[CML 027797] チュチェ思想についてRe: 批判と非難は異なります。 Re: 辛淑玉さんらを賞賛しもって合流せよ

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2013年 11月 22日 (金) 17:52:14 JST


チュチェ思想については、私も博士論文で取り上げ分析する予定です。
なお、「北朝鮮」というのはやめていただきたいと思います。「朝鮮」もしくは「朝鮮共和国」です。
朝鮮労働党の「チュチェ思想」のうち、「領袖論」(「首領」は日本語では「領袖」と言うことになっている)は、
確かに宗教的要素があると言えるでしょう。
また、「チュチェ思想」は、「マルクス・レーニン主義を乗り越えた」新しい独創的革命思想である、ということ
になっていますが、チュチェ思想の文献(たとえば金哲央『主体哲学概論』)を読むと、その「マルクス・レー
ニン主義」の理解は、「ミーチン式弁証法的唯物論」であることがわかります。つまり、ミーチンらによって
ゆがめられていない「弁証法的唯物論」を批判することはできていないのです。また、ソ連における「弁証法
論者」と「機械論者」の論争にも触れたものが見当たりません。
一方、「チュチェ思想」を観念論と見るのも誤りです。(多くの批判はそのような誤解に基づいています。)
チュチェ思想の「社会的政治的生命」論は、西田幾多郎などの京都学派の「永遠の今」とも共通するものが
あり、真剣に検討すべき内容を含んでいます。
しかし、この件については、博士論文で取り上げますので、「ネタばらし」になって他の人に先に書かれると
困りますので、これ以上は書きません。

森永和彦

2013/11/22 (Fri) 07:49, "石垣敏夫" <motoei at jcom.home.ne.jp> wrote:
> 森永和彦さん
> お世話様
>  あなたの豊富な知識を生かして欲しいです。
>  私は工場で働いていたので、良くわかりますが、
> 今非正規雇用労働者は1000万人を超えていると言われています。
> 零細企業で働いている方もそうですが
> 大部分は朝7時に家を出て夜11時に帰宅する状況です。(深夜勤務含む)
> 家に帰って酒を飲んで寝るだけの生活です。
> 本を読む暇など与えられていません。
> 
> ●北朝鮮の優れている点は。
> 外国人基地を置いていないことです。
> 日本、韓国、台湾などは「虎の威を借る狐」です。
> しかし、北朝鮮の「チュチェ思想」は科学と言えるでしょうか。
> 道徳・宗教に近いのではないでしょうか。
> 
> ●マルクスの共産主義は科学ですが、まだ仮説です、
> 日本の安藤昌益の、全ての宗教を否定した「直耕」も
> 仮説です。
> 仮説は実証されなければ、人々は納得しません。
> しかし、仮説(目標)がなければ、人々は社会をどのように
> したら良いか、わかりません。
> それゆえ、思想家、科学者、知識人の役割は極めて重要です。
> 
> ●存在が意識を決定する。(マルクス)
>  私たちが人を非難または批判する時は、その人が
> 権力の中枢にいるのか否かを見極める必要があると思います。
>  権力者に対する非難は当然あり得ることですが、
>  非権力者に対しては具体的、事実を指摘し、反省を求める批判
> が必要だと思います。
>  私はこの欄で言っていますが、非権力者の一部、言動を
> 取りあげ、全人格を否定するような発言は慎む必要がある、と考えています。
> また、権力者側にいても、人民の立場に立った、数少ない言動に
> 対してはきちんを評価すべきと考えています。


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