[CML 022676] 日本維新の会とみんなの党、「憲法96条改正」で合意 その責任を誰が負うのか?

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2013年 2月 17日 (日) 12:17:46 JST


3日遅れのニュースのご紹介ということになってしまいましたが、日本維新の会とみんなの党が「憲法96条改正」で合意、
というニュースです。

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■憲法96条改正で協力 日本維新とみんな(産経新聞 2013.2.14)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130214/plc13021414080011-n1.htm

日本維新の会とみんなの党は14日午前、国会内で幹事長・国対委員長会談を開き、憲法改正の発議要件を定めた
憲法96条の改正に協力して取り組む方針を確認した。維新の松野頼久国会議員団幹事長は記者団に「維新とみん
なの党だけでは(賛同者が)足りないので他党にも呼びかけをしていく」と述べた。

安倍晋三首相は先月末の国会答弁で96条改正を目指す考えを表明している。

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■維新とみんな、憲法96条改正原案取りまとめへ(読売新聞 2013年2月15日)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20130214-OYT1T01317.htm?from=ylist

日本維新の会の松野頼久国会議員団幹事長とみんなの党の江田幹事長は14日、国会内で会談し、憲法改正の発
議要件を緩和するための憲法96条改正の原案を今国会中に両党で取りまとめることで一致した。

維新の会とみんなの党は先の衆院選公約で、それぞれ96条改正を打ち出している。

憲法96条は、憲法改正の発議要件について、衆参両院の各議員の「3分の2以上」の賛成が必要と定めている。国
会法は憲法改正原案の国会提出について、衆議院では100人以上、参議院では50人以上の賛成が必要と定めて
おり、両党だけでは足りないことから、両党は他党の協力を求める方針だ。

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■維新 みんなに憲法改正案共同提出で申し入れ(NHK 2月14日 17時43分)

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130214/k10015521281000.html

日本維新の会の松野国会議員団幹事長は、みんなの党の江田幹事長に対し、国会が憲法改正を発議する要件を
定めた憲法96条について、要件を緩和する内容の改正案を今の国会に共同で提出したいと申し入れ、今後、調整
することになりました。

日本維新の会は、国会が憲法改正を発議する要件を定めた憲法96条について、発議には衆参両院それぞれで、
すべての議員の「3分の2以上の賛成」が必要としているのを、「過半数の賛成」に緩和する内容の改正案を今の国
会に提出し、憲法改正を巡る国会審議を本格化させたいとしています。
これについて、維新の会の松野国会議員団幹事長は、14日、みんなの党の江田幹事長と国会内で会談し、96条
の改正案を共同で提出したいと申し入れ、今後、調整することになりました。

憲法の改正案を国会に提出するためには、衆議院では100人以上、参議院では50人以上の賛同者が必要で、維
新の会は、みんなの党に加えて自民党や民主党にも協力を呼びかけたいとしています。 

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上記の記事(読売新聞)にもあるように「維新の会とみんなの党は先の衆院選公約で、それぞれ96条改正を打ち出
して」いたわけですからこの両党の「憲法96条改正合意」は当然といえば当然で驚くに値しませんが、それにしても
先の衆院選でいったい誰がこの日本維新の会とみんなの党を誉めそやし、かつ支持したのか、とこの国のとめども
ない「一億総保守化」とでもいうべき風潮とその風潮に媚を売る体の一部の「革新」主義者なるもの、一部の「リベラ
リスト」なるものを弾劾したくもなります。

一、二例をあげておきます。

●天木直人氏:「渡辺善美と江田憲司に告ぐ。事務次官を廃止してみろ」(天木直人のブログ 2010年07月14日)
http://www.amakiblog.com/archives/2010/07/14/

上記で天木氏は「私は渡辺善美の地元である栃木県西那須野の住民である。/今度の参院選挙では比例区も選
挙区もともに『みんなの党』に投票した。/それは「みんなの党」が政治家、官僚こそ真っ先に身を切れと掲げたか
らだ。/今度の参院選では大躍進した。支持者の一人としてはご同慶の至りだ」と公言していました。

●天木直人氏:「渡辺喜美『みんなの党』よ、橋下徹『維新の会』とともに『小沢新党』の下に結集せよ」(天木直人の
ブログ 2012年08月10日)
http://www.amakiblog.com/archives/2012/08/10/

同記事の内容は標題のとおり。説明しなくとも天木直人氏のどうしようもない政治認識の愚かさ、イカレポンチ(「ぽ
んち」(「ぼんち」の音便化)は、大阪弁で若旦那の意。「しっかりした考えのない軽薄な男」のことをこう言います)具
合がわかるというものでしょう。この凡庸なる「天才」の天木氏は最近ではあの極右の稲田朋美(自民党)にも熱を
あげているようです。「自民党稲田朋美議員の代表質問に完敗した菅首相」(同上 2010年10月06日)参照。彼の
イカレポンチ具合はとどまるところをしりません。いったい誰が彼を「革新」の人士などと持ち上げるのでしょう? 
その見る目のなさにはうんざりです。うんざりするだけならまだいいのですが、政治の革新にとって害悪以外のな
にものでもありえません。
http://www.amakiblog.com/archives/2010/10/06/

もう一例。

飯田哲也氏(現「日本未来の党」代表代行)と古賀茂明氏(元経産省官僚)が日本維新の会共同代表の橋下徹氏
(大阪市長)が事実上創設した大阪府・市統合本部の特別顧問であり、橋下氏の強力ブレーンであったことは天下
周知の事実です(古賀氏はいまはみんなの党に秋波を送っているようです)。その日本維新の会とみんなの党が
「憲法96条改正」で合意した、というのが今回のニュースです。飯田氏と古賀氏にもその今回の両党の「96条改
正合意」に大きな責任があることはいうまでもないでしょう。その飯田氏と古賀氏をこれも「革新」の人士などと持ち
上げてきたのは誰か? 彼らを持ち上げてきた者の責任も問われなければならないのは明らかというべきでしょう。

さらにもう一例。

みどりの風代表代行の行田邦子参院議員が「みんなの党で出馬検討」というニュースも流れています。

■みどりの行田参院議員、みんなの党で出馬検討(産経新聞 2013.2.15)
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130215/stt13021521570003-n1.htm

■参院選:みんなの党 みどりの風・行田氏に立候補求める(毎日新聞 2013年02月15日)
http://mainichi.jp/select/news/20130216k0000m010074000c.html

■みんな・渡辺代表、みどり・行田氏に立候補要請(日本経済新聞 2013/2/15)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS1502U_V10C13A2PP8000/

みんなの党の立候補要請にやすやすと乗るような議員を代表代行に担いでいるみどりの風という政党は革新政
党と評価するにふさわしい政党といえるのか? また、その政党の代表の谷岡郁子という参議院議員をリベラリ
ストのように持ち上げる風潮は正しい風潮といえるのか?

メディアやさまざまな論者によって「日本の右傾化」が指摘されてすでに久しいのですが(ことに1990年代以後)、
いわゆる「革新」の側もその例外ではありえず、「革新」の内部にもその侵食の波は押し寄せている、ということ
はいえないか?

自省の眼で考えていきたいことです。

追記:
きょう17日は私の地元では大分市議選の告示日です。私の30年来の友人(後輩)がみんなの党の推薦を受け
て無所属で出馬しました。3か月ほど前、私にどこの政党と連携するのがよいかという相談がありました。「生活
が第一」か「みんなの党」か、「維新の会」か、と。私がことごとく批判したところ(お前は「福祉の重要性」を看板に
掲げているがみんなの党も維新の会も生活が第一もみんな新自由主義の政党だ。新自由主義の特徴は「福祉」
を「自己責任」の名において切り捨てるところにある、と。)その後私には連絡はなくなりました。残念なことです。
しかし、当落の有無はともあれ30年来の酒飲み友達ですから今後も一緒に酒を飲むことはあるでしょう。思想上
の問題はともかくとして。そして、彼は思想は保守ですが、善良なるヒューマニズムの精神の持ち主ですから保守
の中では相対的によい仕事をしてくれるものとは思っています。



東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
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