[CML 022593] パブコメ送りました

T.kazu hamasa7491 at hotmail.com
2013年 2月 12日 (火) 12:37:20 JST


ni0615田島です
今日24時締め切りのパブコメを
http://www.nsr.go.jp/public_comment/bosyu130130.html
原子力規制委員会に送りました。


1<パブコメ期間の短縮>
再稼動を急がないならば、新防災指針(以降このように略称)策定には猶予が生まれるはずです。
国民の命を守ることを第一義とするためには、その目的で政令を定めればよいのですから、法律
の精神に反して受付期間を短くする道義的根拠はありません。残念ながら、拙速に原発再稼動を
目指していることが国民には透けて見えます、それで良いのでしょうか?

2<福島事故から本当に学んだのか?>
福島第一原発事故は未だ収束していません。加えて、事故の原因と規模、メルトダウンの実相、放
射性物質による汚染、健康被害の実態、これらはどれも掴めていません。このような状態で、拙速
に防災新指針を作れば、「仏作って魂入れず」となります。

3<前防災指針は履行されたか?>
福島第一事故は、既存の防災指針が少しも機能しなかったことが特徴の一つとして挙げられるで
しょう。その原因には、
(1)事故が想定より大きすぎた(想定が小さすぎた)こと;例、オフサイトセンターの機能不全。
(2)防災指針は神棚にかざって殆ど誰も読んでいない状態だったこと、電力会社に全てお任せ状
態。例;総理大臣が原子力安全委員長の「防災指針」個人解釈に頼る。DMATなどの緊急医療体
制やモニタリング実行の、リソース不足と実施の遅れ。政治家および行政担当者がパニックに陥っ
たこと。
(3)政治的意図からの事故汚染規模の過小評価、それに連動した防護実務のサボタージュ;例、
安定ヨウ素剤投与指示の不履行もしくは行政機関による妨害。SPEEDIデータの隠蔽など。

4<反省的総括>
これらについての反省的総括をふまえない限り、どんなに立派な防災指針を策定しても、改善は
期待できないでしょう。とくに上記(3)に関しては、新防災指針を遵守させるためにも、サボタージュ
の責任者を刑事告発すべきです。国民の命を衛る原子力規制委員会の努めは、まずそれから始め
るべきです。

5<数値規定について>
パブコメ期間の短縮と説明会非開催によって、一般市民である私には精査する時間がありませんが、
案文には様々な「事態」が細かく規定されているようです。しかし、作文ファッションによって安心は得
られません。3.11事故後では、事態の進行にあわせた東京電力による通報義務が指針どおりになさ
れなかったこと、国民の命を守るために必須な情報ほど錯綜したこと、政府・自治体の適切な「介入」
が果敢に遂行されなかったこと、などを考えますと、作文が緻密であればあるほど指針遵守から遠ざ
かる恐れを感じます。

6<UPZ 30kmとPAZ 5km>
災害緊急対策地区の指定としては、どちらも狭すぎます。しかも考察があまりにも非科学的です。過
酷事故が確率係数を掛けて低く推定してはいけないのと同様に、過酷放射能汚染も、確率係数を掛
けて低く見積もってはいけないはずです。原発サイトの近傍で汚染0地域があるというシミュレーショ
ン結果は、笑うに笑えません。
しかも、誤差が大きすぎて30km以遠の計算には向かない輸入ソフトを使って、UPZ適正値30km
を算出したというのは、なんともまあ、科学技術立国日本の恥です。なぜわが国が誇るソフトを開発し
ようとしないのでしょうか? これでは、安全技術を尊ばない姿勢を、世界に喧伝しているようなもの
です。

7<避難基準、一時移転基準>
20μSv/hでは高すぎます。放射性管理区域の30倍以上もあります。福島第一事故による住民の
被ばくでは、初期被ばく量が今もミステリリーです。住民の命を放射線被ばくから守る防護の要諦は、
いかにして初期被ばく量を低減するかです。放射能プルームを軽視してはなりません。 




8<意見のまとめ>
新防災指針は、福島第一原発事故の教訓をもっと深く掘り下げ、拙速を避けつつ国民的合意を形成
することによってのみ、策定できます。

以上です。



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