[CML 025457] 無関心の罪◆Д蹇璽譽鵐后Ε妊凜ッドソン

Yasuaki Matsumoto y_matsu29 at ybb.ne.jp
2013年 7月 18日 (木) 01:31:53 JST


*Occupation? What occupation?*

*占領?占領ってなに?***

*ウリ・アヴネリ(松元保昭訳)***
2013年6月7日**

●出典:haaretz.com
http://http//www.haaretz.com/opinion/occupation-what-occupation.premium-1.528245*
http://www.tikkun.org/nextgen/occupation-what-occupation-uri-avnery*

*この記事は、イスラエルでもっとも信頼されている日刊紙 ハ・アレツに数日前
に掲載されたものです。ウリ・アヴネリ***

すべての個人は、彼らの望まない 行為に対処が必要 になる、恥ずかしさ、恐
怖、罪の意識、および痛みなどを避けることができるように、一定の拒絶する心
理的機制をもっている。失敗に陥り、 現実を受け入れ、 またそれに対処する代
わりに、彼らは簡単に拒絶の状態に入り込んでしまう。 

しかし拒絶は、拒絶した人から重 い代償を引き出す。自己欺瞞に陥る心的な努
力は、深刻な心の傷をも引き起こす。事実を拒絶する人は、心の問題があること
を表明しているこ とになる。彼は治療を要する。  

46年間、私たちはこの状況に あった。私たちは、最大の中心問題でないとし
ても、わが国民的な生活状況の最大に重要な現象のひとつを拒絶している。それ
は占領である。

私たちは、部屋の中で私たちが存 在を拒絶したいという、使い古した巨象の喩
を使うことができる。象?象ってなに?ここ?私たちは、あまりにそれを見たく
ないから、目をそ むけて象の回りを忍び足で歩く。だって、それは存在しない
のだから。

私たちは異なる人々を完全に支配 している。これ は、私たちの国民生活、私た
ちの政治、私たちの経済、私たちの価値観、私たちの軍隊、私たちの法体系、私
たちの文化、さらにそれ以上、あ らゆる領域に影響 を及ぼしている。しかし、
グリーンラインと知られているブラックラインを越えて私たちの家からたった
2,3分のドライブを、私たちは見な いし、見ようとし ない。

私たちは、普段見ているこの状況 にこれほど慣れるようになってしまった。し
かし、この占領は、本来、異常なことであり、一時的な状況である。

諸国家の法の下では、占領とは、 ある国家が戦時期 間中に他国の領域を征服す
るとき、ついで平和が達成されるまで占拠し支配するときに現れると言われてい
る。占領の一時的な状態という根拠 から、国際法は、 占領する国家に対して幾
つかの厳しい制限条件を負わしている。占領した地域に占領国の民間人を移動す
ることは許されない、そこに入植地を 建設することは禁 止されている、土地の
没収は禁じられている、などなど。

イスラエルは、「果てしのない占 領」という先例の ない何かをつくり出してし
まった。1967年には、イスラエルに占領地を返還させるような圧力が何もな
かったので、モシェ・ダヤンは、占 領を永遠に続ける という輝かしいアイディ
アを発明した。もしイスラエルが占領地を併合していたなら、占領した住民に市
民権を与えることを強要されていただ ろう。しかし、占 領の状態でこそ、征服
された人々にどんな権利もまったく与えることなしに―人権もなく、市民権もな
く、もちろん国民の権利もなく―支配を 維持することがで きた。これこそ本当
のコロンブスの卵である。

すくなくとも私の見方では、私た ちは道徳的な国民である。私たちの過剰な道
徳性と明らかに非道な現実とのあいだの矛盾をどう解決したらよいのか?簡単で
ある。拒絶すれば よい。

「権力は堕落する」、とイギリス の大政治家アクト ン卿が言った。「そして専
制的な権力は、確実に堕落する」と。占領は、存在する最大の絶対的権力だ。そ
れは私たちのあらゆる美徳を堕落さ せた。占領を維持 する軍隊を堕落させ、毎
晩民間人を脅迫させられている兵士たちを堕落させた。暗闇で法を無視する政府
組織、占領法を執行する裁判所、そし て毎日、国際法を 侵犯している国家全体。

この国にいったい何が起こったの かと自問するなら、私たちは単純に目を見開
いて、この象を見なければならない。

「罪を認めそれを断つ人は、寛容 を見出す」と、箴言は私たちに教えている。
罪を犯したと認め受け入れるだけでは十分ではない。私たちは、これまでやって
きた誤った生き方 を放棄しなければならない。私たちの場合、私たちの魂と威
厳を救うため、占領地を捨てなければならない。

*しかし、私たちが捨てることができる前に、最初に、私たちは「何かが間違っ
ている」と認め受け入れなければなら ない。***

(以上、ウリ・アヴネリの翻訳終 り)



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