[CML 027534] 韓国の労働運動の今

donko at ac.csf.ne.jp donko at ac.csf.ne.jp
2013年 11月 9日 (土) 13:11:16 JST


 嫌韓派の人たちは、「韓国は暴力的なデモが多い」と言い立てます。それに比
べれば労使一体となって「絆」を深める日本の方か゛優れていると言います。

 一知半解です。

 暴力的なのは労働者のデモを鎮圧しようとする韓国政府です。

 争議権や団結権などの権利が「天から降ってきた」日本とは違い、韓国の労働
者は当たり前の権利を得るために命がけの戦いをしなければなりませんでした。
常に国家権力の弾圧がありました。ガス弾の水平射撃と棍棒、警察署での拷問と
投獄がありました。その苛烈さは日本とは比較になりませんでした。戦闘的でな
ければ、命がけの戦いに勝つことができなかったのです。
 
 毎年11月、韓国のソウル市では「労働者大会」が開催されます。
 1970年11月、当時はどぶ川の悪臭が漂っていたチョンゲチョンのほとり
にある
縫製工場街の一角で「我々は機械ではない!労働法規を順守せよ!」と叫んで焼
身自殺した労働者全泰壱(チョン・テイル)を記念して開催される集会です。

 全泰壱が命を捨てた抗議によって再生した韓国の労働運動は学生運動と共闘す
ることによって、1990年代に民主化を勝ち取りました。

 ケータイやスマホなどの家電製品や自動車の輸出増で、韓国の一人当たりの名
目GDPはこの20年で3倍近くになりました。

 しかし、富裕層と貧困層の所得差は広がる一方です。
 雇用の非正規化は日本よりも早いスピードで進みました。 

 韓国最大の財閥である現代グループの経営者一族が世界有数の大富豪にあげら
れるのに対して、「せめて時給を1万ウオンにしてほしい!」と悲痛な叫び声を
上げる無数の非正規労働者がいます。非正規労働者の数は増える一方です。また、
日本ほど年金制度や生活保護制度が整備されていないため、老人の貧困化は深刻
なものになっています。

 それを受けて、今韓国では労働運動が激化しています。

 韓国の労働の現状を今日(11月9日)放送のETV特集が放送します。

 NHK教育
 ETV特集
「躍進とリストラのはざまで〜労使対立にゆれる韓国〜」
http://www.nhk.or.jp/etv21c/file/2013/1109.html
 
 放送日:11月9日
 放送時間:23時〜

 再放送 11月16日 午前0時45分※金曜日深夜

坂井貴司
福岡県
E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp
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「郵政民営化は構造改革の本丸」(小泉純一郎前首相)
その現実がここに書かれています・
『伝送便』
http://densobin.ubin-net.jp/
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