[CML 025478] <テント日誌 7/17(水) ― 経産省前テントひろば 676日目 ―>

Kimura-m kimura-m at ba2.so-net.ne.jp
2013年 7月 18日 (木) 22:27:49 JST


テント日誌 7月17日(水) 
経産省前テントひろば 676日目 
参院選挙と第二回裁判が近づいて

 湿気が高く凌ぎやすい日々ではないが、まだ、熱帯夜とか真夏日とかいう程ではなく、朝夕は過ごしやすい。テントの下を捲り上げ、蚊帳の中で寝て居ると肌寒いほどだ。高原でのひんやりして空気を思い浮かべることもできる。テントの周りに置かれている鉢植えの日々草が可憐だ。鬼灯(ほおずき)も一部で赤くなった実をつけているが、こちらもこころを和ませてくれる。
「恐れ入谷の鬼子母神」と言われる入谷の朝顔市は行ってみたいと思っているが、今年もかなわずということで、連れ合いと「向島百花園」に出掛けてきた。スカイツリ―を見て浅草に寄るというコースを暑い中を歩きながらである。百花園はよかった。「紫のゆかりのすみれ江戸生まれ」という句碑等を見ながらの散策であったが、やはり、スカイツリ―にはいい気分はしなかった。こんなものが観光のためには必要なのか複雑な気持ちだった。
 参院選挙も近いせいで、多くの人が出掛けているのだろう、テントはその分だけ閑散としている。テントには立ち寄って話をして行く人、道を聞きに来る人などいつもの通りだが、門前市をなすという具合には行かないようだ。それでもいろいろに人が差し入れをして下さる。チオビタドリンク、夏の和菓子、それと太陽エネルギーを使かう扇風機である。
これはテントにはエアコンも扇風機もないと書いたからか、贈って頂いたのかと想像するが、早速とりつけた。真夏日や熱帯夜には威力を見せてくれるだろう。昼も近くになるとSさんがやってきて道行く人にマイクで話しかける。テントに出入りする人では最高齢に近いのであるが、達者なもので僕もこんな風に老いていければいいなと思う。
参院選挙も近い。与党が過半数を超えるという予想が新聞の見出しにあるが、そうかもしれんという思いがする。まだ、民主党政権の結末の政治的反動が続いていることがある。これがある程度、払拭されて人々が反転した政治的気持を持ち始めるのはこの参院選挙後からであろう。また、アベノミクスの化けの皮がはがされるのも時期を同じくしてだと思う。今回の参院選挙にはまだ与党有利な条件が生きているのだと思う。
国民の意志と乖離する政治的構想やビジョンを掲げる政党が与党であるのは、不思議であるが、これが強固な存在にならない程度に選挙が結果することを願ってはいるが、選挙とは別の形で国民の意志を展開し、国家意志と対峙する道もある。これをやり抜くしかない。
 規制委員会には電力会社の原発再稼働申請がなされている。新安全基準で審査されるというが、かつての安全基準についての反省と検証ということも明瞭ではない。福島第一原発事故は現在の収束せずに続いているのであり、原因究明もなされたと言えないし、新安全基準と言っても納得できない。
それが人々に明瞭に示されているわけではない。専門家たちの審査による科学的判断という形式《名目》を踏まえるというだけのことで、科学的判断に対する信頼を誰も持ってはいない。専門家と称する原子力関連科学者たちの福島第一原発事故にいたる過程での言動への不信は消え去ってはいない。
彼らは福島原発の事故を総括し、国民に向かって自己の判断を明らかにし、問うて行くという最低元の事も出来てはいない。「原子力ムラ」と呼ばれた閉鎖的な構造のなかでのかつてのあり方とどう変わったのか。権力のための弁明、その合理化にしかなりえなかった専門家《科学者》たちは科学者(知者)としての自己によってたとう立とうとしているのか。この日本的なありようは変わっていないのではないか。
 「原発は科学なのだから撤退できない。科学技術の観点からそうだ」と語った吉本隆明のことを何度も思い浮かべ、その言葉を反芻している。もちろん、その彼だって経済的、経営的理由の原発の存続には反対だと言っていたのだから、現在の再稼働には賛成ではないだろう。これは当たり前のこととして、やはり、原発の存続の根拠であり、再稼動を推進する政府や官僚や、それに賛同する知識人に聞いてみたいものだ。本当に科学《科学技術》的な観点から原発は必要であり、存続すべきと考えているのか。
このことを自分で考え抜き、自分の言葉として語っているのか。それだけの人はどこにいるのか。これは、今、疑われ考え直すべきであり、科学的なものについての認識や判断が問い直されるべきだ。これは僕の考えだが、それをこの間も考え続けてきた。原発は撤退すべきであり、科学技術は廃炉も含めてそちらに振り向けられるべきだ。
 福島第一原発事故は原発における敗戦の告知である。もう戦争をやめるべきだという予告である。かつての日本は絶対勝利する、神風が吹くという幻想にしがみつき取り返しのつかない段階に至った。敗戦を多くの人は感じてもいた。が、どうやめるかの方法を誰も見つけられなかった。戦争を既得権益とした軍隊の力に抵抗するすべもなかったのだ。
電力業界(独占体)と官僚と政府の原発推進は同じ構造だ。福島第一原発事故を超える事故が起こらない前に方向転換をすべきであり、戦前と違ってその抵抗する力も可能性も残っている。戦後世代は試されているのかもしれないが、ここがロドス島でもある。
(M/O)

7月22日(月) 第二回 口頭弁論に参加する意思表示をして下さる方を募っています!目標500人!
テントの受付で直接参加意思表明者カードにお名前をご記入いただくか、テントひろば(070-6473-1947)までお電話下さい。(「第二回口頭弁論当日に参加希望します」とお伝え下さい) http://tmblr.co/ZtOapwpQjkjL



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