[CML 025510] 参院選開票の結果をあと数時間後に控えて 『生活保護 ――知られざる恐怖の現場』(今野晴貴著 ちくま新書)を「kojitakenの日記」ブログで読む

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2013年 7月 21日 (日) 21:01:59 JST


kojitakenさん(「kojitakenの日記」ブログ主宰者)が本日付けの記事で今野晴貴氏の『生活保護 ――知られざる恐怖の現場』と
いう新書を紹介されています。
http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20130720/1374302629

その記事のエッセンスは次のようなものです。

      「本記事では、本書の中から、現在選挙戦が行われている参院選と絡めて注目した部分に触れる。

      まず取り上げるのは、本書第4章「違法行政が生保費を増大させる」に引用されている、自民党国会議員の暴言だ。

      片山さつきは「生活保護は社会保障ではない」、世耕弘成は「生活保護受給者には『フルスペックの人権』を認める
      べきではない」とそれぞれ言い放った*1。こんな議員がいる政党の圧勝が間違いないとは寒心に堪えないが、著者
      が問題視しているのは、「生保を受給するためには自らが真正な貧困者であることの証明が要求される」*2ことで
      ある。「実際の行政の審査を通過するためには、車や持ち家の処分、蓄えがあればそれすら処分し、丸裸になる必
      要がある」*3と著者は書く。

      ただでさえこのような状態にあるのに、片山や世耕ら自民党の政治家は、さらなる貧困の可視化を要求するのであ
      る。

      少し本書の内容から脱線するが、4年前の衆院選では争点の1つとされていた「取り調べの可視化」には冷淡もいい
      ところだった自民党の政治家は、それとは裏腹に「生活保護を受ける人間が貧困であること」の可視化を強く求め
      る。自民党とは恐るべきサディスト集団であるといえよう。

      著者は、自民党の政治家たちの主張を言い改めて、その問題点を指摘する。以下本書より引用する。

            (前略)つまり、生活保護の対象者は、普通の生活をしていてはいけない。誰から見ても「貧困者」とわか
            る相貌でなければならないという要求。うつ病にかかっていて働けなくても、収入がなくとも、「普通に見え
            る」限りは生保の対象としてはいけないというのだ。

            だが、目に見える貧困化が進むことで、当人の生活や健康状態、精神状態は荒廃していき、就労や社会
            参加は遠のく。(中略)

            ある社会学者の言葉を借りれば、バッシングが受給者に要求しているのは、「家族全員が難民キャンプで
            生活する」ような状態であり、社会生活への復帰を阻む生活水準だ。「真正な貧困者であれ」という要請に
            応えようとすれば、金銭面だけではなく、生活習慣や社会の関係性までも破壊してしまう。

                          (今野晴貴『生活保護 - 
知られざる恐怖の現場』(ちくま新書, 2013年)165-166頁)

      これが、片山さつきや世耕弘成が旗を振って、多くの大衆が共鳴した「生活保護バッシング」の正体なのだ。

読んでいて、「怒り」が心頭に発してきます。

しかし、今晩の深更になれば白黒ははっきりするでしょうが、残念きわまることですがこういうサディストの政治がしばらく続き
そうです。そして、その先には「改憲」が準備されています(すでに生活保護費は8月分から大幅に減額されることが確定して
おり、これは「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社
会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない」という生存的権利を規定した憲法25条の実質
的な改悪以外のなにものでもないでしょう。「改憲」準備はサディスト政党の手によって実質的、実態的に進められているの
です)。

今後、私たちの生存権保障を求める「闘い」、また、改憲を阻止する「闘い」は熾烈(文字どおり命がけの「闘い」)になってい
かざるをえないでしょう。その熾烈で、「生存権」をかけた文字どおり命がけの「闘い」が孤立するようなことがあってはなりま
せん。私たちも生命をかけた「闘い」にふさわしい布陣を構築する必要があるでしょう(注)。

      注:その場合、「共同」の問題がやはり問題になってこざるをえないでしょうが、その「共同」の問題を考えようとす
      る場合、私たちは3・11以来の「脱原発」運動の負の運動側面、今回の参院選をめぐる「出がらし緑茶会」「eシフ
      ト」問題などの「偽りの共同」(広原盛明氏が否定的な意味で援用する五野井郁夫高千穂大准教授のいう「偽りの
      第三極」のもじり)問題からも「貴重な教訓を汲みとる必要があるでしょう。そういう理論闘争の場面でも「熾烈な
      闘い」をくぐらざるをえないでしょう。
      http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-562.html

以上、私の覚え書き(心構え)として。


東本高志@大分
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http://mizukith.blog91.fc2.com/ 



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