[CML 023867] えひめ教科書裁判の判決の報告

Okumura Etuo gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net
2013年 4月 24日 (水) 15:52:33 JST


愛媛の奥村です。
えひめ教科書裁判の報告をお送りします。
BCCでお送りしますが、重複される方、すみません。

転送歓迎
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*今治市教委の2009年度の中学校教科書採択の住民訴訟

4月23日、松山地裁は、
損害賠償請求以外は、理由がないと却下、損害賠償は、棄却。

提訴理由
今治市教委は、2009年度の中学校教科書採択において、
今治地区採択協議会の答申とは異なる扶桑社教科書(歴史・公民)を採択しました。

同教科書は、同協議会の調査報告書及び全教員らの報告書においても極めて評価の低
いものでした。
また、この採択の中心人物の小田委員長は、
全ての教科書を読むことができないと委員会で発言し、
委員らの独自の評価にもとづく採択は、事実上不可能なことを示していました。

この採択は、
‥正手続に反し違法である。
教育委員は、独自の評価で採択するための必要条件を満たしていない。
 つまり、独自の判断による採択を行ってはならず、
 答申にもとづく採択を行う必要があり、
 独自採択は、委員に認められる裁量権の逸脱・濫用がる。
F蔚飢塀颪蓮∋劼匹發粒惱権を保障する教科書した適切な教科書とはいえず、
 同採択は、憲法違反である。

以上理由から、先行する違法な採択にもとづき、
後行行為である今治市が、教員用教科書及び教師用指導書を公費で購入することは、
違法な公金支出であると、その費用の返還・損害賠償などを求める住民訴訟を起しま
した。

裁判の経過
 被告らは、私たちの主張・追及に窮し、主張を二転三転。
被告寄りの訴訟指揮を行う裁判長も、結審できす、口頭弁論は、5回開かれました。

しかし、ますます私たちの追及に迷走する被告らに、
これ以上弁論を継続すると「マズイ」と判断した加島裁判長は、
第5回口頭弁論(昨年3月27日)で、
私たちの準備書面の12通の口頭弁論主義にもとづく陳述を拒み、
形式的陳述手続を強行し、わずか2分程度で結審を宣言し、法廷から逃げ去りまし
た。
余りにも逃げることに気を取られて、判決日を述べ忘れ、
当口頭弁論調書に、追って判決日を指定と記載する有様でした。

私たちは、結審・訴訟指揮に異議を述べ、弁論再開を求める書面を6通、
違法な訴訟指揮の釈明を求める書面を2通、提出しました。

しかし、裁判所は、再三の弁論再開要求を無視し、この状態を1年も放置し、
突如、判決期日通知がFAX送り付け(今年3月29日)、
判決日を4月23日とし、下記の新聞記事の判決。

この空白の1年間の間に、民主党政権が倒れ、安部自民党政権が誕生し、
沖縄の八重山教科書採択事件に対する自民党政権及び文科省の対応をなどを確認し、
この判決を書くことを決断したのだろうと思います。

まったく酷い判決です。高裁に控訴します。


*2011年度今治市教委の育鵬社版の違法の住民訴訟

2011年度の今治市教委の育鵬社版の違法な採択に対しても、
住民訴訟を起しています。
これは、第1回口頭弁論の冒頭で、訴状も口頭で陳述させず、
濱口裁判長の超法規的な職権の濫用で、陳述したとみなすと宣言し、
3分程度で、結審しました。判決は、全て却下。
高裁に控訴。その口頭弁論が、この4月26日14:30から開かれます。


なお、濱口裁判長の別件松山市住民訴訟は、高裁で地裁に差戻し、

NHKドラマ「坂の上の雲」を視聴する案内チラシを松山市・市教委が配布したチラ
シは、
違法な公金支出だと、その返還などを求めた住民訴訟を濱口裁判長が担当。
やはり、1回で結審。判決は、却下。高裁に控訴。

高裁では、さすがに、訴訟手続に違法があると地裁に差戻し。
この今治市住民訴訟判決でも、
訴訟手続に重大な瑕疵があると地裁に差戻しの可能性があります。


このように、一連に私たちの裁判に対して、
松山地裁は、形振り構わず強引な訴訟指揮・判決を連発しています。
しかし、私たちは、諦めてはいません。

このように裁判結果は、酷いのですが、
私たちの訴えを被告教育委員会は、無視できず、
採択手続きなどは、かなり、改善させてきました。

その理由は、違法な権力行使の濫用を縛る立憲主義憲法原理、
法令主義の縛りで、明らかな違法行為を続けることが困難となり、
手続き的には、適正手続を促進させてきました。

しかし、その一方で、採択手続きは巧妙化し、
形式的辻褄合わせの採択を行おうとしています。

また、判決に見られるように、採択権は、教育委員会にあるとし、
協議会の答申に拘束されないと、この一点で採択を合法化しようとしています。

いま進む、
安倍自民党政権による教育委員会制度の改悪、
首長の教育長の任免権という教育行政への首長の権限強化は、
これまでの採択手続きを一変させる可能性があり、
採択問題の観点からでも、これに対する取り組みが不可欠であると思います。

以上、私的経過報告です。

---------------------- 下記は、転送です。

弓山正路です。今治・教科書訴訟の判決記事です。

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2013年4月24日 愛媛新聞 4面

今治・教科書訴訟
扶桑社版採択の無効請求退ける
松山地裁判決

 今治市教育委員会が2009年8月に採択した扶桑社版などの10
年度中学教科書について、手続きが違法だったとして、市民団体「え
ひめ教科書裁判を支える会」メンバーの男性ら7人が同市や菅良二市
長、市教委、当時の市教委・市幹部らに採択の無効確認や採択に要し
た公金約175万円の賠償などを求めた訴訟の判決が23日、松山地
裁であり、加島滋人裁判長は菅市長に対する賠償請求を棄却、ほかの
請求を却下した。

 加島裁判長は「市教委の教科書採択が、採択協議会の答申に拘束さ
れる根拠はなく、むしろ市教委の自律性が尊重されるべきだ」と手続
きに違法性はなかったと指摘。採択や公金支出の無効確認などについ
ては「住民訴訟の対象となる財務会計行為に当たらない」と却下した。

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弓山正路
myumi at icknet.ne.jp

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Okumura Etuo
gf742bpjye82j6v7vzw2 at mopera.net
えひめ教科書裁判 資料
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub2.htm

2011年度の採択問題への取り組み一覧
http://kyoukasyosaiban.web.fc2.com/sub6/2011/2011.htm
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