[CML 026292] Re: 『森美術館問題と性暴力表現』ポルノ被害と性暴力を考える会編

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2013年 9月 4日 (水) 04:44:02 JST


前田 朗です。
9月3日

森永さん


> 私はUSAのフェミニスト(ポルノ肯定派)の友人がいますが、彼女が言うには、
マッキノンらはもはや議論の対象にする価値もない、ということだったからです。
>

誰が、いかなる問題について、いかなる観点から「議論の対象にする価値もない」
と考えているのか、というだけのことですね。

世界から「議論の対象にする価値もない」と思われているのはどちらかというこ
とも。

EUのセクハラ・ガイドラインや、国連人権理事会で現在も続けられている「女
性に対する暴力」の議論におけるセクハラ理解の基本は明らかにマッキノン理論
ですよね。



> なお、USAの革命的ポルノ女優Nina Hartleyさんを支援してください。彼女こ
そ真のフェミニストです。http://www.nina.com/
>

私はフェミニストではないので、関心ありません。

 


> > 前田 朗です。
> > 9月1日
> > 
> > 森永さん
> > 
> > ご教示ありがとうございます。
> > 
> > 
> > > 彼らは、いわゆる「トンデモ系」の組織ですので、前田さんが協力したの
は意
> > 外でした。
> > > 彼らが依拠している米国のAndrea DworkinやCatharine MacKinnonは、
「ラデ
> > ィカル・フェミニズム」として一時期もてはやされましたが、いまではもは
や相
> > 手にもされなくなっています。
> > > 
> > 
> > 
> > 誰が誰を「トンデモ系」と命名しているのか、なかなか考えさせられます。
> > 
> > マッキノンたちのセクシュアル・ハラスメント理論は、アメリカ最高裁判例
で採
> > 用されています。そればかりか、欧州諸国のセクハラ理論も同じ内容になっ
てき
> > ました。
> > 
> > 私はかつてラディカ・クマラスワミ『女性に対する暴力』(明石書店)を翻
訳出
> > 版しましたが、本書のセクハラ理論もマッキノンの影響下です。つまり、国
連人
> > 権委員会の「女性に対する暴力特別報告者」の報告書もマッキノンを使って
いま
> > す。
> > 
> > マッキノン理論は世界を制覇しています。その分、理論が薄められている面
もな
> > いではありませんが。
> > 
> > マッキノンは弁護士ですが、その後、ミシガン大学に迎えられ、私の記憶で
はい
> > まはコロンビア大学ロースクールの客員教授です。つまり、アメリカの最高
水準
> > のロースクールに招かれています。
> > 
> > 森永さんから見れば、コロンビアのロースクールなど殲滅の対象でしかない
かも
> > しれませんが。
> > 
> > なお、私はフェミニストではないので、『森美術館問題と性暴力表現』の中
でも、
> > フェミニストではないと発言しています。
> > 
> > 
> > > ポルノ肯定・売買春肯定の健全なフェミニズムを育てていく必要があると
思い
> > ます。
> > 
> > 
> > それゆえ、こういう問題関心は持っていません。
> > 
> > 
> > > 特に、いわゆる性風俗産業に従事する人々の労働運動をつくっていくべき
です。
> > > 
> > 
> > これって、日本でも20年くらい前に流行した議論ですね。勇ましいことを
言っ
> > ていた人たちがいましたけど、みなさん、どうしていることでしょう。「健
全」
> > に「沈黙」しているように思います。一部、実践している人もいらっしゃる
よう
> > ですが、展望があるかどうか、私は知りません。
> > 
> > 
> > 
> > 
> > 
> 




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