[CML 023174]  法律ができるまで排外行為は続くのでしょうか

石垣敏夫 motoei at jcom.home.ne.jp
2013年 3月 15日 (金) 18:40:12 JST


前田朗さん
お世話様です。
ご丁寧な経過の説明ありがとうございます。
法律ができるまで排外行為は放置されるのでしょうか。

3月14日参院講堂で行われた「排外・人種侮蔑デモに抗議する国会集会」に参加して(約500名参加)
この集会で、上瀧浩子弁護士が、ドイツの民衆扇動罪*(下段)に類する法律が日本に制定されていないので
ヘイトクレイム規制が難しい、という話をされました。
その理由として個人が侮辱、名誉毀損されたわけではない。発言が不特定多数を指しているからとのことでした。
人間は法律より先に生まれているのです。法律に定められていないからといって加害者を放置することは許されません。
人権侵害発言を受けた当事者は自分の人生を左右するような衝撃を受けます。
特に未成年の受ける衝撃は大きく、その傷ついた心を取り戻すには長期の時間を必要とします。
日本政府の北朝鮮政策に便乗しているとみられる「在特会」と称する団体の人権侵害発言を
即時日本政府は止めさせる行動をとるべきです。
                            石垣敏夫

*民衆扇動罪(ドイツ刑法130条)の構造
「公の平和を乱し得るような態様で、
1 国籍、民族、宗教、またはその民族性によって特定される集団、住民の一部に対して、
又は上記に示した集団に属することを理由に若しくは住民の一部に属することを理由に個人に対して
憎悪をかき立て若しくはこれに対して暴力的若しくは恣意的な措置を求めた者、又は
2 上記を示した集団、住民の一部又は上記に示した集団に属することを理由として個人を冒涜し、
悪意で侮蔑し若しくは中傷することにより、他の者の人間の尊厳を害した者は
3月以上5年以下の自由刑に処する。」



前田 朗です。
3月15日

石垣さん

ご苦労様です。

私は3期に分けて理解しています。

第1期--カルデロン事件や秋葉原・デモで登場してきたころの在特会は、差別
発言満載で、「暴力的」でしたが、相手に直接暴力をふるうのではなく、威圧で
した。その中でも犯罪はいくつもあったのですが、警察は一切規制しませんでし
た。鶴橋のデモで、あまりにひどい差別発言について、ある市民が「どうして放
置しているのか」と詰め寄ったところ、現場で待機していた警察の指揮官が「表
現の自由だから」といった話もあります。「表現の自由」という一言で犯罪が放
任されていました。

第2期--2009年12月4日の京都朝鮮学校襲撃事件は一つの転機と考えて
います。被害を受けた朝鮮学校側が刑事告発したにもかかわらず、京都府警と京
都地検はなかなか動きませんでした。しかし、被害者側は粘り強く活動しました。
たぶん、石垣さん参加の集会で上瀧弁護士か金尚均さんが説明したことと思いま
す。紆余曲折はありましたが、8か月後に被疑者の逮捕、そして起訴、有罪判決
へとつながりました。民事損害賠償訴訟も続いています。この時期、在特会は、
活動の中で逮捕者が出たこと、刑事訴追されたこと、そのための弁護人選任方針
などをめぐって内部が混乱していました。桜井誠こと高田誠もぐらついていまし
た。ここで踏みとどまればよかったのですが、彼らは「危機」を打開するために、
もっと過激な活動に出るようになったように見えます。奈良の橿原では水平社博
物館に押しかけて異常な部落差別街宣をして、民事訴訟を起こされ、敗訴してい
ます。しかし、奈良県警は動きませんでした。その後、橿原市議会で取り上げら
れて「警察は何をやっているのか」と問題になったそうで、2度目に差別街宣に
やってきたときには、奈良県警が差別街宣を阻止しました。


第3期--しかし、在特会は、直接行動路線をさらに進めました。世間でも、フ
ジテレビへの抗議事件が起きて、若者が在特会と同様の主張をしているように見
えたので、手ごたえを感じたからでしょう。そこで起きたのが昨年のロート製薬
強要事件です。芸能人や一般市民がフジテレビ抗義を繰り広げたのですから、在
特会はもっと過激にロート製薬に乗り込んで執拗な強要行為をやったのです。ロ
ート事件で注目すべきことは、2つあります。第1は、それまでと違って、直ち
に警察が動いて、刑事事件として立件、起訴したことです。これは「警察が在特
会に厳しく対応した」ということではありません。被害者がロート製薬という企
業だったから「企業をまもった」ということです。第2は、ロート製薬本社前の
路上で、桜井誠こと高田誠がハンドマイクを持って警察官の目の前で「朝鮮人を
叩き殺せ」と絶叫しましたが、警察は放任しました。このころから、高田誠は
「叩き殺せ」を常套句として用いています。それ以前は「日本から叩き出せ」
「東京湾に沈めろ」でしたが、ロート事件で一気に「叩き殺せ」が解禁され、そ
の後も続いています。これがデモにおける「殺せ」発言や「殺せ」プラカードに
つながってきたと思います。「ネット右翼の友」安倍晋三が首相になったことも
彼らを勇気づけている一因です。

以上は私のおおよその理解です。

いずれにせよ、石垣さん指摘の通り、警察と在特会の連係プレーが散見されます。
特に大阪は明らかに警察と在特会が協力して活動しています。

こうした状況を許さないために、市民が声を上げていくことが重要です。その意
味でも、今回の国会内集会は画期的だったと思います。参加できなかったのが残
念。

> みなさん
> お世話様
> 昨日の集会で
> 日本政府、警察、在特会は一脈を通じている、
> ということが良くわかりました。
> 在日特権を持っているのは在日朝鮮・韓国人ではなく
> 在日米軍、在日米政府関係者です、
> 日本政府は在特会を利用して、
> 排外主義を煽っているのです。
> 北朝鮮の核開発・拉致問題で、
> 日本政府は全く関係の無い在日韓国・朝鮮人市民ををイジメ、
> その一方で日本人の非正規労働者、失業者を作り出し、
> その鬱憤(うっぷん)をはらす、行動を黙認。
> 在特会を警察は泳がせているのです。
> 私たち市民が暴言を吐けば、すぐ捕まりますが、
> 在特会は何もされないのです。
> (石垣)




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