[CML 027649] Re: 強欲企業と税金逃れ

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2013年 11月 14日 (木) 16:53:53 JST


前田 朗です。
11月14日

森永さん

ご意見ありがとうございます。


> 以前、前田教授がLichtensteinを賛美していたとき、「本気か?」と思いまし
たが、まさか本気で
> 租税回避地を擁護するとは思えないので、冗談として受取っておきましょう。



いえいえ、とんでもありません。まじめな正統派の考えです(笑)。

私は「税金も軍隊も死刑もない国家」について語っています。つまり、「国家暴
力」へのかなり初歩的で素朴な疑問の再提起なのです。

なぜこんな素朴な提起をしなければならないかと言えば、この程度の当り前のこ
とさえ見失われているからです。

封建制国家時に原型ができあがっていますが、近代国民国家が暴力を独占した時
に、真っ先に行ったことが、

…Ю埜△寮度的確立――財産面での国民の国家への囲い込み。国民の財産は国家
の財産。

軍隊の創設――「外」に対する防衛という名目での国民弾圧組織。国民軍という
名の非国民軍。ここでは性差別、民族差別、障がい者差別が吹き荒れ、そして制
度化されました。

死刑を中核とする近代刑事司法の確立――「内」に対する、安全を名目としたっ
区民弾圧組織。国外追放でさえなく、直接的な生命剥奪。

これが森永さんが愛してやまない近代国家です。

リヒテンシュタインは1868年に軍隊を廃止しましたが、これは19世紀初頭
に農民たちが抵抗して、軍事費拒否を主張したからです。軍隊、軍隊のための税
金を、共に批判しました。

明治の大日本帝国が帝国軍隊を創設して徴兵制を導入した時に、抵抗の声を上げ
たのも農民です。かけがえのない子どもを軍隊に撮られることへの不安と、軍事
費の税金への反発です。

こうした農民の運動を、森永さんは「無知な農民のわがまま」と切り捨てるので
しょう。

しかし、近代初期の農民の闘いは、文字通り「生活者の論理」であり「生産者の
論理」であったのです。

それが抑え込まれ、いつしか「軍隊は国民を守る」という幻想の世界に入ってい
くのです。

森永さんは、徴税する側、国家支配層の視線でものを見て、考えていることがよ
くわかります。

ではまた。






> Catalunyaが独立するかどうかはわかりませんが(私の立場は「断固たる棄権」)
、もし独立したら
> Andorraは当然独立Catalunya共和国の一部となるべきでしょう。
> なお、FranceにもCatalunya民族の地方(Pirineus Orientals)があり、ここに
私の応援する
> Dragons Catalansのホームスタジアムがあります。
> 
> Catalunyaが独立したら、El Cl〓sico/El cl〓ssicはどうなるのかと心配する
人もいるでしょうが、な
> くなったら大きな損失なのでなくなることはないでしょう。これをきっかけに
「1つの協会ごとに1つ
> のリーグ」という原則がなくなり、Beneluxリーグや北欧リーグなども見られ
るかもしれません。
> 
> 森永和彦
> 
> 2013/11/14 (Thu) 07:06, "hinokihara" <hinokihara at mis.janis.or.jp> 
wrote:
> > ▼アフリカ争奪戦
> > 〜“富”を操る多国籍企業〜(再)
> > http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/121204.html
> > 
> > ▼2011年7月:資源国貧困問題の真の原因は
> > http://www.cosmos-international.co.jp/library/11-7.html
> > 
> > ▼秘密のベール脱ぐ商品取引最大手グレンコア−資源確保へ社債発行増加
> >  http://www.bloomberg.co.jp/news/123-JLZ6CG1A74EB01.html
> > 前田朗さんの論点ずらしは軽率なのか、いい加減なのか。
> > 租税回避地がいいわけがない。
> > 
> > ちなみに犯罪人マーク・リッチが作った会社がグレンコア。彼は金を使って
> > 米大統領を手なずけた。
> > 
> > >> この国に税金がないのは、租税回避地として大きな利益を得ているから
です。
> > >> つまり前田教授の好きなLichtensteinなどと同じです。
> > >> 他国の企業の税金逃れに荷担して大きな収入を得る、というのは正常な
姿とは
> > >> 思われません。
> > >> 租税回避地については、各国がきちんとした法律を作り、税金逃れを許
さない
> > >> 体制を作るべきだと思います。
> > >
> > > いや、とっても正常な、望ましい姿だと思いますよ。
> > >
> > > 各国とも、無意味に税金を徴収して、それで軍隊をつくり、武器を輸出入
してい
> > > るのです。
> > >
> > > こういう馬鹿なことを止めれば、世界の税金はあっという間に10分の1
じゃな
> > > いですか。計算したわけではありませんが(笑)。
> > >
> > > 国家が税金を強制徴収できるのは「国民を守る」という幻想があるからで
す。
> > >
> > > しかし、現実の国家は自国民を殺します。前田朗『国民を殺す国家』参照。
> > > http://www.kobunsha.co.jp/sinkan.html
> > >
> > > 平和運動の中では「軍隊は国民を守らない」という人が多いですが、これ
は現実
> > > の一面に過ぎません。
> > >
> > > 私は「軍隊は国民を殺す。国家は国民を殺す」とリアルな認識をしていま
す。
> > >
> > > 私がいわゆる「左翼」でない最大の理由がこれなんですが(笑)。
> 




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