[CML 023029] Re: 民医連の【声明】福島県民健康管理調査における甲状腺がん発見の報道を受けて

泥憲和 n.doro at himesou.jp
2013年 3月 8日 (金) 10:08:43 JST


菊池さん、有り難うございます。

民医連の声明、よい内容だと思って読みました。

私なんかは必要に迫られて「過剰な不安情報の否定」に傾いた書き方をしますけど、
「過剰な安心情報の否定」も必要ですもんね。

チェルノブイリ事故のあと4〜5年後に癌が増えたというのは、
日本の医療陣が1991年から集団検診して癌の増加を確定したことを指していますよね。 

でもそれ以前から現地の医師たちが癌の増加を指摘していました。

たとえば汚染地カルーガでは、たまたま事故前の1985年から検診が実施されており、事故直後から癌の症例が増えたと報告されています。
日本の医療陣が調査に入ったのは、そのような声に押されて大規模検診の必要を覚ったロシア政府の要請にもとづくものでした。
日本の医療陣は5mmより小さな癌は、技術的限界で見つけられませんでしたが、それでもたくさんの癌を見つけました。
一瞬にその大きさに育ったはずがないので、
もちろん検診した事故後4〜5年後よりも前から癌に罹患していたはずです。

だから4〜5年たたなければ癌が増加しないと断言するのは誤りでしょう。
いまは5mm未満の癌も発見できるから、
原発事故由来の癌があるとすれば、4〜5年を待たずに早期に発見できるはずです。

ではいま見つかっているのが確かに原発事故に由来するか、それは断言できません。
少なくとも15mmまで育った癌について、
2年でそこまで育たないだろうとは言えるのではないでしょうか。
かといって微少癌を含むすべての癌が事故由来でないとは断言できないし、
断言してはいけないはずです。

民医連声明は、その点、言うべき事は言っており、
言うべきでないことは言っていない。
内容的には山下さんなんかの言い分と矛盾していないのですが、
主張の力点の置き方が異なっているので、
よい声明だと思います。

----- Original Message ----- 
From: "京都の菊池です。" <ekmizu8791 at ezweb.ne.jp>
To: <cml at list.jca.apc.org>
Sent: Thursday, March 07, 2013 8:07 AM
Subject: [CML 023005] 民医連の【声明】福島県民健康管理調査における甲状腺がん発見の報道を受けて


> 民医連の【声明】福島県民健康管理調査における甲状腺がん発見の報道を受けて
>
>
> 転送・転載歓迎
>
>
> 京都の菊池です。
>
> 福島県民健康管理調査における甲状腺がん発見の報道を受けて
>> 民医連
> (全日本民医連のホームページ
> http://www.min-iren.gr.jp/)
> の声明
>
>
> を教えていただきました。
>
> 転載します。
>
>
>
>
> 民医連の声明
>
>
> http://www.min-iren.gr.jp/seimei-kenkai/2013/data/130218_01.pdf
>
> 【声明】 福島県民健康管理調査における甲状腺がん発見の報道を受けて
>
> 2013年2月18日 全日本民主医療機関連合会 会長 藤末 衛
>
> 福島県が行っている県民健康管理調査の甲状腺エコー検査で新たに2人が甲状腺がんと 診断された。
> これにより、県民健康管理調査で甲状腺がんと確定された方は約4万人の検 診受診者のうち3名となり、その他に悪性が強く疑われる方が 7 名とのことである。
> これまでの知見では、小児の甲状腺がんの発生率は「100 万人に1人」といわれていた。
> 大規模なエコー検診は前例がなく、発生率とスクリーニング発見率を単純に比較すること はできないが、今回の県民健康管理調査の結果は注目すべきものと考える。
> 原発事故による放射能汚染が影響しているかどうか、現時点で断定することはできないが、これだけのスクリーニング発見率である以上、放射能が影響している可能性を十分に 念頭において今後の検診や診療に生 
> かされるべきと考える。
> チェルノブイリの経験では 4〜5 年後に甲状腺がんが発生していることから、今回発見されたがんは原発事故以前に発症していた可能性がある、との説明もあるが、そもそもチェ ルノブイリでは大規模な検診が行 
> われたのは事故から 4〜5 年後であった。
> もっと早くから 発症していた可能性は否定できない。
> 福島第一原発事故は、我が国がこれまで経験したことのない出来事であり、放射能汚染の健康影響は、いまだ科学的に解明されていないことが多い。
> 放射能の影響を決して軽視することなく、注意深く住民の健康管理をすすめていかなければならない。
> 甲状腺がんは、早期に発見し治療すれば予後が良好な例が多く、低年齢のうちに発見することが求められる。
> 今後、県民健康管理調査の対象である 40 万人全員の検査をやりきること、経年的な検査をきちんと行うことが重要である。
> そして福島県はもちろん、ホットスポットといわれる地域、放射性ヨウ素が多く飛散したと推定される地域に住むすべての 子どもたちの甲状腺エコー検査を実施することが必要である。
>
>
>
>
> 菊池
> ekmizu8791アットezweb.ne.jp
> (菊池へ送信の場合、アットの部分を@に直して送信してください。菊池)
> 



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