[CML 022967] Re: 処分保留そして再逮捕 可視化なしの取調なし

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2013年 3月 4日 (月) 16:04:51 JST


前田 朗です。
3月4日

大山猫さん


> 
> >弁解録取書の作成には応じたが、録音・録画がなされない取り調べには応じ
ない旨を告げると、警察官はすぐに留置場に戻す手続きを始めた、という。
> 
> 取り調べなしってか? だったら勾留する意味ないじゃん。
> 


ちょっとこれはいただけません。

勾留の目的は、第1に逃走防止(裁判への出頭確保)、第2に証拠隠滅防止、で
す。

取調べは勾留の目的に含まれません。

にもかかわらず、警察・検察は、勾留を利用して取調べを強行し、取調受忍義務
などという異様な主張を押し通してきたのです。

刑事訴訟法198条1項の解釈をめぐる議論も、これにかかわります。

勾留は取調べ目的ではないので、本来、拘置所に勾留するべきです。

以上のことは、刑事訴訟法学者の多数の見解です。

それに付け加えて、私の見解は下記のようになります。

留置場を代用監獄として用いて取調べをすることがそもそも人権侵害です。これ
は多数とまでは言えないかもしれませんが、有力学説です。拷問禁止委員会も同
じ意見です。

私の見解は、さらに以下のように続きますが、以下については、刑事訴訟学者の
中に賛同者がまだいません。

身柄拘束された被疑者には黙秘権があり、その実践方法として取調拒否権があり
ます。

被疑者が弁護人と相談の上、取調拒否権を行使しないことを決め、かつ、取調べ
の可視化が担保されれば、捜査機関は被疑者に任意の取調べができます。



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