[CML 024359] TPPはメリットゼロ、 遅れた追悼 ――伊藤律(日本の被占領期の日本共産党政治局員)について(私の「覚え書き」)

石垣敏夫 motoei at jcom.home.ne.jp
2013年 5月 20日 (月) 14:38:22 JST


前田さん
>野坂という一人の人物が3重スパイだったのではなく、当時の国際関係の中でさ
まざまな利害対立を反映して、ある面からみればスパイと見られる位置 にたつ
ことになったのではないでしょうか。

これは同感です。
自分と意見が異なる、つまり党内奪権闘争で他を排除するために
スパイとか極左とかレッテルを貼るのです。
どう闘うかは路線闘争です。
これは議論し決定する、これが民主主義です。決定に反対した人
を除名とかで排除してはなりません。

今自民党でもTPPに賛成できる人はいないでしょう。
自動車の関税も米国には都合悪く先送りされ、日本は全くメリットがありません。
しかし、安倍首相に意見を言える人間はいません。
家父長制というか、旧天皇制というか、独裁制というか、
右から左まで党内民主主義が確立されていないのが現状だと思います。
だから米政府にナメラレ、脅かされれば、
首相の判断でくるくる変わるのです。
平和革命と言えた民主党政権鳩山・菅・野田各旧首相らも残念ながらこれが現実でした。 

党内で充分討議し積み上げたものなら、簡単に変更はできません。
消費税などは結局は首相のの一存で、しかも自公民の野合で秘密裏に決定されました。 

                 石垣敏夫

前田 朗です。
5月20日

森永さん

> 私は野坂参三は日米ソの3重スパイだったと見ます。宮顕は日本特高・公安のスパイ(多重ではない)だと思います。

そうでしょうか。

野坂という一人の人物が3重スパイだったのではなく、当時の国際関係の中でさ
まざまな利害対立を反映して、ある面からみればスパイと見られる位置 にたつ
ことになったのではないでしょうか。

言い方を変えると、「森永仮説は一国社会主義を前提としている」ように見えます。

もし労働者階級の闘争が普遍性を獲得しえていたなら、つまり真にインターナ
ショナルなものとなりえていたら、森永仮説は無用の説だったはずです。

もちろん、民族と階級とか、階級とジェンダーといった論点は残りますが、少な
くとも、「インターナショナル」が裏切りの歌になることもなかったは ずで
す。私は四半世紀、歌わないことに決めています。

資本の側が普遍性を獲得し、グローバリゼーション、あるいはEU統合という形
で、インターナショナルに展開しているのに対して(そこではますます 矛盾が
激化しているにもかかわらず、矛盾の先送りに一応成功しています)、

労働の側は普遍性を投げ捨てたままです。

東本さんの伊藤律への「遅れた追悼」は、そのことへの反省だと解釈できます。

現状を許してしまった自らの責任を思うからこその伊藤追悼でしょう。





> コミンフォルム声明をめぐって日本共産党が国際派と所感派に分裂したとき、宮顕が国際派で野坂が所感派に分かれたのは、双方にスパイを配置するという日本当局の企てだったのでしょう。
> 日本の公安が望んでいたことは、日本共産党を穏健な議会主義政党にすることと、ソ連・中国などの影響下から引き離すことだったでしょう。宮顕はこれを見事にやり遂げました。
> また、他にも日本の公安が望んでいたこと――部落解放運動の分裂、日朝友好運動の分裂、労働組合運動の分裂、民青や民青系全学連の穏健化(新日和見主義事件)なども宮顕は見事にやり遂げました。
>
> 森永和彦
>
> 2013/05/19 (Sun) 21:31, maeda at zokei.ac.jp wrote:
>> 前田 朗です。
>> 5月19日
>>
>>
>>> 渡部富哉著の『偽りの烙印―伊藤律・スパイ説の崩壊』(五月書房 1993年)によ
>> って、伊藤律スパイ説は崩壊させられた。
>>> これからは本物のスパイを暴かなければならないと思われる。それは野坂参三
>> と宮本顕治である。
>>> 宮本顕治の「獄中闘争」に関する疑惑について。
>>> http://www2s.biglobe.ne.jp/~mike/yamada1.htm
>>> 山田正行(大阪教育大学教授)さんの論考が載っています。
>>>
>>
>> 山田さんとは、あるMLで時折、意見交換することがありますが、うかつにも上
>> 記の情報を知りませんでした。紹介ありがとうございます。
>>
>>
>>> 6全協(1955年)を経て、野坂・宮本コンビが党中央の権力を握ってからの日本
>> 共産党は、スパイによって操られているとしか思われない行動をしてきた。次に
>> 望まれるのは、野坂・宮本コンビがスパイであったことの解明であろう。
>>
>> 野坂はソ連のスパイ嫌疑で除名になっていますが、森永仮説によると、野坂は多
>> 重スパイということになるのでしょうか。
>>
>> 「何某スパイ論」は、時として「陰謀論」に堕しかねないので要注意ですが。 



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