[CML 027709] 漫画「ワタリ」の「死の掟」と現代の「死の掟」としての特定秘密保護法案の危険性 ――作者の白土三平さんの危惧(毎日新聞 「余録」)

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2013年 11月 18日 (月) 15:35:29 JST


漫画家の白土三平さん(81)は「今週中の通過目指す」(石破自民党幹事長。NHK 
11月17日)という特定秘密保護法案を自らの漫
画作品「ワタリ」と比較してかつての忍者「ワタリ」の世界と同じように「現代の『死の掟』となりはしないのか」と危惧を表明しています。

以下の毎日新聞「余録」(2013年11月17日)の記事は特定秘密保護法案の危険性をわかりやすくあぶりだす鋭い指摘になっている
ように思います。

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■少年忍者を主人公にした漫画「ワタリ」(毎日新聞 「余録」 2013年11月17日)
http://mainichi.jp/opinion/news/20131117k0000m070117000c.html

少年忍者を主人公にした漫画「ワタリ」に「死の掟(おきて)」という話が出てくる。下層の忍者たちは掟を破ると支配者から殺されて
しまう。ところがその掟の中身とは何なのか、支配者以外は誰も知らないのだ。

「その掟を知らねば掟の守りようがないではござりませぬか」。忍者たちは見えない掟に恐れおののき、疑心暗鬼になり、支配者に
服従するしかない。実は掟とは支配者が衆人を都合よく統制するために編み出した秘密のことで、その秘密を知った者は消されて
いくのだ。

ならば現代の「死の掟」となりはしないのか。国会で審議が進む特定秘密保護法案のことである。情報を行政機関だけの判断で特
定秘密に指定し、その秘密の中身が何かを国民は一切知ることができない。秘密を知ろうと近づけば、場合によっては逮捕され、
処罰される。

作者は「カムイ伝」「サスケ」などで知られる漫画家の白土三平(しらと・さんぺい)さん(81)。プロレタリア画家だった父や軍国主義
教育を受けた自身の体験を踏まえ、権力支配の有りように鋭い批判の目を向けた作品が多い。彼の目に法案はどう映るのか。

「(特定秘密という)わからないもののために罰せられるというのは理不尽。背景にはこの法案を作り上げた精神や雰囲気のような
ものがあるはずで、それが広がっていくようであれば大きな問題です」。白土さんはそう懸念する。

「ワタリ」では、忍者たちが最後に団結して支配者を捕らえ、掟の呪縛(じゅばく)から解き放たれる。「理不尽なことを押しつけてくる
ものに対して、我々国民の側は正当に防衛する権利を行使できるはずです」。白土さんは世論の高まりに期待する。
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東本高志@大分
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