[CML 025870] 東急ハンズ過労死裁判で和解成立

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2013年 8月 11日 (日) 13:01:27 JST


東急ハンズ過労死裁判の和解が大阪高裁で成立した。東急ハンズ過労死裁判は東急ハンズ従業員男性の死亡は過労が原因として、神戸市東灘区に住む男性の妻らが計約9000万円の損害賠償を求めた訴訟である。1997年に入社した男性は、大阪市中央区の心斎橋店に勤務した。台所用品を担当していた2004年3月、自宅で就寝中に心臓に異常が生じ、病院に運ばれたが死亡した。 

一審神戸地裁は3月、「死亡直前の時間外労働は月80時間を超え、業務と死亡の間に因果関係がある」として過労死と認定した。「過重な業務を減らさなかった」として、東急ハンズに計約7800万円の支払いを命じた。この過労死事件を理由として東急ハンズはブラック企業大賞2013にノミネートされた。 

過労死遺族と東急ハンズの双方は2013年8月7日付で大阪高裁への控訴を取り下げた。和解内容は明らかにされていない。妻側の代理人は「従業員の気持ちを考え、このような事故を繰り返さないでほしい」と話す。東急ハンズは「会社として重く受け止め、今後も従業員の安全管理に配慮したい」とコメントした。 

「今後も」と従前から配慮していたように主張する点に東急ハンズの無反省ぶりがある。 

松元ちえ・ブラック企業大賞実行委員は東急ハンズがワタミと同じと指摘する。「97年に元従業員の過労死があったためにブラック企業候補にあがっていると説明すると担当者が出てきた。『あれ以来、社内でも労務管理の改善に努めている』と。しかし、何をどう改善しているのか、という説明はない。ワタミも同じ」 

しかも、東急ハンズは過去の話で済ませようとしたという。都合の悪い事実を水に流す日本の組織の悪癖そのものである。「『97年の過労死』という事実に対して『もう昔のことですが・・・』と返したところは気に入らない。職場で従業員が死ぬということ、しかも長時間労働が原因であってはならないことだと言いたい。」 
http://hayariki.net/futako/4.htm
実際、東急ハンズ過労死裁判に対して自分の職場でも状況は同じとの声が寄せられている。「忙しくて知人の結婚式にさえ出席できませんでした」という。また、ブラック企業大賞2013に東急ハンズを投票した元アルバイトは以下のように指摘する。 

「品出しとかは営業時間外しかやらせてもらえなかった。平日の客が少ないような時でも。繁忙期だと残業になるに決まってる。今も変わってないんだなと事例を見て納得。社員にならなくてよかった。」 

労働者を過労死に追いやるブラック企業やブラック士業は血が騒いでいる。人殺しの快感が忘れられないためである。ブラック士業では難詰と叱責と愚痴と小言の大洪水が法律事務所の隅々まであまねく浸していた。ブラック経営者の声はうわずり、金切り声とほぼ同程度の音域に達している。もっともっとブラック企業やブラック士業の問題を世間に知らせねばならない。そして日本社会を変えなければならない。

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林田力『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』
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