[CML 027589] 誰が山本太郎を当選させたのか――「山本親衛隊」という『宗教』 【古谷経衡】

Yabuta Tohru ynntx at ybb.ne.jp
2013年 11月 12日 (火) 00:44:39 JST


藪田です。

Willというは、右翼月刊雑誌である。そこに、「誰が山本太郎を当選させたのか」という、著者ならではの分析が書かれている。共産党の吉良佳子が当選したことは、右派陣営からして当然だね、敵ながらあっぱれという認識が、あるかもしれないが、「山本太郎」が当選したことは、それまでの常識、認識、価値観が、脳内で深層崩壊するような体験だったようだ。

もはや、左翼という概念、リベラルで、保守勢力や軍国主義、ファシズムに対抗する先進的な勢力という、ある種の旧来の価値概念ももはや通じないのかもしれない。

山本太郎の当選は、右翼のみならず左翼陣営にとっても、驚愕の事件であった。

古谷経衡氏の分析は、妙にあたっているかもと思わせる記事である。右翼陣営からの視点という逆照射により、山本太郎当選という事件の真相が少し垣間見えるようだ。

さて、最後に私なりの暴論をひとこと

「山本太郎」事象というのは、平成の「ええじゃないか」運動だと思います。参加している人は、閉鎖状況を解くカギとして、「山本太郎」支持に熱狂する。「山本太郎で、ええじゃないか。ええじゃないか。」

私のような人間は、「山本太郎」なんざ脱原発・卒原発のリーダーには、最初からダメダメよと思っているわけですが、「山本太郎」支持の人は、自己のアイデンティを、投入している。ちゅうか、そこに存在意義を見つけているわけです。

実は同様な事案も。在特会参加者は、他から見れば、在日の人が特権的な利益を享受しているわけでもないのに、強烈にけしからんと思っています。虚構の目標に、自分の存在意義を見つけているわけです。

で、じつは米国でも。ティーパーティ運動も、それに近く、草の根右翼運動ですが、やっていることは、めちゃくちゃで、中央政府は、けしからん税金を取るな。オバマは社会主義者だ。国の機関の運営資金を止めてもオバマケアを止めろ。と先日は、一部ティーパーティ共和党議員の反対により、米国資金ショート寸前までいったわけです。ティーパーティの運動メンバーを見ると、およそ社会的関心のなかったような人々ばかりです。

「ええじゃないか」運動は今後も頻発すると、思っています。

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http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20131101-00010000-will-pol&p=1
誰が山本太郎を当選させたのか――「山本親衛隊」という『宗教』 【古谷経衡】
WiLL 11月1日(金)14時51分配信

◆世も末としか言いようがない◆
「山本太郎クンが『センセ』になるなんて正直、思わなかった。ま、お祝いを言うために、彼と連絡をとることもないんだけど」
こう評したのは、山本太郎の「親友」を自認するタレントの伊集院光。参議員選挙が明けた直後、自身の看板ラジオ番組で語った開口一番での台詞である。
深夜ラジオDJとして「聴取率の帝王」の顔も併せ持つ伊集院は、駆け出しの二十代の頃、同じく駆け出し俳優であった山本太郎と唯一無二の親友の関係にあった。伊集院がレギュラーを務める生放送番組に突如、乱入し、彼を強行激励するという放送事故(警察沙汰になった)は知る人ぞ知る語り草になっているし、伊集院がタレントの篠岡美佳と入籍した際、彼の住む賃貸マンションの扉に「祝結婚」と落書きをしても笑いあうほどの仲。
そんな伊集院が「3・11」以降、全く山本太郎の話題に触れなくなったのは、この両者の関係が「元親友」に変化したことを暗に匂わせる。伊集院自体、政治性のある人ではないが、山本的な変人性を持ち合わせているわけではない常識人だ。社会人として正常な彼の嗅覚が、「3・11」以後、豹変した山本から距離を置くことを無意識下で嗅ぎ分けさせたのだろうか。
「山本太郎当選」の報は、このように彼をよく知る芸能人周辺にとっても微妙なニュアンスを以って迎えられたが、それ以上に世論に与えた衝撃は計り知れない。公示期間中、週刊誌等で「山本太郎当落線上」「山本太郎急浮上」のセンセーショナルな予想は出たが、「良くて次点(六位)か、七位。善戦しても鈴木寛には惜敗する」(選挙事情通)との見方が大半を占めていた。
しかし蓋を開けてみれば、山本は東京選挙区(定数五)で六十六万六千六百八十四票を獲得し、第四位で当選。三位には、山本と同じく反原発を掲げる日本共産党の新人・吉良佳子が日共十二年ぶりの選挙区議席を得、五位には自民党の武見敬三が何とか滑り込み、皮肉なことに「ネット選挙」の解禁をいち早く叫んで「ネット選挙のトップランナー」を自負していた民主党の鈴木寛が次点落選するという「大番狂わせ」が起こった。
山本の当選はまさしく、「全身をバットで殴られたような衝撃」(保守系政治団体関係者)という形容にふさわしかった。
到底実現不可能な原子力発電所の即時廃絶・即時全廃炉を訴えたかと思えば、福島も東京も放射能で汚染されているから早く西日本か海外に移住しろと喚き散らし、明日にでも奇形児が生まれると女性をさんざ脅し、挙げ句「竹島は韓国にあげてしまえば良い」という「お花畑脳」全開の山本が参議院議員になるというのは、「本当に世も末」(自民党J─NSC関係者)という表現が適当である。

◆開戦前の「手持ち票」◆
しかし、山本が当選したのは紛れもない事実。彼を支持し、一票を入れたのは一体、どのような連中であったのか。一体、この東京に住まう「六十六万人」の衆愚とは、どんな人たちだったのであろうか。
山本太郎支持者の具体像を検証する前に、「山本票」の分析を行うことにしよう。選挙公示前、山本と同じく反原発の姿勢を貫くフリージャーナリストの田中龍作は、彼の基礎票を約三十万票と分析している。これは、今回の参院選東京選挙区で「社民党」と「生活の党」が独自候補を擁立せず、事実上の山本公認へ動いたことを指す。
実際はこの他にも、山本と昵懇の仲であり、同じく反原発・護憲平和を唱えるミュージシャンの三宅洋平を全国比例で公認した(後述)、「緑の党 グリーンズジャパン」の支持も取り付けてい
る。
「3・11」以降、急設されたこの「緑の党」の集票能力は不明(おそらく些少)だし、生活の党は今回が初めての参院選挙であるから軽々に比較はできないが、社民党候補は東京選挙区で前回(二〇一〇年)九万五千票、前々回(二〇〇七年)二十一万票、前々々回(二〇〇一年)には十六万票を獲得していることから(いずれも落選)、田中のいう「山本の基礎票三十万説」はあながち贔屓目のデタラメというわけでもない。
元来の「生活の党」支持者(元民主)からも、数万から十万程度の潜在票が見込まれたであろう。つまり山本は、もともと東京に存在した社民党系(あるいはこれに民主党系を若干加算した)支持者の約三十万票程度を「開戦前」からすでに確保していたのである。決して徒手空拳で臨んだ選挙ではないのだ。

以下略



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