[CML 022789] Re: 「100万人に1人のはずの子どもの甲状腺がん 福島で4万人中3~10人」という福島県・県民健康管理調査に関するナンセンスな言説について(「脱原発」の思いは同じですが)

T.kazu hamasa7491 at hotmail.com
2013年 2月 24日 (日) 09:09:55 JST


泥さん
取り急ぎ失礼します。

「小児の甲状腺がんの罹患率は100万人に1人」「もしくは1~2人」
といったのは、山下氏らですが、これはみな、1年あたりです。

それを勝手に14倍、15倍したらダメです。
理由は説明しません、ご自分で考えて下さい。

>すると実際には100万人あたり10人でも少なく見積もりすぎではないかと思っています。<

たぶんこれは、計算違いだとおもいます。10では足らない数桁の狂いがあるとおもいます。
のちにゆっくり申し上げます。

泥さんの反排外主義、反国家主義の活動は応援しています。
私はいま、「放射能放射線と人体人権」問題でせいいっぱいです。
よろしくお願いします。

ni0615田島拝


-----Original Message----- 
From: 泥憲和
Sent: Friday, February 22, 2013 8:54 AM
To: 市民のML
Subject: Re: [CML 022750] Re: 「100万人に1人のはずの子どもの甲状腺がん 福島で4万人中3~10人」という福島県・県民健康管理調査に関するナンセンスな言説について(「脱原発」の思いは同じですが)

田島さん

失礼、肝心なことを書き飛ばしていました。

田島さんが100万人あたり1人としているのに、私がどうして100万人あたり10人としたのか、その説明です。
直接的には田島さんの用いた資料「チェルノブイリ後のベラルーシ、ロシア、ウクライナの小児甲状腺癌の現在」によりました。
http://www.scielo.br/pdf/abem/v51n5/a12v51n5.pdf

そこに、
「甲状腺がんの影響は、毎年15歳以下の100万人につき0.1人から2.2人に対して及ぶ」とあります。
「毎年」だから、15年間の累計で1.5人~22人。
間を取って10人としたのです。

この推定を裏付ける資料があります。
「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(1975年~2007年)」
http://ganjoho.jp/data/professional/statistics/odjrh3000000hwsa-att/cancer_incidence(1975-2007).xls

罹患者の実数を統計したものです。
表を見ると、子どもの甲状腺癌はもともと少ないので、毎年大きなばらつきがあります。 


1975年から2007年までの33年間の「自覚にもとづく罹患数」のばらつきは、
0~4歳で0人~13人、
5~9歳で0人~11人
10~14歳で0~28人
各年度のトータルでは最低が2006年の0人、
最高が1979年の38人です。
平均すれば18人です。

さて0~14歳の人口は850万人程度ですから、おおざっぱに1000万人としましょう。
すると100万人に1.8人程度です。
しかし、表に現れているのは年度内の発見数。
ある年の実際の患者数は、毎年の発見数を足し合わせる必要があります。
(田島さんもこれをしておられますね)

2007年時点の累計患者数(治療済みも含めます)は、14歳までなら14年間で153人。
100万人あたり15人です。
先ほど書いたとおり毎年の患者数にばらつきがあり、1998年~2000年は多い年です。そこで偏りを取り除くために100万人あたり10人としたのですが、まあおおざっぱに妥当ではないかと思っています。


ここで使用したのは14歳までのデータですが、上記「地域がん登録全国推計によるがん罹患データ」によれば、未成年患者の過半以上が15~19歳に集中しています。
福島の検査結果は18歳までだそうですね。
すると実際には100万人あたり10人でも少なく見積もりすぎではないかと思っています。 






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