[CML 026309] 表現の自由は人権保障・尊重の上に立つもの Re: 『森美術館問題と性暴力表現』ポルノ被害と性暴力を考える会編

石垣敏夫 motoei at jcom.home.ne.jp
2013年 9月 4日 (水) 17:07:01 JST


前田さん
ありがとうございます。
表現の自由は人権保障・尊重に上にたつもので
表現の自由による、人権弾圧は表現の自由に入らないことを
しっかり自覚する必要がありますね、
下記の(1)(2)の両方、これを広める必要がありますね。

「自称インテリ」の諸君は「表現の自由の悪用・濫用」で、人民が抑圧、迫害された
歴史を考えていないのですね。
      石垣敏夫


前田 朗です。
9月4日

石垣さん
ご苦労様です。

日本の憲法学の表現の自由論は欠陥議論です。憲法学者は表現の自由について無
知なのです。

(1)憲法学者もジャーナリストも、「かつて表現の自由を抑圧して戦争とファ
シズムになった。だから、表現の自由をしっかり守らなければならない」と言い
ます。なるほど、これは間違いではありませんが、一面でしかありません。

(2)歴史にはもう一つの教訓があります。「かつて表現の自由を濫用して戦争
とファシズムになった。だから、表現の責任をしっかり考慮しなければならない」
のです。ナチス・ドイツの戦争政策とユダヤ人迫害は「表現の自由」の濫用の面
も強かったのです。

(1)と(2)の両方を考えなくてはならないのに、憲法教科書を見れば、憲法
21条の表現の自由の議論にはほとんど(1)しか出てきません。

そして、憲法学者は、憲法13条の個人の尊重や、憲法14条の法の下の平等を
無視して、「憲法21条の表現の自由が優越する」という奇怪きわまりない解釈
をします。異常な解釈です。

この間のヘイト・スピーチ論議で、私はこのことをすでに10回以上書いてきま
した。

憲法学者からの反応はありません。


----- Original Message -----
> 森永さん前田さん
>
> 「表現の自由は権力に対する
> 民衆の抵抗として勝ち取った権利である、
> 弱者を抑圧する表現の自由などない。」
> (宮本有紀)
>
> ヘイトスピーチに対する見解も
> この宮本さんの言葉で充分だと思います。
> 石垣敏夫
>
> Subject: [CML 026292] Re: 『森美術館問題と性暴力表現』ポルノ被害と性暴
力を考える会編
>
> 前田 朗です。
> 9月3日
>
> 森永さん
>
>
> > 私はUSAのフェミニスト(ポルノ肯定派)の友人がいますが、彼女が言うには、
> マッキノンらはもはや議論の対象にする価値もない、ということだったからで
す。
> >
> 誰が、いかなる問題について、いかなる観点から「議論の対象にする価値もな
い」
> と考えているのか、というだけのことですね。
>
> 世界から「議論の対象にする価値もない」と思われているのはどちらかという
こ とも。
>
> EUのセクハラ・ガイドラインや、国連人権理事会で現在も続けられている
「女
> 性に対する暴力」の議論におけるセクハラ理解の基本は明らかにマッキノン理
論 ですよね。
>
> > なお、USAの革命的ポルノ女優Nina Hartleyさんを支援してください。彼女
こ そ真のフェミニストです。http://www.nina.com/
>
> 私はフェミニストではないので、関心ありません。
>
> > > 前田 朗です。
> > > 9月1日
> > >
> > > 森永さん
> > >
> > > ご教示ありがとうございます。
> > >
> > > > 彼らは、いわゆる「トンデモ系」の組織ですので、前田さんが協力した
の は意 外でした。
> > > > 彼らが依拠している米国のAndrea DworkinやCatharine MacKinnonは、
> 「ラデ ィカル・フェミニズム」として一時期もてはやされましたが、いまではも
は や相 手にもされなくなっています。
> > > >
> > > 誰が誰を「トンデモ系」と命名しているのか、なかなか考えさせられます。
> > >
> > > マッキノンたちのセクシュアル・ハラスメント理論は、アメリカ最高裁判
例 で採 用されています。そればかりか、欧州諸国のセクハラ理論も同じ内容に
なっ てき ました。
> > >
> > > 私はかつてラディカ・クマラスワミ『女性に対する暴力』(明石書店)を
翻 訳出 版しましたが、本書のセクハラ理論もマッキノンの影響下です。つまり、
国 連人 権委員会の「女性に対する暴力特別報告者」の報告書もマッキノンを使
って いま す。
> > >
> > > マッキノン理論は世界を制覇しています。その分、理論が薄められている
面 もな> いではありませんが。
> > >
> > > マッキノンは弁護士ですが、その後、ミシガン大学に迎えられ、私の記憶
で はい まはコロンビア大学ロースクールの客員教授です。つまり、アメリカの最
高 水準 のロースクールに招かれています。
> > >
> > > 森永さんから見れば、コロンビアのロースクールなど殲滅の対象でしかな
い かも しれませんが。
> > >
> > > なお、私はフェミニストではないので、『森美術館問題と性暴力表現』の
中 でも、
> > > フェミニストではないと発言しています。
> > >
> > > > ポルノ肯定・売買春肯定の健全なフェミニズムを育てていく必要がある
と 思い ます。
> > >
> > > それゆえ、こういう問題関心は持っていません。
> > >
> > > > 特に、いわゆる性風俗産業に従事する人々の労働運動をつくっていくべ
き です。
> > >
> > > これって、日本でも20年くらい前に流行した議論ですね。勇ましいこと
を 言っ ていた人たちがいましたけど、みなさん、どうしていることでしょう。
「健 全」 に「沈黙」しているように思います。一部、実践している人もいらっしゃ
る よう ですが、展望があるかどうか、私は知りません。
>



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