[CML 027153] 二子玉川ライズ図書館ターミナルに反対続出

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2013年 10月 19日 (土) 21:46:15 JST


二子玉川東第二地区市街地再開発(二子玉川ライズ2期事業)地域内への世田谷区立図書館ターミナル入居計画に対して住民の反対意見が続出している。世田谷区は「二子玉川東地区再開発第2期事業における公共施設に関する説明会」を2013年10月17日19時から世田谷区等々力の玉川区民会館第1・第2集会室で開催したが、住民の納得が得られたとは言えない。 

二子玉川ライズに対しては住環境破壊、公共性がない、税金の無駄遣いなどと批判されている(林田力『二子玉川ライズ反対運動1』「二子玉川ライズは街壊し」)。住民による裁判も起きている。東京高等裁判所第1民事部(福田剛久裁判長)は二子玉川ライズ行政訴訟を棄却したが、住民は最高裁に上告した。 

世田谷区は二子玉川ライズに公共施設を入居させることで、公共性を出そうとする。これは二子玉川ライズ住民訴訟の口頭弁論での世田谷区長側の以下陳述に沿ったものである。「地域住民にとって身近な公共性・公益性をさらに高める観点から、図書館等と交流スペースの設置など、公共空間の拡充の実現に向けて事業者との協議も始めております」。しかし、それは住民の求める公共性とはギャップがある(林田力『二子玉川ライズ住民訴訟 二子玉川ライズ反対運動6』「二子玉川ライズ住民訴訟が実質的和解で終結」)。 

世田谷区は6月に住民向けの説明会を開催し、図書館ターミナル入居案を披露したが、世田谷区が払う賃料の高額さなどから反対意見が続出した。莫大な賃料を支払う世田谷区案更なる税金の無駄遣いと批判された。現実に破綻した再開発の尻拭いのために公共施設を入居させ、税金で補填するケースがある。この6月の説明会で出た意見などを基に検討し世田谷区を説明するために今回の説明会になった。 

説明会では二子玉川ライズへの図書館ターミナル入居への賛成意見は皆無であった。世田谷区が二子玉川ライズへの図書館ターミナル入居に熱心になるのか理解できない。住民は図書館ターミナルを求めていない。住民が求めている施設は集会所や図書館である。二子玉川ライズへの入居も住民の希望ではない。住民にとって人工地盤の上の二子玉川ライズは行きにくい不便な場所である。 

既に区民有志は「二子玉川東地区の図書館ターミナル計画に関する意見書」を宮崎健二・政策経営部長に10月15日付で提出している。そこでは「本格的図書館建設計画の提示なくして、図書館カウンター機能のみを持ってきて、地域住民に我慢しろというのでは、とうてい受け入れられない」と批判する。 

世田谷区にとっても問題がある。世田谷区は公共施設の維持管理・更新費用が財政負担となる中で無責任に公共施設を新設できないと説明する。それならば住民が望まない図書館ターミナルは白紙にすべきである。世田谷区は公共施設の維持管理コスト軽減のために新規の公共施設は複合施設としたいとする。二子玉川ライズへの図書館ターミナル入居は、これに反する。集会所と図書館を併設すれば複合施設になる。 

世田谷区は図書館ターミナルの開設と本格的な公共施設整備の検討は別個の問題でり、平行して進めたいと説明する。しかし、世田谷区は財政事情の厳しさを強調しており、図書館ターミナルの先行投資は本格的な公共施設整備の障害になる。世田谷区が本気で玉川への公共施設整備を検討しているならば、図書館ターミナルは二重投資になる。財政投資の論理では図書館ターミナルを新設した事実が玉川の公共施設整備を後回しにする立派な理由になってしまう。 

また、図書館は社会教育機関である。カウンターだけの図書館ターミナルで社会教育を果たせるか疑問である。説明会は住民向けであり、住民の立場からの反対意見になったが、公務員労働運動などの見解も聞きたいところである。 
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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
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