[CML 023665] Re: 「第22回水戸喜世子氏(元救援連絡センター事務局長)に聞く」
くすのき
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2013年 4月 13日 (土) 03:04:14 JST
くすのきです。
私的な話になります。お許しを。
>1970年代初めから反原発運動の草分けを担った原子核物理学者の故水戸巖さん
西武新宿線の田無駅と西武池袋線のひばりが丘を結ぶバス通りに、その昔、明治薬大
がありました。近所には東大核研があり、水戸さんの話をよく聞きに行ったことが
あります。明治薬大での放射線化学の講義は、東海村の研究者で原発の有用性を得意
に語ります。
たぶん文殊型の説明で、1次冷却にナトリウム、2次冷却に水を、という説明に、私
は、それは余りに危険すぎないか、と手をあげて聞きました。パイプの厚みは十分だ
から、水とナトリウムが反応することはなく大丈夫、余計な心配をすることよりも、
障壁を乗り越える技術を作るのが科学者の役目云々とごまかされた記憶があります。
明治薬大生の、押しかけ水戸ゼミの話では、原発そのものが無謀な論理、先端技術は
お粗末そのもので、東海村なんぞ、つぶすべきだと語っておられたことを思い出します
。
核研に並ぶ「中核」の立て看が、実は政治集団と知るのは、ずっと後のことでしたっけ
。
<ps>
私がいた明治薬大は戦後20年ころで、今思えば戦争犯罪人とも言うべき教授が少なか
ず居ました。有機の佐伯は「俺は毒ガスを作っていたんだ」とか、微生物の茅野も73
1
の話を講義の合間にしています。奥さんは石井の娘らしい、という噂もありました。
登戸研究所にいたという分析の中野(そのご学長になったらしい)は、真っ暗な闇の中
での斥候に、瞳孔を大きくさせれば敵よりも先に敵を発見できないか、という研究をし
ていた、なんて話がありました。
資料センターに関わり、恵比寿の防衛研究所・図書館で、彼の論文に出会い驚きました
。
硫酸アトロピンという薬剤なのですが、この希釈何%が一番有用なのか、斥候に出る
何時間前に点眼すべきか、などなど。
医学同様薬学も戦争責任に無縁ではありません。
硫酸アトロピンとは瞳孔を開かせるので、サリン事件の際に拮抗薬剤tして東京中の
病院から集められたものといえばわかりやすいでしょうか。
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