[CML 023690] 本日4/14(日)「〈友愛〉の重要性――なぜ軽視されてきたのか」(NPO日本針路研究所研究会)

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2013年 4月 14日 (日) 03:01:23 JST


紅林進です。

 私も会員になっています「NPO日本針路研究所」の下記研究会が
本日4月14日(日)午後2時から東京・文京区の文京区民センター
で開催されますので、開催日当日になってからご案内で恐縮ですが
転載させていただきます。

(以下転載)

NPO日本針路研究所研究会のご案内

テーマ:〈友愛〉の重要性――なぜ軽視されてきたのか
報告:村岡 到 『プランB』編集長
日時:4月14日(日)午後2時
会場:文京区民センター3C
    (地下鉄春日駅、後楽園駅下車)
    地図http://www.cadu-jp.org/notice/bunkyo_city-hall.htm
参加費:700円
主催:NPO日本針路研究所
    http://www3.ocn.ne.jp/~shinroin/

 18世紀のフランス革命の標語とされた「自由・平等・友愛」は誰もが
知っていますが、日本国憲法では「自由」は数回、「平等」は2回書いて
ありますが、「友愛」はゼロです。また、日本共産党の綱領では「自由」
も「平等」も頻回に出てきますが、「友愛」はゼロです。この事実には何
か大きな意味があるのではないかと思います。
 マルクスは『資本論』で「自由・平等・友愛」と書いてもよいところで、
「自由・平等・所有・ベンサム」と書き換えました。
 「友愛」はキリスト教が主唱した徳目です。戦前の日本では、労働運動
や社会主義運動が始まったばかりのころ、キリスト者の鈴木文治などが
「友愛会」という労働組合を組織して闘いました。近年では、民主党が
鳩山由紀夫氏が党首のころは綱領に近い文書で「友愛精神」と書いて
いましたが、つい先日の「綱領のたたき台(案)」では「友愛」は消えました。
 私は、「友愛」に、「敵」も含む他人を〈友として愛す〉という意味も込めて、
〈友愛〉と表現して、高く掲げることが大切だと気づきました。それは、
「敵・味方」という関係を突破するために必要なことです。〈平等〉の根底に
〈友愛〉を据えることこそが、近代を突破する道なのだと思います。憲法も
共産党の綱領も「友愛」に触れることができなかったのは、決定的な限界
だったのです。〈友愛〉を据えることによって、歴史を見直し、活動の質を
高めることができると考えます。他人、他潮流と反発・対立することが余り
に多い左翼の宿弊を超えることができるのではないか。厳しい批判と
〈友愛〉とを両立させることは可能でもあり、必要でもある。
 ぜひ、討論しようではありませんか!
                                    村岡到


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