[CML 028574] Re:  「奴隷企業」はどうでしょう  「権利」ではなく「権理」の方が良かった。「強欲企業」を英語では何と言いますか?

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2013年 12月 30日 (月) 01:08:38 JST


> そのWikipedia記事では、西周が何語から訳したかが書かれていませんね。

伊藤真さんの「権利原論」という論攷にも「「権利」を意味する英語の「right」を翻訳したの は、思想家の西周でした」とあります。
また、西周が考案した「right」の訳語ははじめは「権理」だった、ともあります。
http://www.oak.dti.ne.jp/~arbeit/dictionary/page003.html

私も高校時代の日本史だったか世界史だったか忘れましたが社会科の時間に教師から「「「権利」は英語の「right」を西周が翻
訳したもの」と教えられた記憶があります。この先生は後に九大のロシア語の教師になりました。私の好きな教師のひとりでした。

ただし、やはり確証はありません。柳父章の『翻訳語成立事情』あたりを読むとわかるかもしれません。


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
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From: partickthistle at goo.jp
Sent: Sunday, December 29, 2013 11:21 PM
To: 石垣敏夫 ; 市民のML
Subject: [CML 028570] Re: 「奴隷企業」はどうでしょう 「権利」ではなく「権理」の方が良かった。「強欲企業」を英語では何と言いますか?

そのWikipedia記事では、西周が何語から訳したかが書かれていませんね。
英語のrightから訳したということは事実なのでしょうか?
Wikipediaは査読がないのでかなり信頼性が低いのですが…
たとえば「左翼共産主義」の項目を見てみると、デタラメ極まりないことが書き連ねてあります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A6%E7%BF%BC%E5%85%B1%E7%94%A3%E4%B8%BB%E7%BE%A9
『ヘーゲル法哲学批判』という著作がありますが、英語ではCritique of Hegel's 
Philosophy of Rightです。
私はこの英語名を聞いたとき、何のことか分からなかったのですが、調べてみるとドイツ語の原題では
Zur Kritik der Hegel'schen Rechtsphilosophie
であり、Rechtは英語ではrightともlawとも訳せるということでした。日本語訳者はlawと解釈したのでしょうね。

森永和彦

2013/12/29 (Sun) 21:38, "石垣敏夫" <motoei at jcom.home.ne.jp> wrote:
> 佐藤けい子さん
>
> お世話様
> 資本家はほとんど強欲です
> 「ブラック企業」というのは犯罪企業ですから
> 「奴隷企業」ではどうでしょうか。
> 昔「奴隷工場」という映画がありました。
>
> 経営者が改めない限り、経営者を刑務所にぶち込むしかないでしょう。
> ただ基本的には労基法違反経営者を野放しにしている、
> 行政、安倍政権・新自由主義政策の産物です。
> 労働組合の分裂を解消し、労組の組織化
> が急務でしょう。
>
> 別件
> 「Right」の正訳、「権理」は広める必要がありますね。
>
> 石垣敏夫
>
>
> Subject: [CML 028564] 「権利」ではなく「権理」の方が良かった。「強欲企業」を英語では何と言いますか?
>
>
> 情報有難うございました。
>
> 私は普段から、「権利」という言葉にしっくりいかないものを感じていたので、
>
> 福沢諭吉が、西周の「権利」という訳語が誤りで、将来に禍根を残すだろうと予測したことは
>
> あたっていたと思います。
>
>
> 「教育基本法」の改悪のときも、「戦後、日本国民は権利権利ばかり叫んで日本社会を悪くした。」とか
>
> 言って、何の吟味もしない(?)で、国民が改悪に便乗し騙されてしまったのも、「権利」という言葉には
>
> なんとなく、個人の利益が絡んでいるように思えて、他人のことを考えない個人主義と取られやすい
>
> 面があったからではないかと思われます。
>
>
> 今からでも「権利」ではなく「権理」にしたら、「普遍的に通用する道理」というような感じに理解できて
>
> 日本社会で、権力者から抑圧される側としては、戦いやすいと思います。
>
>
>
> 檜原さん、みなさま
>
>
> 私は「ブラック企業」は「強欲企業」という言葉がふさわしいと思いますが、「強欲企業」では
>
> あまりにも、そのものずばりで、かえって使いにくいので、この問題は、多国籍企業に共通する問題とも
>
> 考えて、「強欲企業」の英語版があれば、それを使用するのはどうかと思いますが、いかがでしょうか?
>
>
> 山梨 佐藤けい子
>
>
>
> --------------------------------------------------
>
>
> >> 別件ですが、福沢諭吉が『権利』という訳文を考えたと聞いていますが、
> >> Trueは『権理』と訳すべきだとある人に聞きましたが、同感です。
> >
> > 上記は誤りです。
> >
> > 「権利」あるいは「権理」の原語(英語)は「True」ではなく「Right」です。
> >
> > その英語の「right」を「権利」という日本語に訳したのは福沢諭吉ではなく西周だとされています(wikipedia「権利」)
> > http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%A9%E5%88%A9
> >
> > そして、その西周の「権利」という訳語は誤りで、「権理通義」、あるいは約めて「権理」、「通義」、「権義」と訳すべきであると主張
> > したのが福沢諭吉です。
> >
> > なぜ福沢諭吉は西周の「権利」という訳を退けて「right」は「権理通義」、「権理」、「通義」、「権義」と訳すべきだと主張したのか?
> >
> > その理由は下記の2本の記事に詳しいです。ご参照ください。
> >
> > ■権利と通義(1)(国思う故に愚痴あり 2013年09月17日)
> > http://blog.goo.ne.jp/shura55/e/6c7dad9d1dbe786e2c7b67d65ab6b989
> > ■福沢諭吉『学問のすゝめ』(ものろぎや・そりてえる 2009年5月10日)
> > http://barbare.cocolog-nifty.com/blog/2009/05/post-9b72.html
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