[CML 026074] Re: 本日の 「はだしのゲン」閲覧規制問題に関する報道と社説とアピール(呼びかけ)

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2013年 8月 25日 (日) 00:59:14 JST


前田 朗です。
8月24日

東本さん

ご苦労様。

サンモリッツは珍しく雨です。寒くて風邪をひきそう。

はだしのゲン追跡ありがとうございます。

私は先日、別のMLに、全国ではだしのゲンを読む運動を展開しよう、と投稿し
ました。

たしかに売れ行き増につながっています。

はだしのゲン、売れ行き3倍に 閲覧制限問題で注文増
http://www.asahi.com/national/update/0822/TKY201308220234.html

森永さんは松江市教育委員会に「感謝状」を贈っているかもしれません(笑)。


----- Original Message -----
> はじめに声明(呼びかけ)。
> 
> 「はだしのゲン」閲覧規制問題に関してあらたに『はだしのゲン』閲覧制限問
題を考える教員・研究者有志から以下のような「文学
> と文化の教育・研究に携わる皆さまへ」という呼びかけと『はだしのゲン』閲
覧制限措置の撤回を求める要望書が出されています。
> 
>       ■文学と文化の教育・研究に携わる皆さまへ(呼びかけ)(『は
だしのゲン』閲覧制限問題を考える教員・研究者有志)
>       http://hadashinogenappeal.blog.fc2.com/blog-entry-2.html
> 
>       報道によれば、島根県松江市教育委員会は、中沢啓治『はだしの
ゲン』について、2012年12月・2013年1月の二度にわ
>       たって、市内小中学校学校図書館での閲覧を制限する要請を行っ
ていました。この問題については、すでに多くの市民
>       から疑問と反対の声があがっており、インターネット署名サイト
「Change.org」でも、8月23日現在で20,000筆を超える多く
>       の署名が集まっています。すでに、日本図書館協会・図書館の自
由委員会(西河内靖泰委員長)からも、教育委員会委
>       員長・教育長に宛てて、当該措置の再考をうながす「要望書」が
送付されています。
>       わたしたちは、この問題は、単に学校図書館における自由な図書
利用の問題にとどまらず、文学・文化の教育活動にか
>       かわる重要な問題だと認識しています。文学や文化を愛し、広い
意味での文学・文化の教育と研究、普及に携わってい
>       る立場から、差し当たり、閲覧制限の撤回を求める「要望書」を、
松江市教育委員会委員長・教育長宛てにメールとファ
>       ックスで送付したいと考えています。
> 
>       以下、この問題を憂慮する教員・研究者の有志が作成・検討した
「要望書」の文面を掲げます。この「要望書」をお読み
>       いただき、主旨にご賛同いただける方は、下記の内容についてご
記入の上、8月25日(日)16:00までに、
> 
>       hadashinogen.appeal[*]gmail.com ※[*]を「@」に変えて下
さい  
> 
> 
>   宛てにメールにて送信くださいますよう、お願い致します。
> 
> 
>       ■『はだしのゲン』閲覧制限措置の撤回を求めます(要望)(
『はだしのゲン』閲覧制限問題を考える教員・研究者有志)
>       
>       2013年8月25日(提出予定)
>       松江市教育委員会委員長 内藤 富夫 様
>       松江市教育長 清水 伸夫 様
> 
>                                    
       『はだしのゲン』閲覧制限問題を考える教員・研究者有志
> 
>                         『はだしのゲン』閲覧制
限措置の撤回を求めます(要望)
> 
>        この間、報道各社は、松江市教育委員会が、作品『はだしのゲ
ン』を所蔵する市立の全小中学校に対し、同作品の
>       閲覧と貸し出しを制限するよう、二度にわたる要請を行った、と
報じています。今回の貴委員会の措置については、
>       すでに全国から多くの反対・批判の声が挙がり、インターネット
署名サイト「Change.org」での署名活動(「「生きろゲン!」
>       松江市教育委員会は「はだしのゲン」を松江市内の小中学校図書
館で子どもたちが自由に読めるように戻してほしい」)
>       では、すでに20,000筆を超える多くの方々の署名が寄せられてい
ます(8月23日現在)。
> 
>        今回の貴委員会の措置は、図書館の自由な利用という見地のみ
にとどまらず、文学・文化の教育にとっても、看過で
>       きない重要な問題をはらんでいます。『はだしのゲン』は、全国
各地の学校図書館に所蔵され、原爆や戦争体験を子供
>       たちの現在につながる問題として考えさせる、重要な役割を果た
してきました。それは、これまで教育現場が積み重ね
>       てきた試行錯誤と教育実践の歴史でもあります。こうした経緯と
蓄積の検証なしに行われた今回の措置は、長きにわた
>       って続けられてきた教育実践と、それを支えてきた多くの人々の
努力を否定することを意味しています。
>  
>        わたしたちは、文学・文化の教育と研究に携わる立場から、貴
委員会の措置の撤回を強く要望いたします。
>  
>        『はだしのゲン』の作者・中沢啓治氏は、この作品を通して、
原爆を体験した人間の苦しみや怒りを、体験していない
>       人に伝えたかったと言われています。ですが、直接体験した者の
苦しみや怒りは、それほど簡単に他人に伝わりませ
>       ん。中沢氏は『はだしのゲン』を通して、どうしたら自分の体験
を他者に伝えることができるのか、といった「体験の継承」
>       に関する本質的な問題に立ち向かいました。
> 
>        ゲンをはじめとする作品中の子供たちは、自分の家族や友達を
助けられなかった無念とも後悔ともいえる深い罪責
>       感を抱えながらも、広島の荒野を生き延びるために精いっぱい格
闘します。躍動感あふれる彼らの姿それ自体が、被
>       害と加害、善と悪、そして戦争とは平和とはいったいどういうも
のなのかという問いを、ひとりひとりの読者に自分自身
>       の問題として考えるよう促します。またそのようにして、この本
を手に取る児童や生徒は、他人の体験を自分の問題と
>       して受けとめることの難しさや喜びを経験するのでしょう。『は
だしのゲン』が多くの読者、とりわけ子供たちを魅了する
>       のはこうした作品の価値の高さにあります。
> 
>        また、今回の措置の根拠として、「中国大陸での旧日本軍の行
動」、とくに「暴力的な描写」が問題とされたとも報じら
>       れています。特定の場面を物語全体の文脈から切り離し、その
「描写」のみを問題とする姿勢、しかもそれが旧日本
>       軍の加害行為に関わる部分が問題とされていることに、疑問を感
じずにはいられません。
>        日中戦争当時から、当時の検閲当局は、日本軍将兵の中国での
捕虜や民間人に対する暴力、中国人女性への性
>       的暴力を想起させる記述を認めないという断乎とした方針を示し
ていました。南京作戦に従軍した兵士に取材した、
>       作家・石川達三の『生きてゐる兵隊』が問題視され、刑事事件と
して起訴・立件され、日本の敗戦まで読めない作品と
>       なっていたことは、よく知られた文学史上の事実です。
> 
>        当時の政府や軍の、〈自国にとって都合の悪いことは知らせな
い〉という姿勢が、そのときの日本に生きた人々の戦
>       争観や中国観を作っていきました。今回の貴委員会の判断と措置
は、貴委員会にそのような意図がなかったとしても、
>       結果として、日本の加害責任を曖昧にしようとする歴史修正主義
的な主張に加担し、後押しすることになりかねないと
>       考えます。
> 
>        松江市教育委員会ホームページ「自己点検・自己評価書」(平
成23年度)には、市の教育が目指す姿として、「歴史
>       と文化を大切にし、豊かな心を育む」という文言が掲げられてい
ます。文学や文化はこれまで、自らとは異なる他者の
>       生を生きる経験を、さまざまなかたちで提供してきました。他者
の感じる心や身体の痛み・苦しみも含めて、自分と自
>       分の周囲に置き換えて想像するきっかけとなることで、人間性の
基盤を作り、社会や人間への認識を深めていくとい
>       う重要な役割を担ってきました。
> 
>        くり返せば、『はだしのゲン』は、過去に日本が経験した戦争
の、加害・被害双方の記憶を分かちがたく刻みつけた
>       経験の結晶とも言える作品です。だからこそ、これまでも数多く
の読者を獲得し、戦争と平和について考える重要な教
>       材として位置づけられ、世界的にも高く評価されてきました。そ
のような作品に対する貴委員会の今回の措置は、歴
>       史と文化に関心を持つ児童・生徒の、自発的・能動的な学びの可
能性をあらかじめ制限し、規制してしまうことに他な
>       りません。
>        児童・生徒が、この作品を自由に手に取ることができる環境を
守ってほしいという多くの市民の声に耳を傾け、貴委
>       員会として、『はだしのゲン』閲覧制限に関わる市立小中学校に
対する「要請」を撤回することを、改めて強く要望いた
>       します。(以上)
> 
> また、本日付け(沖縄タイムスだけは昨日付け)であらたに以下のような社説
と記事が出ています。
> 
>       ■【社説】はだしのゲン 「事なかれ」では守れない(西日本新
聞 2013年08月24日)
>       http://www.nishinippon.co.jp/nnp/syasetu/article/34998
>       ■【社説】「はだしのゲン」 公による閲覧制限許されない(愛
媛新聞 2013年08月24日)
>       http://www.ehime-np.co.jp/rensai/shasetsu/ren017201308241363.html

>       ■【社説】はだしのゲン  閲覧制限すべきでない(京都新聞 
2013年08月24日)
>       http://www.kyoto-np.co.jp/info/syasetsu/20130824_2.html
>       ■【社説】はだしのゲン 拝啓 下村文科相様(信濃毎日新聞 
2013年08月24日)
>       http://www.shinmai.co.jp/news/20130824/KT130823ETI090017000.php

>       ■【社説】[はだしのゲン「閉架」]平和考える機会奪うな(沖
縄タイムス 2013年08月23日)
>       http://article.okinawatimes.co.jp/article/2013-08-23_53206
>       ■【記事】官に盲従 戦前と同じ はだしのゲン閲覧制限問題(中
日新聞 2013年08月24日)
>       http://www.chunichi.co.jp/article/ishikawa/20130824/CK2013082402000034.html

> 
> また、本日のブログ記事としては以下の記事が目にとまりました。
> 
>       ■「はだしのゲン」が叫んでいる−『ずるいぞ! 教育委員会』
『えらいぞ! 図書館協会』
>       (澤藤統一郎の憲法日記 2013年08月24日)
>       http://article9.jp/wordpress/?p=1038
> 
> なお、下記youtubeには4月20日の松江市教育委員会にねじこんできた右翼の様
子が音声記録としてアップされています。「は
> だしのゲンをおくのなら、小林よしのりの『戦争論』も一緒に置け」と言って
います。参考として付記しておきます。
> http://www.youtube.com/watch?v=y_heaEY0dRg
> 
> 
> 東本高志@大分
> higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> http://mizukith.blog91.fc2.com/
> 
> 




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