[CML 027555] 山本太郎の評価について ――山本太郎議員 またもや天皇礼賛発言「陛下の御宸襟を悩ませた」「二重橋に行っておわび申し上げている」

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2013年 11月 10日 (日) 13:14:14 JST


山本太郎がまたもやいかんともしがたい「民主主義」とはまったく相容れない発言をしています。

いわく、

参院議院運営委員会は5日の理事会で山本氏に出処進退を確認する方針を決めましたが、その日の夕方、同運営委員会委員長
から同氏の意向を聴かれた直後の記者会見での発言。

      「陛下の御宸襟(しんきん)を悩ませることになってしまったことは猛省する」(スポーツニッポン 2013年11月6日)
      http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/11/06/kiji/K20131106006956470.html

8日、参院議院運営委員会は山本氏に対し任期中の皇室行事への出席を禁止する処分を決めましたが、その処分を参院議長か
ら言い渡された直後のぶらさがり記者会見での発言。

      「できることならば(陛下に)直接お会いして、今回の非礼についておわび申し上げたいが、それはかなわないようなので、
      すでに二重橋に行って、時間があるときは陛下におわび申し上げている」(スポーツニッポン 2013年11月9日)
      http://www.sponichi.co.jp/society/news/2013/11/09/kiji/K20131109006975190.html

「御宸襟」? 広辞苑によると「宸襟」は「天子(天皇)の心」の意味。通常、「宸襟を悩ます」の表現で使い、天皇陛下のお心を煩わ
せること。

「二重橋」? いうまでもなく皇居を象徴する構造物。

いずれも「国民主権」の対岸、向こう岸にある言葉です。日本国憲法は「国民主権」の憲法であり、「天皇主権」、「象徴天皇主権」
の憲法でもありません。「御宸襟」や「二重橋」という「(象徴)天皇主権」を連想させる言葉は、「国民主権」ということを身体に沁み
込んだ理念(まったき感情)として保持しているのであれば決して出て来ようもない言葉だといわなければならないでしょう。

そういう意味で、山本太郎氏を「民主主義者」と評価することはできません。

これは「脱原発運動」や「政治利用」の問題とは別のことがらです。「民主主義」自体の問題として考えなければならないことです。

だから、山本太郎の「脱原発運動」にとりくむ姿勢への評価(賛成であれ、反対であれ)や保守勢力の「天皇の政治利用」という名
目の山本太郎バッシングの問題とは切り離して考えなければならない問題です。

山本太郎の「陛下の御宸襟を悩ませた」「二重橋に行っておわび申し上げている」という発言をどう評価するかという問題は、自ら
をリベラリストと標榜する者にすべからく課せられたアイデンティティの問題というべきでしょう。

そういう意味で、私は、以下で辺見庸が創作している「キチガイナスビ=チョウセンアサガオには、ヒオスチアミン、スコポラミンな
どのトロパンアルカロイドといふ毒性成分があって、誤ってたべると幻覚・沈鬱症状をきたし、遺伝的にもニッポン人の優生エレメ
ンツをそこなふおそれがあるのだ」などと講釈する「口のおばさん」の発言に共感します。

その「口のおばさん」は山本太郎についてさらに次のように講釈します。

      「最近ではトリップしたさにチョウセンアサガオを口にするバカな若者もいるのだそうだ。「こういふバカが天皇陛下に直
      訴状をおわたしして、ごキンシン、もとひ、ごシンキンをおやなませ、いや、お悩ませしたり、テロリストになったりしかね
      なひのよ!」
      (辺見庸「不稽日録」2013/11/09)
      http://yo-hemmi.net/article/379448340.html


東本高志@大分
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