Re: 熊本法廷に続き信頼度の低い証人 Re: [CML 024381] 原発民衆法廷・第9回公判・福島法廷

saburou japanesewolf at gmail.com
2013年 5月 25日 (土) 03:09:16 JST


北島です。

悩みに悩んだ末ですが、明日(というか今日)のストップ・ザ・もんじゅ集会の出席と短い時間の枠ではありますが発言する機会において、
「四号機プールの核燃料を早期に移動を求める運動」は「収束作業労働者の『死』をも前提とする、高線量被曝を求める、冷酷かつ非人道的な運動です」ということをはっきり伝えることにしました。

近畿大の奥田先生とも月刊『部落解放』誌記者で天理大教員の瀬川さんの計らいで「関西地域における『障がい者の生存を否定する』ことを前提とした『反原発運動』の言説に、またその言説を基に「障害者差別が拡散され、排除が正当化される現状」に警鐘を鳴らす作業を始めてゆかねばならないだろう」というで意見は一致しました。

そもそも「収束作業員は死ね」ということと同義である「四号機核燃料の早期移動を要求する運動」のまっただ中に、孤立無援な状態で、なおかつ「殺される当事者側」である人間である私が発言しに訪れる、というのは大変恐怖を伴う苦痛なことです。同質性を求める「反対運動」の現況で、政治的社会的少数者に属する側の者が単身で乗り込むことは大変な勇気が必要とされます。

しかしながら、「殺されることが前提とされる者」が「犠牲者を要求する人々」に対して、殺される前に抵抗の表明を、罵倒されようが大ブーイングを受けようが、やらなくてはいけないことだ、と決意するに至りました。

通常の、壊れていない原子力施設でさえ、定期点検時には2Sv/hや3Sv/hという致死線量の燃料棒があります。twitterでは第一種放射線取扱主任者のredさんがこのような致死線量の燃料棒のことは「お化け」と呼ばれていることを紹介しております。また、HappyさんTSさんなどはこれら燃料棒の移動の際、完全に全自動化されたクレーンでは作業できない、微妙な操作は人力でおこなっているんだ、ということを証言しています。実際、このような核燃料の移動を定期点検時に行なっている作業員のことを「特攻隊」と呼び、高線量被曝作業専門要員となる作業員の存在については太平電業の作業員、協栄工業の作業員から聞かされております。現在、核燃料移動や点検を専門に行う会社は、日本では数は少ないですし、特攻隊作業員として就業する被曝要員の確保にはいつも苦労していることについて教えていただいています。

自民党政権は四号機の移動スケジュールを繰り上げることを決定しましたが、本当にこの作業を作業員の生命保全を前提条件として始めることができるのかというと、大変疑問です。「疑問」ではなくて、移動の作業過程で悲惨な事態が予想されること、目に見えています。このようなことを「運動のせ成果だ」などと果たして言えるのでしょうか。燃料棒の移動時の危険性を分かっている作業員なら絶対に拒否します。死にたくありませんからね。必然的にその作業の危険性について理解しない労働者が担うことになるでしょう。

更に言えばイチエフの四号機は「通常の状態」ではありません。建屋も吹き飛んでいます。燃料棒も歪んでいることも予想されます。通常時でも歪んでいて、無理やり押し込んだり、特攻作業員が手動で動かしたりするのです。脱落もあるかもしれません。

「そんなに早く移動したいのであれば、「ストップ・ザ・もんじゅ」のメンバー全員でやってください」、とも伝えようと思っています。
自分は安全な場所にいて、被曝しないことを前提として、「自分ではない他者」の高線量被ばく、まかり間違えば死者さえ出かねないことを平然と要求することが信じられません。

倫理的な面での問題点、技術的な問題点をしっかりと指摘します。20分で伝えることが出来るか不安ですけどもね。

明日の集会参加・発言にあたって相談に乗ってくださったひこパパさん、本日(昨日)の授業での講演に骨折りして奔走してくださった同志社大の教員や学生の皆さん、本当にありがとうございました。

北島教行 拝


2013年5月23日 16:38 saburou <japanesewolf at gmail.com>:

> http://memorandum.yamasnet.com/archives/Post-1276.html
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> 代表的な批判は上記のものがあります。読んで信じちゃってる人々には間違えの訂正をするのに骨を折ってます。ICRP批判なのは解るのですが、ECRR防護論のいびつさについては一切の言及がありません。現場労働者にはICRPよりも「甘い」基準もあり、認め難いのですが、なかなか信じて貰えず苦慮しています。
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> 北島
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