[CML 028334] Re: Kマガジン第30号(特集日本のレイシズム・ヘイトクライム)発刊のお知らせ

higashimoto takashi higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
2013年 12月 19日 (木) 00:34:59 JST


辛淑玉さんをどのように評価するかはその人の「革新」のスタンスを推測する上でのひとつの試金石になりえますね。

辛淑玉さんについては、以下の金光翔さん(韓国国籍の在日朝鮮人三世。岩波書店社員。元「世界」編集部員)のような見方も
あることを私たちは知っておいた方がよいと思います。

以下、金光翔さん(韓国国籍の在日朝鮮人三世。岩波書店社員。元「世界」編集部員)の辛淑玉さん評価を2、3ご紹介させて
いただこうと思います。以下は、金さんの日本の「革新」を標榜する者、また、「在日」を標榜する人への問いと批判でもあるでし
ょう。金さんが提起している課題(問いと批判)は私たちがいままさに直面している課題だと思うのですが、いかがでしょう?

      「この講演の中で山口は、以下のようにも述べている。/「戦後日本は基本的には、平和と豊かさを達成し、かなり平
      等な社会を築いたという意味では成功したという評価があるわけです。そのなかでもちろん、そのような平和や豊かさ
      は日本人だけで、そこからはじかれたマイノリティー、少数派がいたという問題があります。」(同書、58頁)/あまり物
      事がわかっていない人からすれば、この発言は、「良心的」に見えるだろう(山口も、自分でそう思っていると思う)。現
      に、同書には別の講演者として辛淑玉が登場しており、辛は司会の山口にエールを送っている(注1)。/だがこれは、
      誇張抜きに、恐るべき発言である。その意味が分からなければ、例えば、山口とは反対に、「日本社会には「在日」に
      対する差別なんてない」と言い張るネット右翼の例を考えてみればよい。こうしたネット右翼にとっては、日本社会の健
      全さを示す上で、在日朝鮮人に対する差別が存在している、ということであってはならないのである。その意味では、
      このネット右翼の場合、在日朝鮮人は、それなりの大きさがあるものとして捉えられているのであって、在日朝鮮人の
      処遇が、日本社会全体への評価を左右し得るものと見なされている。/ところが、山口の場合は、このネット右翼とは
      逆で、日本社会の健全さを示す上で在日朝鮮人への差別があるかないかは関係ないのである。つまり、山口において
      は、上のネット右翼とは異なり、在日朝鮮人の存在の大きさが極小化されているのだ。在日朝鮮人の処遇は、日本社
      会全体への評価とは基本的に無関係なのである。」(金光翔「日本は右傾化しているのか、しているとすれば誰が進め
      ているのか 4」2009-06-16)
      http://watashinim.exblog.jp/9866028/

      「昔、同世代の在日朝鮮人同士との会話で、、「在日朝鮮人(問題)がメディアや「論壇」によって消費されている」ことが
      話題になった際、「消費されていることは確かだが、そのことを利用すればいいではないか。それは在日全体にとっても
      いいことだ」などと言う人物がいた。今の姜尚中らもまさにこれと同じことをやっているのかもしれない。だが、日本社会
      はそんなに甘くなく、また(脳天気な在日朝鮮人のようには)馬鹿でもないのであって、ヘゲモニーは必ず日本社会(日
      本人)側にある。辛淑玉や崔洋一のような人物が居丈高に振舞うことが許されるのは、彼ら・彼女らのあり方そのもの
      が日本社会(日本人)に媚びたものであるからである。」(金光翔「マスコミ界隈の在日朝鮮人と日本人リベラル・左派の
      「共生」、または共犯関係(下)」2010-06-05)
      http://watashinim.exblog.jp/12557519/

      「部落解放運動周辺の人々と密接な関係にある在日朝鮮人言論人といえば、辛淑玉がその典型である。辛は、最近
      では「私は、国籍を持つ韓国人だという意識を持ったこともないですし、北朝鮮の海外公民という意識もないし、日本
      人という意識を持ったこともないんですね。」などという発言すら行なっている(辛淑玉・金賛汀「対談 在日百年の歴史
      はもう一つの日本の姿」『波』2010年6月号)。辛が、特に2002年の9・17以降、在日朝鮮人を日本人「同胞」として位置
      づけてもらおうと涙ぐましくかつ極めて有害な言動を繰り返している。例えば、辛は、帰還事業で渡った朝鮮民主主義
      人民共和国(北朝鮮)内の元在日朝鮮人について、日本政府は日本国への帰国を北朝鮮に対して要求すべき、と主
      張しているが(山口二郎編『政治を語る言葉』七つ森書店、2008年6月)、このような主張は在日朝鮮人を日本人「同
      胞」と位置づけない限り出てこない議論である。しかも、「人道的介入論」に利用されかねない、危険な主張と言わざる
      を得ない。だが、辛の立場は、梁の上記の主張のある意味での帰結である。」(金光翔「在日朝鮮人言説の変容につ
      いて(1)」2011-02-17)
      http://watashinim.exblog.jp/12829943/

私の辛淑玉さん評価についてはすでに述べています。

      「私がここで問題にしたいのは、いわゆる「リベラル・左派」と呼ばれる人々の間では、メディアというすでにコマーシャル
      化して久しい独自のフレームによって形成された情報によって「辛淑玉」というひとつの理想化された物語を創りあげ、
      その結果としての過剰な辛淑玉評価が幅を利かせてはいないかという疑念です。そこには実像の辛淑玉さんという人
      はいません。それは、リベラル・左派にとっても、辛淑玉さん自身にとっても不幸なことのように思います・・・」
      http://mizukith.blog91.fc2.com/blog-entry-729.html


東本高志@大分
higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
http://mizukith.blog91.fc2.com/


From: 梁英聖
Sent: Wednesday, December 18, 2013 4:47 PM
To: 市民のML
Subject: [CML 028326] Kマガジン第30号(特集日本のレイシズム・ヘイトクライム)発刊のお知らせ
みなさん

こんにちは。在日コリアン青年連合(KEY)東京の梁英聖(りゃん)と申します。
当会で発刊しております、「在日コリアン青年が発信する」情報誌『Kマガジン』の、第30号が出来ました。この場をお借りして、ご案内差し上げます。

今号の特集は「日本のレイシズム・ヘイトクライム」です。
巻頭インタビューでは辛淑玉さんに「石原「三国人」発言から13年、いまヘイトスピーチとどう闘うか?――辛淑玉流「在日論」のススメ」と題して、90年代以降の排外主義について縦横に語っていただいております。その他目次は末尾をご覧ください。


ぜひお読みいただければと思います。
Kマガジンのご案内やご注文につきましては、下記サイトをご覧ください。
よろしくお願いいたします。

梁英聖 拝

追伸

ジャーナリスト安田浩一さんのロングインタビューを掲載しました、本誌第29号(特集「日本のレイシズム」)はおかげさまで大変なご好評をいただきました。まだバックナンバーはございますので、もしお要りようの方は下記サイトよりご注文いただければ発送いたします。

【第30号目次】
http://www.key-j.org/info/kmaga/vol30/p1.html

Photo Message「一枚の写真」 手と口
30号発刊記念ロングインタビュー
[特集1]MESSENGER 辛淑玉さん(人材育成コンサルタント)
石原「三国人」発言から13年、いまヘイトスピーチとどう闘うか?――辛淑玉流「在日論」のススメ
明日に向かって撃っちゃうよ!―日常の中の在日―
[特集2] 日本のレイシズム・ヘイトクライム
KEY座談会 三世世代以降の在日コリアンに求められていること――悪化する日本のヘイトスピーチを前に
用語解説 在日コリアンとヘイトスピーチがわかる、8つのキーワード
[Kカルチャー]
書籍 山野車輪著『嫌韓流』
書籍 やまもと いちろう・中川 淳一郎・安田 浩一著
『「嫌韓流」と「ネット右翼の矛盾』
書籍 ミシェルヴィヴィオルカ著
『レイシズムの変貌』
書籍 姜徳相著『関東大震災』
音楽 BRAHMAN『超克』
映画 キム・ジフン
『光州5・18』
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