[CML 025749] Re: 追伸:Re: 転載:「風立ちぬ」は宮崎駿72歳、渾身の一作

maeda at zokei.ac.jp maeda at zokei.ac.jp
2013年 8月 4日 (日) 00:42:58 JST


前田 朗です。
8月3日

東本さん

ありがとうございます。

川西さんの「俗論だからこそ」、「我々はなぜ俗論に勝てないのか」としう指摘
には、半分はてさてと思いつつ、半分なるほどと思いました。

矛盾してますが。もう少し考えてみます。



----- Original Message -----
> 前田さん、川西さんから下記のような応答がありました。
> 
> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> 川西玲子です。
> 
> 東本さん、前田さんの貴重なご意見を伝えてくださって、ありがとうございま
した。
> 
> > 日本では、零戦の優秀性ばかりが強調されます。川西玲子さんの意見は戦後
日本で作られた零戦イメージであり、典型的な
> > 俗論です。
> 
> 私は技術のことはわかりませんが、俗論だからこそ、零戦が日本人の誇りだっ
たと思っています。
> 戦艦大和についても同じです。
> むしろ、俗論が大きな力を持ったことに注目しています。
> 
> > 紫電改のパイロットだった本田稔氏の「紫電改で出撃していればB29を落と
せたしなんとしても阻止した。」という述懐もあり、
> > 本田氏が実際に長崎への原爆投下の瞬間を目撃したのは登山訓練途中の山中
でのことであったようです。
> > http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E7%A8%94
> 
> この点については調べて、訂正しておきます。
> 
> 追伸:俗論について
> 
> 川西玲子です。
> 追伸ですが(汗)
> 
> 俗論と言えば、そもそも「技術では負けていなかった」ということ自体が俗論
だし。
> 戦後日本は俗論に満ちていましたね。
> 「天皇は悪くなかった。側近が悪かった」という俗論もあります。
> 
> 反戦派は戦後ずっと、俗論に勝てないでいます。
> 我々はなぜ俗論に勝てないのか。
> それは、俗論が多数派の願望だからです。
> 護憲勢力を結集するには、この問題に取り組む必要があるでしょう。
> ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
> 
> なお、私はそれぞれのご意見の橋渡し役をしているだけのつもりですから、こ
の件について自身の見解を述べるつもりは
> ほとんどないことをお断りしておきたいと思います(この件について私見を述
べることは一筋縄ではいかないことは重々承
> 知していますからいまの時期は遠慮しておきたいという気持ちです。しかし、
「護憲結集」の問題は私の問題意識のライフ
> ワークのようなものでもありますから、時期に応じてその都度私見を述べるつ
もりではあります)。
> 
> 
> 東本高志@大分
> higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> http://mizukith.blog91.fc2.com/
> 
> 
> From: maeda at zokei.ac.jp
> Sent: Saturday, August 03, 2013 4:53 PM
> To: 市民のML
> Subject: [CML 025743] Re: 転載:「風立ちぬ」は宮崎駿72歳、渾身の一作
> 
> 前田 朗です。
> 8月3日
> 
> 東本さん
> 
> ご苦労様です。
> 
> いろんな見方・観方があるものですね。私は映画を見ていないので、映画につ
い
> てはコメントしません。
> 
> 零戦について一言。
> 
> 日本では、零戦の優秀性ばかりが強調されます。川西玲子さんの意見は戦後日
本
> で作られた零戦イメージであり、典型的な俗論です。
> 
> 私も少年時代、それこそゼロ戦隼人や紫電改のタカの愛読者でしたから、「ゼ
ロ
> 戦神話」の世界にいたと言えます。
> 
> しかし、後に軍事史の初歩的知識を得た途端に、「ゼロ戦神話」を脱却するこ
と
> ができました。
> 
> 小型戦闘機で旋回能力がすぐれていたのはたしかですが、防御の観点をネグレ
ク
> トし、つまり操縦士の生命を守ることを度外視した戦闘機です。もともと戦闘
機
> なので、生命の尊重を求めることが無理な話ですが、少なくとも欧米諸国では
自
> 国軍人の生命を守ることを忘れていません。
> 
> そして、大型機が登場するや、ポンコツになりました。さらに、レーダーを装
備
> していなかったため、片っ端から撃墜されました。
> 
> 「ゼロ戦神話」の世界には「撃墜王」などの英雄物語が随伴し、奇妙でアンバ
ラ
> ンスな物語がいまだに作られます。しかし、零戦が「撃墜王」を生んだのはご
く
> 短期間で、実態は「撃墜されまくりのポンコツ機」となりました。
> 
> その秘密は、前田哲男『重慶爆撃』に見事に描かれています。
> 
> 以上、余計なコメントでした。
> 
> ではまた。
> 
> 
> ----- Original Message -----
> > 映画評論家の川西玲子さん*が東アジア倶楽部という Facebookの頁にアニメ
> 「風立ちぬ」の映画評を書いておられます。
> > *https://jinjibu.jp/article/detl/keyperson/263/
> >
> > また、豊島耕一さん(前佐賀大学理工学部教授)も技術者の観点を含めて同
映
> 画評を書いておられます。
> > http://pegasus1.blog.so-net.ne.jp/2013-07-30#more
> >
> > それぞれ見るべき論(映画評)だと思います。ご参照ください(ここでは川
西
> 玲子さんの映画評のみ掲げておきます)。
> >
> > なお、宮崎駿監督自らが同作品の意図を語っている文章もあります。こちら
も
> ご参照ください。
> >
> > ■飛行機は美しい夢(企画書 2011.1.10)
> > http://kazetachinu.jp/message.html
> > ■宮崎駿「時代が僕に追いついた」 「風立ちぬ」公開(日経新聞 2013/7/27
> >  3:30)
> > http://www.nikkei.com/article/DGXNZO57782960W3A720C1000000/?df=3
> >
> >
> > 東本高志@大分
> > higashimoto.takashi at khaki.plala.or.jp
> > http://mizukith.blog91.fc2.com/
> > 
> 
> 




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