[CML 025122] Re: 尖閣諸島(釣魚諸島)について

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2013年 6月 26日 (水) 20:54:28 JST


とりあえず琉球人民の釣魚台(「尖閣諸島」)に対する立場について述べます。
私は、沖縄社会大衆党の本部を訪問して、沖縄社会大衆党の人々と話した事があるのですが、「中国領土釣魚台の日帝による略奪…」というと、沖縄社会大衆党の人たちは「いいえ、『尖閣諸島』は沖縄県の一部です」と強い調子で言ったので、「日帝による洗脳は深く浸透しているんだな」と驚きとともに実感しました。
琉球解放は、東アジアの反帝国際革命の一環としてのみ可能なので、琉球人民は両岸の中国人の保釣運動と連帯しなければなりません。私の主張を支持する琉球人民はごくわずかでしょうが、地道に真理を訴えていかなくてはならないと思います。

森永和彦

2013/06/25 (Tue) 22:32, donko at ac.csf.ne.jp wrote:
>  坂井貴司です。
> 
>  森永さんは書きました
>  
> 「 琉球だけでなく、Puerto Rico やGuam、そしてさきほど首脳会談が行われた
> 「北アイルランド」などの植民地支配からの解放を強く主張していかなくてはな
> りません。
>  ハワイについてはよくわかりません。第二次大戦以前のUSA左翼の主張を見ると、
> 「ハワイ解放」といった主張が見られますが、第二次大戦後には見られなくなり
> ます。これはなぜなのか調べてみたいです。」
> 
>  ハワイは、アメリカの陰謀によって、アメリカの50番目の州にされました。
>  
>  ハワイは、1795年から1893年まで独立国家として存在しました。、イ
> ギリス、フランス、アメリカ、そして日本と国交を結びました
>  
>  ハワイ侵略を狙うアメリカ政府の支援を受けて、「野蛮人」であるハワイ人を
> キリスト教によって文明化すると称してハワイにやってきたアメリカ人宣教師が
> 来ました。彼らは後にサトウキビ農園を経営する地主に変身し、ハワイ経済を支
> 配する資本家になりました。これら農園の労働者になったのが、フィリピン人と
> 日本人移民でした。
>  
>  イギリス人やアメリカ人が持ち込んだ結核や梅毒、コレラなどの伝染病の蔓延
> で、先住のハワイ人は激減し、文化はアメリカ人宣教師の「文明化」によって破
> 壊されました(フラダンスや刺青の禁止、英語教育の強制など)。
> 
>  アメリカは、砂糖産業への投資を通してハワイへ莫大なカネを流し込んで、広
> 大な土地を奪いました。またアメリカ人移民を大量に送り込んで、ハワイ人を少
> 数派へと落とし込みました。
>  
>  ハワイ経済を支配したアメリカ人資本家は、本土政府の軍事支援を受けて、、
> 1893年にクーデターを起こしてハワイ王朝を崩壊させ、ハワイ共和国を成立
> させました。大統領以下、閣僚は全員アメリカ人でした。。1898年、ハワイ
> 人の意志を無視して、ハワイはアメリカに併合されました。「琉球処分」と同じ
> でした。
> 
> ハワイ歴年表
> http://www.legendaryhawaii.com/history/p01
>  
>  ハワイは「太平洋への長い橋」として、グアム、沖縄を結ぶアメリカのアジア
> 太平洋侵略の最重要拠点として今も重要な役割を果たし続けてきました。
>  
>  これに対して、最底辺に押し込められたハワイ人たちは、先住民族とのしての
> 権利を掲げて、抵抗し続けています。
>  
>  ハワイは、グアム、沖縄と同様、帝国主義国家が支配する植民地です。
> 
>  次に、森永さんは書きました。
>  
>  「いいえ、中国が対日戦勝国であること、ポツダム宣言にかんがみて、釣魚台
> は中華人民共和国台湾省に即時返還されるべきです」
>  
>  これと同じ質問を、私は反基地運動や労働運動に携わっている何人かの沖縄の
> 人にしました。
>  
>  「尖閣諸島(釣魚諸島)は、日本が中国から武力で奪ったから、即時中国に返
> 還すべきだ、という意見があります。どう思いますか」
>  
> と聞きました。
> 
>   
>  返事は、
>  
> 「そのような極論に賛成する沖縄県民は誰もいません。尖閣諸島は沖縄の一部で
> す」
> 
> でした。
>  
>  森永さんの尖閣諸島即時中国返還論に賛成する沖縄の人がいたら、ぜひ紹介し
> ていただきたいと思います。
> 
>  私の個人的意見は、「尖閣諸島は、ヤマト(日本)、中国、台湾ではなく、独
> 立国家であった沖縄の一部である」
>  
> です。沖縄がこの問題の当事者であるべきです。
> 
>  なお、私がソウルで出会ったポーランド人は「尖閣諸島は日本の領土だと思う」
> と言いました。ポーランドでも、この問題に関する関心は高そうです。
>  
> 
> 森永さんは書きました。
> 
>  「それは事実でしょうか?釣魚台の島々を発見し命名したのは中国人であると
> 私は認識します。」
>  
>  これは、
>  
>  「尖閣」列島−−釣魚諸島の史的解明
>  http://www.mahoroba.ne.jp/~tatsumi/dinoue0.html
>  
> でも書いてあります。この井上論文は、「尖閣諸島は中国領である」という論拠
> として中国政府が盛んに引用しています。
> 
>  当然のことながら、批判も出ています。
>  
>  『尖閣列島』緑間栄/著 1984年 ひるぎ社(絶版)
>  
>   「尖閣列島問題と井上清論文」奥原 敏雄
>   http://senkakujapan.nobody.jp/page084.html
>   
>   森永さんは書きました。
> 
>   「沖縄は中国固有の領土」という主張は、中国の一部民間人はともかく、政府
> や政権党や公式メディアから出されたことはありません」
>   
>  確かに、このようなトンデモ論はネット上では盛んに書き込まれていますが、
> 中国政府や中国共産党は公式見解とは現時点ではしていません。 しかし、このト
> ンデモ論が中国の世論の支持を受けるようなことになれば、話は別です。
>  
>  日本の世論が「竹島の実力奪回」、または「尖閣諸島の自衛隊配備」を支持す
> るようになればと同じです。
>  
>  そうならないようにと、私は願っていますが・・・。
>  
>  辛淑玉さんについては、私は感心を失っていますので,彼女が創価学会を賛美
> しようが、それについて論じる気はありません。
>  
>  現在、私の最大の関心事は、身の回りで起こっている労働問題(賃金、パワハ
> ラ、クビ切り、労災)と、進行中の在日アメリカ軍岩国基地拡張です。
>  
>  岩国では、沖縄と三里塚をあわせたような問題が進んでいます。これに対して、
> 長年自民党を支持してきた保守的な市民が立ち上がり、粘り強く基地拡張反対運
> 動を続けています。
>  
>  森永さんに、岩国へ行かれて米軍基地拡張の現場をご覧になることを強くお勧
> めします。米帝の軍事的圧力というものが判ります。
>  
>  私と森永さんが、尖閣諸島問題についてメールのやりとりをしても、米軍基地
> 被害に苦しんでいる沖縄の人々には関係がないことです。それよりも、普天間基
> 地返還や辺野古新基地、高江ヘリパッド建設反対の座り込み支援に行く方がよほ
> ど役に立ちます。私も行きたいと思っています。。
> 
>  韓国や中国の悪口をネットに書き込んで鬱憤を晴らすネトウヨのように暇では
> ありません。
>  
> 坂井貴司
> 福岡県
> E-Mail:donko at ac.csf.ne.jp


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