとしていると聞いた時、私はやっとかすかな希望の光を感じました。私は、調査が実施されれば、私たちがすでに知っていること、つまり、先天性障害が増加してきていることを確認するだけだろうと分かっていましたが、イラクと国際社会を行動へと促す踏み石となってくれるものと思っていました。
調査は今や完了しており、2013年始めには公表されると告げられていました。しかし、すでに6ヶ月が経ちますが、WHOは、公表がさらに遅れると発表しました。私たちは、今やこれは科学ではなく、政治であると懸念します。すでに私たちは何年も真実を待ち望んできましたし、私の患者はもう待ってはいられないのです。WHOには、別のオプションがあります。データは、独立した査読が行われるオープンアクセス・ジャーナルに発表されるべきです。そうしたプロセスの方が早く、厳密で、透明でしょうから。
私の患者たちは、真実を知る必要があります。なぜ流産したのかを知る必要があります。なぜ赤ちゃんたちはそのような病気なのかを知る必要があります。しかし、最も重要なのは、そうしたことについて何らかの手だてが施されることを知る必要があることです。イラク保健省とWHOは、このデータを公表し、私たちに答える必要があります。
 この嘆願書に署名してください、そして、世界の人々がイラクの人々を忘れてはいないことを示してください。

[訳者注:PLoS
Oneは、2006年から刊行されている、主に科学・医学における一次調査研究を扱う、オープンアクセスの査読付きジャーナル。いわゆる査読付きジャーナルではあるが、方法論的問題などがなければ掲載され、その科学的意義の最終的検証は、オープンアクセスによる検討プロセスにゆだねる立場を取る。]


———嘆願書———

世界保健機構事務局長 マーガレット・チャン博士
イラク保健省 マジード・ハマダミン・ジャミル博士

イラクの人々は、先天性障害と流産の数が急上昇していることをすでに知っています。彼らは毎日それを見ています。イラク保健省とWHOが実施した調査は、原因究明の調査を開始させ、この健康危機を緩和する行動に欠かせない確証を与えることになるでしょう。
子どもたちと家族は、自分たちが引き起こしたのではない戦争の影響にずっと苦しんでいます。もうこれ以上、遅れさせてはなりません。もうこれ以上、政治問題にしてはなりません。WHOとイラク保健省は、オープンアクセス・ジャーナルにおける迅速かつ独立した査読・検証のために調査データを公表すべきです。

「イラクのための行動を(Act4Iraq)!そして先天性異常データの公開を!

どうかよろしくお願い致します。

(あなたの名前をここに)
[訳:明恒次郎・嘉指信雄]


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