[CML 024627] 阿久根の竹原、大阪の橋下、閉塞感が生んだポピュリズムの妖怪

Yabuta Tohru ynntx at ybb.ne.jp
2013年 5月 31日 (金) 19:56:27 JST


藪田です。

大阪の橋下を批判するメールにあふれていますが、橋下徹のような独裁的なポピュリストの前例として、鹿児島県阿久根市の竹原信一がいました。ダイヤモンドオンラインに、「独裁政治で大混乱に陥った阿久根市の“いま”」という記事がでています。

竹原信一というポピュリズムの妖怪を、市長という座から引きずり下ろし、市制の安寧化を取り戻すのに、良識ある市民は、まさに精も根も尽き果てる総力戦を挑まなければならなかったのである。

竹原信一が市長在任中は、マスコミもあれこれ書きたてていたが、西平新市長が生まれたからはさっぱり報道しない。ポピュリズムの妖怪を退治してからも、それですべてが解決したわけではない。その後のほうが、市の運営はずっと大切で、かつ難しいのだ。

経済的不況が生みだす閉塞感は、阿久根の竹原、大阪の橋下のような人物を生みだす土壌が日本中に満ちている。ポピュリズムの頂点には、ヒットラーという怪物がいた。今の日本は、かつてのワイマール共和国に、似ている。私は、この10年ずっと言い続けていたが、阿久根の竹原、大阪の橋下、そして東京の石原を見ていると、ミニヒットラーは、現実に出現していたのだ。

これが、ファシズムという凶暴な爆弾に発火させないように、ひとりひとりの有権者は、心に深く刻み込まなければいけない。誰かが、一気に問題を解決してくれると、幻想をいだいてはいけないし、マスコミもそのような幻想をばらまいてはいけないのだ。


>日本の地方自治のあり方を根底から揺さぶる挙に出たのが、阿久根市の竹原前市長だった。「問答無用」と議会を招集せず、専決処分で職員賞与を半減するなど「一刀両断」の政治手法をとり続けた。

>地方自治法を無視する行為ながらも、一部の市民から熱烈な支持を集め、他の地域からも「あれぐらいやらなければだめだ」と評価する声さえ上がった。

>阿久根市は、竹原氏が08年8月の市長選で当選してから、昨年4月までの2年8ヵ月で、市長選を3回、市議選を2回、さらに市長と議会のリコールを問う住民投票をそれぞれ1回ずつ行なったことになる。市を二分する戦いを7回も繰り返したのである。

>西平市長は、阿久根で展開された一連の竹原劇場を「(竹原氏)支持者が一定数あるのは世の中(地域)が疲弊しているからで、阿久根だけに限ったものではないと思います。(制度の)使い方を間違えると、阿久根のように市民の間に大きな亀裂が生じてしまいます」と、冷静に振り返る。



http://diamond.jp/articles/-/15741  ダイヤモンドオンライン

    2012年1月19日

独裁政治で大混乱に陥った阿久根市の“いま”

現市長と関係者が振り返る「竹原劇場」の夢のあと

間違っていないが、やり方が悪かった――。
旧“竹原派”市議が語る独裁政治の功罪

「竹原さんがやろうとしたことは、今でも間違っていないと思うが、やり方が荒っぽかった。もっと丁寧なやり方で、合意点を探るべきだったと思う。ただ、ポピュリズムと言われるのは不本意。事実を公開しただけで、(市民の怒りを)煽ったつもりはありません」

 こう振り返るのは、鹿児島県阿久根市の松元薫久市議。35歳の若手市議で、「官民格差の是正」を掲げ、市職員と反対派議員を徹底攻撃した竹原信一・前市長派(4人)のメンバーだった。

 現在、議会内に「竹原派」というもの自体がなくなったと語る。そして、新しい市長とは是々非々の関係で、議員間の話し合いもできるように変わったと明かす。

 日本の地方自治のあり方を根底から揺さぶる挙に出たのが、阿久根市の竹原前市長だった。「問答無用」と議会を招集せず、専決処分で職員賞与を半減するなど「一刀両断」の政治手法をとり続けた。

 地方自治法を無視する行為ながらも、一部の市民から熱烈な支持を集め、他の地域からも「あれぐらいやらなければだめだ」と評価する声さえ上がった。

 そうした背景に政治や行政、公務員や議員への不信があった。また、地域経済の疲弊による貧困化が進む中で、公務員だけがいい思いをしているとの不満があった。

 充満していた不満のガスに火をつけたのが、竹原氏だった。市長初当選後、市職員の給与明細をHPに公開し、職員の6割が年収600万以上という高給ぶりを知らしめた。

 支持者は市職員給与に大ナタを振う「問答無用」の改革に拍手喝采した。溜飲が下がる思いで見ていたのであろう。彼らの熱い視線を浴びる竹原氏は、『独裁者』というタイトルの著書まで出版し、「ルールを守れ」との批判を一蹴した。

以下略 



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