[CML 026201] 明正小学校で外環道説明会

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2013年 8月 30日 (金) 22:28:36 JST


外環道説明会「道路の立体的区域の決定及び区分地上権設定に関する説明の場」が2013年8月29日、東京都世田谷区成城の明正小学校体育館で開催された。国土交通省関東地方整備局東京外かく環状国道事務所、東日本高速道路株式会社関東支社東京外環工事事務所、中日本高速道路株式会社東京支社東京工事事務所が主催する。各地で開催されている説明会の一つで、東名ジャンクション地域を対象としたものである。 

質疑応答では外環道への不安の声が続出したが、「決まっていない」「検討する」との回答ばかりで不安解消とは言い難い。東急不動産のマンション建設工事ですら、隣地の住宅にひびが入るなどの問題が続出している(林田力「ブランズ文京小石川Park Frontで近隣住民が工事被害(1)」PJニュース2011年2月11日)。東日本高速道路や中日本高速道路は「建てたら建てっぱなし、売ったら売りっぱなし」の東急不動産よりは誠実かもしれない。しかし、大深度地下の道路建設工事は前例のない工事である。説明会によって逆に工事への不安が強まった。 

配布資料ではバイパス道路の必要性が強調されている。都心部への通過交通流入による害悪(排気ガス、渋滞など)を解消するためにバイパス道路が必要という論理である。しかし、外環道ができると今度は外環道沿線住民が通過交通の害悪を引き受けなければならなくなる。反対運動が起きることは当然である。 

一方でバイパス道路必要論は反対運動にも課題を投げかける。地域的な運動では大型道路が地域にもたらす害悪を強調する視点が有用である。「コンクリートVS人・自然」の二項対立で後者を優先する価値を提示する。一方で広域的な運動を展開する場合、バイパス論への対処が必要になる。外環道は沿線住民にとって害悪である。しかし、現状では都心部住民が通過交通の害悪を引き受けている状況である。 

都心部住民などの外環道支持者は「コンクリートVS人・自然」でコンクリートを優先しているとは限らない。迷惑施設を都心に置いたままにするか、外環道沿線に置くかの対立という側面もある。それ故に住環境や自然環境の破壊を強調するだけで広域的な支持を得ることは難しい。

具体的な質疑応答は以下に記載。
http://hayariki.net/futako/15.htm

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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
http://www.hayariki.net/
http://hayariki.zero-yen.com/
Appeals Court (The Suit TOKYU Land Corporation Fraud) (Japanese Edition) eBook: Hayashida Riki: Amazon.co.uk: Kindle Store
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