[CML 025242] 「裁判員制度とは何か」めくるめく 怖さ実感...岡島実

大山千恵子 chieko.oyama at gmail.com
2013年 7月 4日 (木) 09:04:22 JST


「裁判員制度とは何か <http://blog.goo.ne.jp/capern/e/ca76d6beb20d3662f8e6a12bc27989ca>」
岡島実 生活書院 <http://www.seikatsushoin.com/bk/044%20saibaninseido.html>

著者は沖縄の弁護士だ。先月、講演を聞いて大変に興味を持った。<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/81d997430b45b025d04df532926fcb57>

裁判員制度を制度設計した者たちの狙いは、何か。

「はしがき」。のっけから...裁判員制度には積極的な意義はみじんもなく(!)、これを存続させる理由は一点たりとも存在しない(!!)...と喝破。

↑ 括弧内の感歎符は私が思わず入力してしまったが、きっぱり書いている。

さあどう展開するのかと進んでいくと、たいそう明晰な論理。

司法制度改革<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/b5ae746d354dd2ff8872c890fd6ed5e1>
、そして構造改革の源流は1989年の日米構造協議<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%B1%B3%E6%A7%8B%E9%80%A0%E5%8D%94%E8%AD%B0>
にあるとの指摘に大きく頷く私。

ポピュリズム。

言葉のお守り的使用法、呪詛的使用法。なるほど。

レッテル貼り。そうか。「ファシスト橋下<http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/4fe0f9ce376cf70300ea58b6da81cc0b>
」なんて言いたいけど(今後は)止めっておこうっと。

刑事事件とは何か。民主主義とは何かについても、敷衍している。

米国の陪審法は、独立戦争時の、本国政府に対する植民地人民に対する抵抗として主張された歴史があったんだ。

本国政府の役人またはその協力者である裁判官への徹底的な不信感から出発していた。

だから裁判官から独立して評議・評決。基本的に全員一致。理由を明らかにすることを求められないんだ。なるほど。

「われわれの敵であるかもしれない裁判官による判定よりも、仲間である民衆の判定を信頼し、これに従う。」、ふーむ。

あらたな提案として、裁判監視制度。質問票まで、作ってある(微笑)。これ、いい。

さいごに「裁判員制度と闘う法」など。

歴史から学びの例示として福沢諭吉<http://sdaigo.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/post-79b8.html>
を挙げているのが、ちょっと残念。

すでに3年前に執筆されていたのに驚く、なぜ話題にならないのだろう良書。

http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama/e/eeea3b72592adf8a3e6762e4c22617de
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大山千恵子
ブログ 「千恵子@詠む...」 毎日更新http://blog.goo.ne.jp/chieko_oyama


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