[CML 026382] 外環道・大深度使用認可申請説明会

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2013年 9月 7日 (土) 12:42:19 JST


大深度地下使用認可申請に向けた東京外かく環状道路(関越〜東名)の説明会が2013年9月5日、世田谷区成城の明正小学校で開催された。今回の説明会でも予定時刻経過を理由とした説明会打ち切りに怒りの声が上がるなど住民の納得にはほど遠いものであった。外環道建設は地域住民に支持されていない。説明会を冷房設備のない小学校の体育館で開催すること自体、早く切り上げたいという意図が見え隠れする。 

以下では説明会での質疑応答を紹介する。実際の質疑応答では複数の質問をまとめて受けてから一括して回答している。ここでは読みやすいように質問と回答を対応させている。 

質問「世田谷区砧地域に自動車交通が充満することになる。今の交通量をどうやってさばくのか」 

回答「交差点の改良などを必要に応じて検討する。以南は検討会設置に向けて調査する」 

質問「車の通行できないトンネルが二本できる。何で、このようなものを造るのか」 

回答「避難ルートに複数経路を確保する」 

質問「嘘つくな」 

質問「リニアモーターカーも大深度で計画されている。外環道とリニアが大深度をクロスすることになる。外環道は地域の環境負荷が高い。コンクリートの耐用年数は百年と説明するが、怪しいものである。 

掘り出した土壌に砒素が含まれている問題がある。砒素は天然由来と説明するが、東京都環境局の世田谷担当係長は、あなたがたによって提出された資料だけでは、天然由来か否かは断定できないと言っている。砒素を天然由来と断定するならば断定した専門家の名前を教えて下さい。 

確かに外環トンネルの通るところは上総層で、この上総層には天然鉱物の砒素が多くふくまれている。天然であろうとなかろうと砒素は砒素である。トリカブト、マムシの毒は天然だから安心とはならないことと同じである」 

回答「ヒ素を含む土地を盛り土に使うことはない」 

質問「告知方法はデタラメである。土壌汚染の説明はない。この説明会で30分しか質疑応答がないことは問題である。説明と質疑応答のバランスがとれていない」 

回答「追加土壌調査の結果は工事掲示板で知らせる。オープンハウスでも説明する。世田谷区は住民への丁寧な説明を求める意向である。それは承知しているので、調整している」 



質問「小さな騒音や振動でも夜も眠れなくなるなどの健康被害を受ける。低周波微振動には、どのような補償をするつもりか」 

回答「振動は小さいと考えている。地盤変異は小さいと考えている。地下水の変動は季節の変動に収まっている」 

質問「地盤の悪いところでは地盤沈下が起きる。どのくらい地盤沈下を想定しているか。地盤沈下が起きるのは真上だけではない。どのように予想しているのか。インフラの老朽化が問題になっている。外環道も老朽化で崩落の危険がある。所有者としては、そのような危険な場所には住めないし、そのような土地は売れなくなる。買い取り希望も選択肢になる。東名ジャンクション建設地は買収される。それに比べると地下利用の補償のみは不平等である」 

回答「ジャンクションは買収を進めている。区分地上権部は収用を現時点で考えているのではなく、任意の契約を進めたいと思っている」 



質問「中央環状線開通以後も都心の通過交通量は増えている。これは外環ができても変わらないと見られる。この実態はご存知か」 

回答「現時点では三環状ができていない。三環状が整備されれば通過交通が減り、渋滞を緩和できると考えている」 

質問「外環道建設の根拠として交通量が増加すると予想している。これは人口減少と矛盾する」 

回答「将来の免許保有者数など政府の推計に基づいている」 

質問「将来の免許保有者の数というが、若者の車離れを考えていない」 

質問「猛暑は地球温暖化の影響と気象庁は言っている。そのためにマイカー利用を抑制し、公共交通機関を利用することを勧めている。道路整備によって自動車利用を増やすことになりかねない。自動車利用を減らす方策を検討しているのか」 

回答「交通政策では外環整備をしないと、通過交通抑制の根本的な解決にならないと位置付けている」 

質問「東名以南ができないと、行き止まりになり、いつでも渋滞になる。地下水を含む柔らかい地盤では天井が崩壊する恐れがあると研究者は指摘する。地下水がバシャバシャ上の方で出ている。どういうプランを持っているか。ここら辺は地下水が多い。影響がないとは信じられない。取り敢えずトンネルを掘ってしまおうとしか感じられない。予算を消化してしまおうとしか思えない」 

回答「外環は曲線パイプルーフで先に周りを囲ってから施工する」 

質問「ぶっつけ本番ということか」 

回答「技術検証を実施する」 

質問「実証例がないということか」 
http://hayariki.net/futako/19.htm
回答「曲線パイプルーフ工法とNATM工法を併用する」 

質問「NATM工法は岩盤を掘る工法で泥湿地には使えないのではないか」 

回答「NATM工法は固い岩盤の場所だけで使われるものではない」 

ここで予定終了時刻の20時半を経過したとして説明会を打ち切った。会場からは「質問に答えろ」などの怒声が飛んだ。
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