[CML 023770] 「立憲フォーラム」設立総会のご案内
平和フォーラム・五十川
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2013年 4月 17日 (水) 19:02:41 JST
憲法「改正」の動きが強まっている中、別掲「趣旨書」の通り、国会議員有
志が「人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統治機構を定めた憲法を基
礎にすえた立憲主義の立場をいま一度確認すべき」とし、平和・人権・環境を
重視する立場から国会や言論の場で検証と同時に提言を行う「立憲フォーラム」
を立ち上げることになりました。私ども平和フォーラムは、民主リベラル勢力
の拡大の方針からも「立憲フォーラム」のとりくみに協力していきます。
国会議員有志は、以下の通り、4月25日に設立総会を開催することとし、広
く市民の参加を呼びかけています。主旨をご理解いただくみなさんの一人でも
多くのご参加をお願いします。
■「立憲フォーラム」設立総会
日時: 2013年4月25日(木)17:00〜 (約1時間半)
場所: 衆議院第二議員会館1F 多目的会議室
地下鉄永田町駅・国会議事堂前駅下車
主旨: 私たちは憲法をめぐるこの間の動きに大いなる危惧を抱きます。憲法
「改正」発議を3分の2から過半数へ引き下げるとする憲法96条を改め
ようとする動き、現憲法を「絶対平和という非現実的な共同幻想を押
し付けた元凶である占領憲法」と位置づけ、大幅に改正するとする政
治勢力の登場など。そこで、別紙のような趣旨で「立憲フォーラム」
を発足させることとし、4月25日に設立総会を以下のように開催しま
す。 一人でも多くの皆さんの「立憲フォーラム」へのご参加をお願
いいたします。(「『立憲フォーラム』設立総会の呼びかけ」より)
記念講演: 武村正義元官房長官(元さきがけ代表)
藤井裕久元財務大臣(民主党顧問)
立憲フォーラム設立趣旨書 (2013年4月16日決定)
いま、時代は大きな転換期に入っており、新しい世界の協調・共生関係の構
築が求められています。そうしたなかで、日本はどういう立ち位置をとるのか
が問われています。
私たちは「人権の保障を宣言し、権力分立を原理とする統治機構を定めた憲
法」を基礎にすえた立憲主義の立場をいま一度確認すべきだと考えます。
憲法とはそもそもどのようなものであるのか、戦後、現憲法がどのような役
割を果たしてきたのか、はたして現憲法に追加されるべきことはあるのか、現
在語られている96条を抜き出して憲法を「改正」するということの意味するも
のは何か、といったことを闊達に論議し、立法府の構成員たる議員としての責
任を果たしたいと、ここに立憲フォーラムを立ち上げるものです。
既に明らかにされた自民党の憲法改正案は天皇を元首とし、自衛隊を国防軍
にするなど、戦後日本社会の規範・枠組みを根本から変える内容となっていま
す。憲法は政府を縛るのではなく、国民を拘束するものだという考え方は根本
的に主権在民という立憲主義の原則を否定するものです。
日本維新の会は綱領で「日本を孤立と軽蔑の対象に貶め、絶対平和という非
現実的な共同幻想を押し付けた元凶である占領憲法を大幅に改定」との立場を
明らかにしています。
これらの動きは、憲法改正の是非の立場をこえて、立憲主義そのものの危機
であると考えます。
また、安倍政権では、沖縄県民の意向を無視した普天間基地移設問題のさら
なる強行姿勢、脱原発方針のなし崩し的な変更、中国や韓国などアジア近隣諸
国の反発に加えてアメリカやオーストラリアなども危惧する河野談話否定の動
きなどなど、民主主義の根幹をくつがえしかねない情勢です。
私たちはこうしたさまざまな動向に平和・人権・環境を重視する立場から国
会や言論の場で検証と同時に提言を行うために、立憲フォーラムに、是非多く
の議員の皆さんの参加をお願いいたします。
2013年4月 日
立憲フォーラム呼びかけ人
阿部知子、江崎孝、大河原雅子、近藤昭一、篠原孝、武内則男、辻元清美、
那谷屋正義、松野信夫、水岡俊一、吉川元、吉田忠智
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